青柳晃洋
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スポーツ 2022年08月16日 11時35分
阪神、矢野監督の後任が水面下で決定? Aクラス入りへ試練続く中飛び出した注目発言
矢野阪神が8月16日からの東京ヤクルト3連戦に備え、甲子園球場に隣接する室内練習場で軽めの練習を行った。目下、6連敗中。新型コロナウイルスの陽性判定者を出し、ベストメンバーが揃えられないせいもあるが、気掛かりなのはクローザー・岩崎優の“ハート”だ。 「2試合連続での救援失敗ですからね。特に、2試合目は精神的にこたえたようです」 「2試合目」とは、同14日の中日戦のこと。同点で迎えた9回、中日ベンチにスクイズを仕掛けられ、慌ててしまった。 「相手打者のバットが届かないところへ」「外さなければ」の思いが強すぎたのか、“超・暴投”に――。 一球のミスで敗戦投手になるのは、クローザーの宿命みたいなもの。しかし、凡ミスとなれば、話は違う。試合終了後、岩崎はタオルに顔をうずめ、しばらくの間、フリーズしてしまった。 >>阪神・岩崎、ベンチでの様子に「メンタル弱ってる」心配の声 背信投球後の映像が物議、配置転換すべきと指摘も<< 関係者の一人がこう言う。 「金村暁投手コーチが場所を変えて、岩崎と話をしています。金村コーチの問い掛けにも、何を言っているのか分からないところもあったそうです」 その金村コーチが練習終了後、記者団に囲まれた。「どっちかと言えば、精神的なケアも必要かなと感じましたね」「敗戦の責任」を背負い込んでいるようだ。 金村コーチは「ブルペンをずっと支えてきた」「精神的支柱」とフォローし、ファームでのリフレッシュ休養説を否定したが、「阪神のストロングポイントは、救援陣です。岩崎の精神的スランプはブルペン全体に広まる危険性もあります」(前出・プロ野球解説者) と、ヤクルト3連戦を不安視する声も聞かれた。 また、ヤクルト3連戦の初戦マウンドを任された青柳晃洋も一抹の不安を抱えている。 「青柳は最近4試合、6回で降板しています。負けは付いていないけど、調子を落としています」(在阪メディア) 12日に遡るが、青柳は試合前の練習中、自ら矢野燿大監督に歩み寄っている。「6回交代=不振」と捉えており、助言を求めたそうだ。指揮官がどんなアドバイスを送ったのかはナゾだが、「20分くらい話し込んでいた」(関係者)という。 青柳がまた6回で降板することになれば、岩崎が投げられないリリーフ陣にも影響が出る。16日からの3連戦は、矢野阪神がAクラス争いに生き残れるかどうかの最終ステージともなりそうだ。 「阪神スカウトが即戦力のピッチャーを1位指名する方向で、その絞り込みに入りました。即戦力ということは大学生か、社会人のピッチャーとなりますが、それは『新監督の意向』だと…」(球界関係者) その通りだとすれば、次の監督はもう決定したことになるが? 監督人事に関する情報は選手に与える影響も大きい。虎ナインはゲームに集中できないかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年08月02日 11時00分
阪神、コロナ禍続く巨人に負け越しの危機? 矢野監督が前カードで露呈した不安要素とは
8月1日、巨人が2日の阪神戦(東京ドーム)を予定通り開催すると発表した。球団公式HPによれば、<現時点でそろえられる限りのベストメンバーで…> とあったが、同日、リリーバー・鍬原拓也など3投手の陽性判定者が出たことを伝えている。 「鍬原は7月31日から発熱の症状を訴えていました。28日まで横須賀での二軍戦に帯同していたので、彼とロッカーの近かった太田龍、与那原大剛(育成)の健康状態も確認したら、やはり…」(球界関係者) 「試合をやる」と決まったが、これで、計84人の陽性反応者を出してしまったわけだ。 >>巨人、元木ヘッドが監督代行? 首脳陣も激震のコロナ大量感染、終盤戦のダブルヘッダーも浮上か<< 出場可能な内野手が3人しかいない状況は既報通りだが、こんな意見もあるそうだ。 「失礼ながら、巨人サンは負けても責められません。でも、阪神サンは勝って当然、一軍選手がほとんど残っていない今の巨人サンに敗れるようなことになれば、ファンも納得しないでしょう」(某球団スタッフ) 阪神の予告先発は、青柳晃洋と発表されている。 今季の青柳は巨人戦3試合に登板し、2勝0敗。