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ヒット作の続編が首位を獲得した今週の映画ランキング

 7月2日と3日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、ディズニーのファンタジー作品の続編「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」が初登場首位を獲得した。

 同作は1日から全国979スクリーンで公開され、週末2日間で27万3209人を動員、興収4億2545万7700円をあげた。しかし、この数字は最終興収118億円を記録した前作「アリス・イン・ワンダーランド」(10年公開)の興収比約3割のオープニング。最終的に30億円に届くかどうかという見込みだ。

 「メインキャストのジョニー・デップが妻の女優アンバー・ハードから家庭内暴力(DV)を主張されて離婚騒動の渦中にあるため、まったく日本でのプロモーション活動ができなかった。そのため、超大作にもかかわらず、数字がまったく伸びなかったのでは」(映画ライター)

 前週首位スタートを切った宮藤官九郎監督のコメディ「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は2位に後退したが、累計動員は50万人、興収は6.7億円を突破。 3位の「ズートピア」は、公開11週目も依然として好調で累計興収は74億円を突破した。

 5位に初登場したのは、人気アニメシリーズの劇場版28作目「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」。全国184スクリーンで公開され、オープニング2日間で6万6555人を動員、興収7893万5000円を記録した。女優の波瑠やお笑いコンビ・中川家のゲスト声優出演で話題を提供したが、まずは興収5億円が当面の目標となりそうだ。

 池松壮亮と菅田将暉W主演で人気漫画を実写化した「セトウツミ」は13位だった。

 9日にはSF超大作の20年ぶりの続編「インデペンデンス・デイ リサージェンス」、野村周平と賀来賢人W主演の「森山中教習所」などが公開される。

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