問題となっているのは、17日に週刊誌「女性自身」(光文社)が報じた初鹿野議員の歳費自主返納撤回宣言。
報道によると、初鹿野議員は選挙前、Xに「私は普段から政治と金の問題を非難しているので、当選の暁には議員歳費は返納予定です」などと投稿していたものの、取材に対して「歳費返納の意向は一度取り下げたいと思います」とコメントしたとのこと。
この報道が物議を醸す中、神谷代表は18日にXで「こちらのニュースに関しては、当時私がこの投稿を見つけて、誤りを指摘し注意しました」と選挙前に初鹿野議員に注意を行っていたことを明かした。
また、「歳費の返納などは党全体で議論するものであり、一候補者に過ぎない初鹿野氏が勝手に宣言できるものではないからです」と説明。さらに「初鹿野氏は党の見解を超えた発信を繰り返すので、県連や党本部から複数回注意をしています」と明かした。
一方、「当然、投稿は削除したものと考えていたら、削除されていなくて、今回の指摘です」と選挙前に撤回していなかったことを把握していなかったことを示唆し、「今後、こうしたことが起こらないように、さらに新人議員や候補者の教育と指導に力を入れていきます。申し訳ありませんでした」と謝罪していた。
しかし、この投稿に神谷代表の元には、「当選後の7月23日にも歳費返納について『是非、実現したい』とポストされています。本当に注意したんですか?」「『誤りを指摘し注意した』のに、削除したかどうか確認していなかったのですね」「炎上したから注意したことにして、火消しですか?」といった不信の声が集まっている。
なお、当の初鹿野議員は報道後、歳費返納に関しては沈黙を貫いている。