防御率1・57と安定しているが、巨人メンバーがガラリと入れ替わることで“違う印象”を抱くかもしれない。 その青柳は“試合強行”が伝えられた頃、甲子園球場で最終調整を行っていた。 「阪神が次に甲子園球場で試合をするのは、8月30日。高校球児に甲子園を明け渡すためです。約1か月の長期遠征の始まりがこの巨人戦であり、白星スタートを切りたいところです」(在阪記者) 阪神は首位・ヤクルト追撃の一番手である。現在、ゲーム差は「10.0」だが、球宴明けの最初のカードでヤクルトと対戦し、2勝1敗と勝ち越しに成功した。 しかし、そのヤクルト3連戦についてこんな指摘もある。 「敗れた第3戦、村上(宗隆)1人にやられましたよね。7回にソロ、9回に同点弾、延長で勝ち越し2ラン。延長11回、バッテリーは村上を歩かせるのかどうか、ベンチに判断を仰いでいたのに明確な指示を出しませんでした。村上を迎えたところで、バッテリーは危機感を感じていたのに、ベンチは楽観視していました」(プロ野球解説者) 主力選手のいない巨人に、投打ともに好調の阪神が負けるとは思えない。とは言え、阪神には「勝って当然」のプレッシャーがある。試合展開を読むのがお世辞にも巧いとは言えないベンチの判断ミスで、青柳を窮地に立たせることにならなければいいのだが…。 前出のプロ野球解説者がこう続ける。 「青柳は低めにボールを集め、ゴロ・アウトを積み重ねていくタイプです。でも、巨人戦だけはウラをかいて高めに投げ込んできました。過去3戦はそれで成功しましたが」 東京ドームは本塁打の出やすい球場でもある。また、予想されるベンチ入りするリリーフ陣は一軍経験が少なく、阪神打線からすれば、「データがない」とも解釈できる。青柳とトラ打線にヘンなプレッシャーがのしかかっていることは間違いないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月21日 20時30分
中日・根尾、投手として足りないものは? 山本昌氏が指摘「逃げるボール練習しなきゃ」、直接指導に期待の声も
野球解説者・山本昌氏(元中日)が、20日放送の『山浦ひさしのドラゴンズステーション』(東海ラジオ)に生出演。中日のプロ4年目・22歳の根尾昂にまつわる発言がネット上で話題となっている。 番組で山本氏は現在一軍に同行している中日投手の中で気になっている複数名について話した。その中で、19日・巨人戦で投手起用された根尾の課題を指摘した。 >>中日・立浪監督、根尾の投手転向方針に球界OBが「甘くねえぞ!」と苦言 致命的な問題点も指摘<< 立浪和義監督が13日に投手本格転向の方針を表明し、根尾は巨人戦の9回表2死の場面で本格転向後初めてマウンドへ。ストレート、スライダーを織り交ぜた投球で巨人4番・岡本和真から空振り三振を奪った。 この日の投球について、山本氏は「本当に投手らしいフォームで(投げていた)」と投げ方はきれいだったと評価する一方、「ボールがまだ投手(の球質)じゃない」、「僕が二皮めくれないとっていうのは球質プラス、必殺の変化球(が無いこと)。スライダーは昨日、岡本選手から空振り取ってましたけど…」と、球質や球種についてはまだまだ課題が残ると指摘した。 山本氏は続けて、「現状はほぼ真っすぐにスライダー、たまにフォークなので、左打者に対して外に逃げるチェンジアップ系のボール、ツーシームでもいいんですけども、こういうのはちょっと練習していかなきゃいけないんじゃないか」とコメント。左打者の外角に変化する球種を習得すれば、投手として一皮むけるのではと主張した。 山本氏のコメントを受け、ネット上には「確かに1つ外に逃げる変化球があれば、内外の使い分けで左打者を惑わせることはできそうだ」、「対右はスライダー、対左はチェンジアップ系と空振りを取れる球は1つずつ持っておきたいところ」、「立浪監督は将来的に先発で使いたいらしいけど、3球種だけじゃ試合作るのは厳しいしな」といった納得の声が多数寄せられた。 また、中には「じゃあ青柳を覚醒させたシンカーを根尾にも直接教えてやってくれ」と、左打者の外側に落ちる変化球の一つであるシンカーの直接指導を期待するコメントも見られた。 「山本氏は2019年の阪神秋季キャンプで臨時コーチを務めた際、同年シーズンに初めて先発ローテ入りし『25登板・9勝9敗・防御率3.14』をマークした青柳晃洋にシンカーを伝授。