国分は、コンプライアンス上の問題行為が複数あったことを日本テレビが発表し、6月20日付で無期限の活動休止を所属事務所が発表。その後、謝罪会見や問題行為の発表もなく、次々とレギュラー番組が打ち切りになった。
そんな国分に対して、日本テレビは9月29日に、事案覚知後の対応を検証する外部弁護士らで設置した「ガバナンス評価委員会」の最終意見書を公表している。この意見書では、国分の問題における同局の対応は適切だったと一定の評価がされながら、事案の詳細は明かされることがなかった。日本テレビも関係者のプライバシーなどを理由に詳細を明らかにせず、何が起きたのかわからない状況が続いている。
朝日新聞によれば、テレビ東京の吉次弘志社長が定例会見で、「国分さんに何があったのか我々はわからないが、国分さんが無期限の活動休止に入ってしまい、番組に出ていただくことができなくなった」と説明したと報じられた。視聴者だけでなく、テレビ局の幹部ですら状況がわからないままで、国分の問題は宙に浮いた状態になっている。
また、国分に関しては、所属事務所も本人も記者会見を開いていなく、謝罪どころか事情説明すらされていない。このままいけば、国分の芸能界復帰はかなり厳しくなったと、民放キー局の編成担当者が明かしてくれた。
「まず、どんな事案で問題があったのかわからないので、当然ながら番組でオファーを出すことは不可能です。また、日テレの意見書で事案が取り上げられなかったことで、国分さんが自分から、どんなトラブルがあったのか説明するのが難しくなりました。日テレが公表してくれれば謝罪することもできたのに、このままでは国分さんは動けない状態が続きます。謝罪できなければ、テレビへの復帰は絶対に不可能なので、下手すれば永久に復帰できないこともありえます」
騒動がなかなか決着しない国分だが、芸能界を去ることになってしまうのだろうか。