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巨人・原監督に「どうせならもっと負けろ」アンチ化するファンも? 上がり目ない歴史的低迷、退任待望論も高まる

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原辰徳監督

 3月末に開幕した今季のプロ野球。まだレギュラーシーズンの約10分の1が終わったばかりだが、早くもセ・リーグ優勝争いから脱落しつつあるのが巨人だ。

 今季は3年ぶりのリーグ優勝、11年ぶりの日本一をめざす巨人は開幕カード・中日戦こそ2勝1敗で勝ち越したものの、そこからは4カード連続で負け越し。16日・中日戦で両リーグ最速で10敗目を喫したが、これは球団史上唯一の最下位に沈んだ1975年以来48年ぶりのことだったという。

 19日試合前時点では「5勝11敗」の借金6でリーグ最下位に沈み、首位のDeNA、阪神とは早くも4.5ゲーム差がついている。巨人ファンの落胆や失望も日々大きくなっているが、その理由は勝敗以上だけではないようだ。

 「序盤から低迷中の巨人ですが、19日試合前時点で5位中日(5勝9敗)と1ゲーム差な上、パ・リーグでは日本ハム(4勝11敗/最下位)が巨人以上に苦戦中。ただ、巨人ファンの間では『今1番弱い球団は間違いなく巨人』、『他球団に比べて未来が見えなさすぎる』と自球団の状況が一番よくないという主張も多数見られます。勝敗はもちろんですが、それ以上に原監督の選手起用、特にベテラン打者の重用に憤っているファンが多いようですね」(野球ライター)

 巨人と同程度に低迷している中日、日本ハムだが、中日はプロ7年目・24歳の細川成也や4年目・21歳の石川昂弥、日本ハムは6年目・23歳の清宮幸太郎、5年目・22歳の野村佑希、5年目・23歳の万波中正など若手有望株が複数出てきている。日本ハム・新庄剛志監督は12日・ソフトバンク戦に敗れた試合後、「負けはしたけど、この若いメンバーの姿を見たら希望しかない」と前向きに語ったというが、両チームファンも同様の思いを持ち長い目でチームを見守っているようだ。

 一方、巨人も8年目・25歳のオコエ瑠偉、3年目・21歳の中山礼都など活きのいい若手はいるが、坂本勇人、長野久義、松田宣浩らベテランの起用も目立つ。18日・DeNA戦では打率3割前半のオコエ、2割後半の中山が下げられ、代わりに1割前半の坂本、2割前半の長野を出す代打策も物議を醸したが、こうした采配が閉塞感につながっているようだ。

 また、現状を嘆くファンの間では「どうせならもっと負けろ、それで原は解任されろ」、「途中休養に追い込まれるまで借金増えてほしい」と、解任・休養を願いさらなる低迷を望む意見も出始めている。原監督は今季が3年契約の2年目で、順当なら来オフまで体制変更が行われない見通しだが、我慢の限界から“アンチ化”しているファンも少なくない。

 巨人は2019年から第3次原政権がスタートしているが、2019〜20年はリーグ優勝、21年は3位、22年は4位と徐々に順位が下落。今季もその流れは止まっていない状況だが、原政権がこのまま沈んでいくのか、それとも盛り返していけるのか要注目だ。

文 / 柴田雅人

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