新球種取得で投球の幅が広がった影響からか、青柳は翌2020年に『21登板・7勝9敗・防御率3.36』と黒星は先行したもののシーズン通してローテを守ると、2021年は『25登板・13勝6敗・防御率2.48』で最多勝、最高勝率(.684)の2冠を獲得。さらに、今季も19日終了時点で『10登板・8勝1敗・防御率1.17』と抜群の成績を残すなど投手として大きく飛躍しています。このことから、青柳と同じ右投手である根尾も、山本氏からシンカーを教えてもらえば投手として一皮むけるのではないかと期待しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 今季はここまで「3登板・2.1回無失点・被安打2」と失点は喫していないが、被安打2はどちらも左打者に打たれている根尾。対左用の新球習得は急務ともいえるが、もし山本氏が一肌脱ぐようなことがあれば大きな話題となることは間違いなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月12日 11時00分
阪神・矢野監督、貧打線へのテコ入れを放棄? 不可解なベンチワークに他首脳陣も不満か
昨季の最多勝&最優秀勝率投手・青柳晃洋が、一軍に合流した。その4月11日は首脳陣から指名のあった一部投手だけの練習日だったので、一軍メンバー全員との再会とはならなかったが、阪神ナインは“開幕投手”の一日も早い復帰を心待ちにしていたはずだ。 「4月15日、甲子園球場での巨人戦に先発する予定です。と言うか、青柳もこの巨人戦に標準を合わせてきました。8日の二軍戦に登板し、通常の先発ローテーション通り、中6日での調整を続けていました」(在阪記者) チームは1勝12敗1分。昨季の投手二冠・青柳に期待するのは当然だろう。 >>阪神・井上ヘッドに「矢野監督に言え」批判も 不振野手陣のメンタル面に注文も物議醸すワケ<< しかし、広島3連戦(4月8~10日)の敗因は投手力ではなく、打撃陣にある。大瀬良、森下といった好投手との対戦となったせいもあるが、この3連戦でクリーンアップが挙げた得点は「3」。3試合とも広島が先制点を挙げており、その時点で阪神ベンチが重苦しい雰囲気に包まれていた。 「すごい厳しいボールとか、全然、打てないというような感じには見えなかった。でも…」 これは、完封負けを喫した10日の試合後、矢野燿大監督から発せられた言葉。ならば、犠打やエンドランを絡めるなどの指示を出せばいいと思うのだが、矢野監督は「声を出すとか、応援するとか、アドバイスを送るとか、いろんなことがあると思うけど」と作戦を授ける以前の問題だと語っていた。 「矢野監督の表情に力がないと言うか、体調もちょっと気になります」(球界関係者) 同日、「試合後の会見に応じないかもしれない」との情報も駆け巡っていた。借金11ともなれば、厳しい質問が出るのは必至。それでも全ての質問に答えた矢野監督の態度は立派だが、打開策を見出せていないような印象も受けた。 「青柳で試合を落とすようなことになれば、大変ですよ。いや、その前の中日3連戦の方が気になります」(前出・同) 12日の初戦、中日の先発投手は左腕・大野雄大、第3戦は柳裕也が予想されている(11日時点)。矢野監督はチームに初白星をもたらせた西勇輝を送り込むが、ロースコアの投手戦となった場合、明暗を分けるのは、やはり、“ベンチワーク”だ。 「9日、2016年新人王の高山俊が久々に一軍に昇格してきました。代打で途中出場し、ヒットも出たんですが、翌日もベンチスタート。代打陣が手薄なのも分かります。でも、首脳陣の中には『スタメンで起用すべき』の意見も出たそうです」(前出・在阪記者) 高山は長く打撃不振に陥っていたが、復調しつつある。この中日3連戦から大幅に打線を改造してくるとの情報も交錯していた。「投」のキーマンが青柳なら、新打線のキーマンは高山かもしれない。 「西は完封でチーム初勝利をもたらしました。今の阪神が勝つには、青柳にも完封してもらうしかありません」(前出・球界関係者) 本来なら、青柳が今年の開幕投手を務めるはずだった。その初登板で仕切り直しとなれば良いのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年08月27日 20時30分
侍ジャパンコーチが東京五輪の舞台裏を明かす 韓国クレームのロジン問題、青柳の炎上は同じ原因だった?
野球解説者の片岡篤史氏(元阪神他)が26日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、侍ジャパン・建山義紀投手コーチ(元日本ハム他)がゲスト出演。東京五輪メンバーの1人である青柳晃洋(阪神)にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で建山コーチは、8月4日に行われ日本が「5-2」で勝利した五輪準決勝・韓国戦の舞台裏をテーマにトーク。5回表2死一塁の場面で突然マウンドに行き先発・山本由伸(オリックス)に声をかけた背景や、仮に敗戦していた場合、陥っていたという最悪の展開について語った。 >>広島・栗林、侍ジャパン辞退寸前だった?「四球出す投手は難しいって…」建山コーチが明かした招集の裏話に驚きの声<< その中で、建山氏は7回表に3番手・伊藤大海(日本ハム)に対し、韓国側がロジンをつけすぎではないかとクレームを入れたことに言及。クレーム内容の詳細やチーム内の反応については触れなかったが、「彼(伊藤は)本当に手汗がすごくて、しっかりつけないとボールが抜けちゃうので(多めにつけていた)」と、伊藤の体質的な問題がクレームの一因になったと語った。 すると、この話を受けた片岡氏は「ボール(の感触)っていうのは今回どうだったの?」と建山氏に質問。今大会はスポーツ用品卸売り大手『エスエスケイ』が公式試合球を提供しており、大会中にアメリカ代表・ライアンが「野球人生で最高のボール」と称賛するなど各国の投手に好評を博したことが伝えられているが、建山氏は「大会に入るまでに各投手アジャストしてくれました」と侍ジャパンの投手たちも特に問題なく使用していたと語った。 一方、建山氏は青柳については「スライダーが抜けたりとか(していた)」と、手になじまずに制球に苦しんでいたと告白。ただ、青柳は大会前までに何度もブルペン入りするなど何とか対応しようとしていたといい、「(できる範囲で)うまくアジャストはしてくれた(と思う)」と労ってもいた。 建山氏の発言を受け、ネット上には「話聞く感じではやっぱりクレームは韓国側の難癖でしかないように思えるな」、「伊藤が試合後に手汗が出るせいって言ってたのは本当だったんだな」、「青柳が五輪で散々だったのにはそういう事情があったのか」、「青柳が五輪後に調子戻ってる理由が分からなかったけどこの話を聞いて納得した」といった反応が寄せられている。 「伊藤は韓国戦後に自身のツイッターに投稿し、『僕は手汗が凄く出るのでロジンを沢山触ります』、『滑って抜けたボールが打者に当たってしまう方がよっぽど危険』と体質の問題からロジンを多くつける必要があったとコメント。今回の建山コーチの発言はこれを裏付ける形となっています。一方、青柳は今季前半戦でリーグ1位の防御率『1.79』を記録した活躍ぶりを買われ侍ジャパンに招集されましたが、迎えた五輪は『2登板・0勝0敗・防御率27.00』とほとんどいいところがないまま終了。ただ、シーズン再開後は26日終了時点で『2登板・2勝0敗・防御率2.77』と好調です。一部ファンからは『五輪の不調は何だったのか』と不思議がる声も挙がっていましたが、建山コーチの話を聞く限り五輪の不調は自身の調子ではなくボールの方に原因があったようですね」(野球ライター) 伊藤、青柳共にボールに苦しめられたという建山コーチの裏話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA伊藤大海の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/hiromi151
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スポーツ 2021年08月21日 17時30分
阪神・青柳、五輪の後遺症は心配無用? 稲葉監督絶賛のムードメーカー、修羅場を乗り越え更なる栄光へ
貴重な役割を果たしてきた男は、再びチームを勝利に導く。 8月17日、阪神タイガースの青柳晃洋はDeNaベイスターズ戦に先発登板、6回を投げ7つの三振を奪うなど好投し、今季9勝目を挙げた。五輪後の初登板を勝利で飾ったことでチームの連勝も3に伸び、首位を走るタイガースの勢いをさらに加速させている。 この白星でリーグトップ、さらに自身キャリアハイの成績に並んだ右腕は2021年の夏、もう一つの戦いに挑んでいる。 初めて日の丸を背負った東京オリンピック。金メダル獲得が至上命題とされた日本代表にその名を連ねた。国際大会では欠くことのできないアンダーハンド、そして今シーズンの成績を見ても青柳の選出は当然の結果だったと言える。稲葉監督は代表メンバー発表時より、「先発、中継ぎ、両面で」と大きな期待を寄せており、首脳陣はもちろん、ファンの目線でも青柳こそ投手陣の「切り札」となり得る存在だった。独特のタイミングで投げ込む青柳が各国代表選手を抑え込むシチュエーションを、誰もが描いていたことも間違いないだろう。 だが、五輪の舞台ではその予想が覆される。 初戦のドミニカ戦、ノックアウトステージのアメリカ戦、何れもリリーフで登板するも、相手打線に捕らえられ失点を喫している。2度とも相手にリードを許す結果となるなど、中継ぎという通常とは違う状況での難しさもあり、青柳の持つスキルを発揮するに至らなかった。 それでも、その存在がチームに及ぼした影響は、グラウンド上の結果だけでは無かったという。5戦全勝で目的を達成させた代表指揮官は、大会後、青柳に対し「ムードメーカー」としてチームを盛り上げてくれたと賛辞を贈っている。アメリカ戦翌日の8月3日、稲葉監督の誕生日だったこの日には、前日に打ち込まれたばかりの青柳がチームを代表する形でバースデーソングを歌い上げ、緊張が続くチームに笑顔が溢れた。その様子は動画でも紹介され、侍ジャパンが最後まで一枚岩であり続けた理由として、青柳の貢献があったことはファンにも広く伝わっている。 リーグ戦が再開し、巨人、ヤクルトと三つ巴の様相を呈してきた優勝争い。熾烈を極めるも16年ぶりのペナント制覇へ向け猛虎軍団は首位を守る。大舞台での修羅場も経験し、グラウンドの内外でもチームを支えるなど、背番号50が自身の役割を果たし続けている限り、タイガースは揺らぐことはない。青柳晃洋はもう一度、チームを栄光に導く存在になる。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年05月21日 18時30分
阪神・青柳「名実共に雨男No.1って事で…」嘆きのSNS投稿に反響 球団史上でも稀な事態に? 再調整後の投球にも苦労か
2016年のプロ入りから阪神(2016-)でプレーし、昨季まで「75登板・25勝28敗・防御率3.25」といった数字を残しているプロ6年目・27歳の青柳晃洋。20日に自身の公式インスタグラムに投稿した内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 青柳は同日17時半ごろ、自身のインスタストーリーに投稿。同日に登板予定だったヤクルト戦が雨天中止となったことを伝える記事のスクリーンショットを添え、「いつになったら投げれるのか…」、「これで名実共に雨男No.1って事で…嬉しくね~!笑」と嘆いた。 青柳は今季開幕から先発ローテの一角を担っているが、4月17日・ヤクルト戦、5月12日・中日戦、同月20日・ヤクルト戦と登板予定試合が3度雨で流れており、その影響でここまで本拠地・甲子園での登板はまだ1度もなし。また、報道によるとプロ通算では11度目の雨天中止となり、セ・リーグに予告先発制が導入された2012年以降ではメッセンジャー(2010-2019)と並ぶ球団最多タイ記録となった。 今回の投稿を受け、ネット上には「それまでの調整が白紙に戻るのはやっぱりキツいのか」、「中継ぎにとってはいい休みかもしれないけど、数日かけて準備してきた青柳としてはたまったもんじゃないよな」、「振替登板への再調整もなかなか大変なのかな、実際中止後の登板は成績落ちてるし」といった反応が多数寄せられている。 >>阪神・矢野監督に金村氏が苦言「2人とも潰してまいよるな」 糸井を差し置いてのロハス起用を問題視、本人も自身の非を認めた?<< 「今季の青柳はここまで『7登板・3勝2敗・防御率2.00』と、セ・リーグ防御率ランキング3位につける安定した投球を見せています。ところが、雨天中止を経て登板した2試合(4月21日・巨人戦、5月14日・巨人戦)では、防御率が『2.77』と悪化しています。一般的に先発投手は中5日、中6日といった登板間隔から割り出される次回登板日に向け日にちをかけて調整を行うものですが、雨天などで登板予定試合が中止になると調整をやり直さないといけなくなります。ですので、青柳も雨天中止、再調整が頻発している状況に苦労しているのではないかとみているファンは少なくないようです」(野球ライター) 20日の登板が流れた青柳の次回登板は、25日から甲子園で行われる対ロッテ3連戦のいずれかになるとみられている。雨天中止から気持ちを切り替え、しっかりとした調整を行うことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について青柳晃洋の公式インスグラムよりhttps://www.instagram.com/aoyagi.koyo/
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スポーツ 2021年05月13日 11時00分
阪神・矢野監督、“雨男”青柳を巨人戦に温存したワケ 藤浪を緊急昇格させる可能性もあった?
この雨は、次節の巨人3連戦に向け、プラスに転じるのではないだろうか。 去る5月12日、甲子園球場で予定されていた中日戦が中止となった。そして、同日の先発が予告されていたのが青柳晃洋投手。各メディアも伝えていたように、彼が先発する日が「雨天中止」となるのは、今季2度目。プロ6年目で通算10試合目という、“雨男ぶり”だ。 「球団が『雨柳さん』と記した青柳のタオルも公式グッズとして販売されています。本人は『またか?』と笑い飛ばしていました」(在阪記者) しかし、翌13日の先発投手は秋山拓巳と発表された。雨天中止となった場合、同日先発予定の投手をスライドさせるのが一般だ。 「14日金曜日からの巨人3連戦に備えるためです」 複数のメディア、関係者がそう予想していた。 この3連戦で巨人を叩けば、独走態勢も夢ではない。もっと言えば、この雨天中止に矢野燿大監督は救われた。“恵みの雨”でもあったのだ。 >>阪神・矢野監督のコメントに疑惑の声 糸井の初スタメン明言も、「本当は使いたくないのか」の声が挙がるワケ<< 「新加入のラウル・アルカンタラ投手が14日に先発する予定。一軍初登板が巨人戦です」(前出・同) そのアルカンタラだが、調整登板した二軍戦でかなり力強い直球を投げ込んでいるという。 だが、先発投手陣全体を見渡してみると、開幕投手を務めた藤浪晋太郎はノーコン病を再発させ、二軍調整中。好調だったガンケルは故障で離脱。チェン・ウェインも結果を残せなかった。大事な巨人戦を前に“コマ不足”に陥っていたのだ。 「第2戦の15日は、ルーキー・伊藤将司が先発するようです。プロ初勝利が巨人戦だったので、矢野監督は相性が良いと見たのでしょう」(プロ野球解説者) 青柳はコマ不足で“空席”となっていた第3戦に投げるという。アルカンタラ、伊藤将、青柳の順番となるが、12日が雨天中止になる前は「藤浪の緊急昇格」も囁かれていた。 「巨人は坂本、菅野を怪我で欠いています。叩くのなら、今」(前出・同) 先発陣のコマ不足は一時的なものとは言え、首位決戦となる巨人3連戦は「阪神優勢」と見られている。 もっとも、ペナントレースは長丁場でもある。今から慌てる必要はないのだが、こんな指摘も聞かれた。 「期待のスラッガー、メル・ロハス・ジュニアがまだノーヒットなんです(同時点)。大山悠輔の離脱で4番を任せているのは、佐藤輝明です。本塁打、打点でリーグトップ争いをしているとは言え、新人ですよ。やり繰りが厳しいのは先発投手陣だけではありません」(球界関係者) 緊急事態宣言で一部試合が延期されたため、日程も不規則となった。計算の立つ青柳を温存できたのは大きいが、別の見方もできる。巨人3連戦で負け越すようなことになれば、良好な今のチームの雰囲気が一変してしまうかもしれない。矢野監督は「追いかけられる重圧」とも戦っているようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月14日 20時35分
広島・長野「どうやって打ったらいいのか…」阪神・青柳への苦手意識を明かす 巨人・坂本も苦戦? 攻略の糸口を掴めないワケは
元巨人で野球解説者の井端弘和氏が13日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、広島のプロ12年目・36歳の長野久義がゲスト出演。強烈な苦手意識を持っている投手を明かした。 2020年12月23日に井端氏が投稿したユーチューブ動画で初出演し、今回が3本目の登場となる長野。今回の動画では「9球種プラスその他」の10項目で自身が「最強」と思い選んだ投手をそれぞれ挙げながらトークを展開したが、「その他」の項目で阪神のプロ6年目・27歳の青柳晃洋の名を挙げ攻略の糸口をつかめていないことを明かした。 長野は昨季までに「1376試合・.285・152本・562打点・1392安打」をマーク。首位打者(2011)、最多安打(2012)の獲得経験もある好打者だが、サイドスロー投手の青柳は「本当にどうやって打ったらいいか分からない」という。 青柳の攻略に苦しんでいる理由について、長野は「(速球が)曲がったり落ちたりする」とストレートが小さく不規則に変化する、いわゆるムービングファストのような球のため狙いを絞りづらいからだと説明。また、「スライダーとか変化球もすごい。背中の後ろを通ってストライクになるような(体感の)スライダーを投げたりする」と、サイドスローのため横方向の球種の変化量が大きく見える点も厄介と口にした。 青柳は球が適度に荒れるタイプの投手のため、山を張って打つことも難しいという長野。「青柳君が投げる時は一生試合に出られない(と思うほど苦手)」と、ほとんどお手上げ状態だと語っていた。 長野はこの他にも対戦した中で一番ストレートが速いと感じたというOB投手や、初対戦時に「なんだこのピッチャーは!?」と衝撃を受けた現役投手などについて動画内で語っている。 >>広島・長野「僕じゃありません」まさかの犯人疑いに困惑? 物議を醸した“もう一発騒動”の裏話を明かす<< 今回の動画を受け、ネット上には「タイトルホルダーの長野にここまで言わせるのはすごい」、「青柳の荒れ球はかなり厄介らしいな、坂本(勇人/巨人)も打つのに苦労しているって以前言ってたし」、「広島に来てから対戦してるイメージないけど、巨人時代から苦手なんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 これまで巨人(2010-2018)、広島(2019-)で活躍している長野と、プロ入りから阪神(2016-)でプレーしている青柳。両者は2016年から現在に至るまで共にセ・リーグでしのぎを削っている。なお、青柳は昨季まで「75登板・25勝28敗・防御率3.25」と黒星こそわずかに先行しているものの、防御率はある程度の数字を残している。 青柳とは2016年しか対戦がないが、同年は「9打数無安打・6三振」と完全に抑え込まれている長野。青柳に植え付けられた強烈な苦手意識は、最後の対戦から4年が経過する現在でもぬぐえていないようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年07月04日 11時00分
阪神・青柳の症状はイチローも苦しんだイップス?「野球人生のスランプ」1日1000球投げ克服した選手も
6月19日に開幕し、連日熱戦が繰り広げられている今シーズンのプロ野球。多くのファンがチームの勝敗や選手のプレーについてネット上に反応を寄せているが、中には心配の声が寄せられた選手もいる。その1人が阪神・青柳晃洋だ。 >>阪神・青柳、一塁へのバウンド送球を連発!「ずっと送球が定まってない」“イップス”への心配相次ぐ<< 青柳に心配が集まったのは、6月30日に行われた対中日戦でのこと。同戦に先発した青柳は6回1失点の好投を見せたが、3回裏に2度も一塁へバウンド送球をしてしまう。投手のプレーとしてはあまりにも不自然な送球であったため、ネット上には「何だ今の送球、青柳どうしちゃったんだ?」、「1イニングに2度もバウンド送球を投げるのはおかしい、もしかしてイップスじゃないのか?」といった心配の声が多数寄せられた。 青柳はプロ入り当初から送球難に悩まされている投手だが、同戦後の報道でバウンド送球は送球難克服へ向けた意図的なプレーだったと伝えられている。緊張や不安、もしくは何らかの理由により自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害『イップス』のような症状に苦労していることがうかがえるが、過去にはイップスに苦しんだ時期を乗り越え克服に成功した選手がいる。 横浜(2001-2010)、ソフトバンク(2011-)でプレーしている内川聖一は、プロ3年目の2003年にイップスを発症したと過去の報道などで伝えられている。プロ入り後の内川は主に二塁を務めていたが、先輩選手に囲まれて試合や練習を行う中で緊張や不安をため込んだことがイップスにつながったといわれている。 送球難からなかなか二塁のレギュラーをつかめず、2007年ごろからは二塁ではなく外野手・一塁手として起用されることが多くなった内川。ただ、このコンバートにより近距離での送球が減ったことが幸いし内川はイップスを克服。2011年からプレーするソフトバンクでも守備は安定しており、昨シーズンには一塁手として自身初のゴールデングラブ賞を受賞してもいる。 現役時代に日本ハム(1990-2005)で活躍した岩本勉氏は、プロ3年目の1993年にイップスを発症。小学生の頃からイップスを持っていたという岩本氏は、二軍での守備練習時に先輩内野手が舌打ちをしながら岩本氏のプレーに文句をつけ続けたことで、精神的負担がかかり悪化したと過去のインタビューなどで告白している。 制球難で思うように球が投げられなくなった岩本氏は、発症直後から投球動作を体に染み込ませるため1日1000球にも及ぶネットスローを敢行。また、1993年オフの秋季キャンプで当時のコーチからアドバイスを受け、サイドスローに転向したことも功を奏しイップスを克服。その後2005年で引退するまでに、「63勝3セーブ・防御率4.44・885奪三振」をマークした。 オリックス(1992-2000)、マリナーズ(2001-2012,2018-2019)、ヤンキース(2012-2014)、マーリンズ(2015-2017)で活躍したあのイチローも、2016年3月15日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)の中で過去にイップスを患い送球難に陥っていたことを告白している。イチローによると、イップスは高校2年生だった1990年から1997年ごろまで続いたといい、発症当時は「一番の野球人生のスランプ」と思い悩んでいたという。 どのように克服したかについてだが、イチローは「センスです。これは努力ではどうにもならない」と口にしている。克服できた理由については、自分自身にも分からないようだ。 以上の3名を見ると、イップスの発症には精神的・心理的不安、克服には環境の変化や自信の積み重ねが関係していると推測される。青柳も仮に送球難がイップスによるものだったとしても、原因に沿って対処すれば克服できそうだ。 特に参考となりそうなのは、ネットスローでの投げ込み、サイドスロー転向を機に克服した岩本氏の例。青柳はもともとサイドスローの投手だが、投球時にはそこまですっぽ抜けたような球は見られない。この投球時の動きを応用し、守備時にも横から腕を振って投げるようにすれば送球が安定する可能性はあるのではないだろうか。 昨シーズンは2ケタ勝利目前の9勝を挙げるなど、阪神の先発をけん引する存在として成長しつつある青柳。自身を悩ませる送球難が、1日でも早く解消されることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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