● エンゼルス 0-1 ヤンキース 〇
<現地時間5月28日 エンゼル・スタジアム>
ロサンゼルス・エンゼルスが東地区首位ヤンキースとの本拠地3連戦をスイープ負け。先発登板した菊池雄星投手(33)は5回1失点という投球で今季5敗目を喫した。
今季初勝利から中4日での先発マウンドに上がった菊池。初回、1番ゴールドシュミットに二塁打を許していきなりピンチを背負うと、一死の後、3番ジャッジを迎えたところでエンゼルス陣営が申告敬遠。初回からアメリカン・リーグ打撃3冠の主砲との勝負を避ける選択をとった。
菊池は続く4番ベリンジャーにも四球を与えて一死満塁とし、5番ボルペの犠飛で先制点を献上。さらに、6番ドミンゲスの内野安打で再び満塁としたが、7番ルメイヒューを中飛に抑え、立ち上がりを最少失点で切り抜けた。
続く2回表にも二死二、三塁というピンチでジャッジを迎えると、再びエンゼルスは申告敬遠。この場面は菊池が続くベリンジャーを左飛に打ち取り、満塁策が奏功した形となった。3回以降はヤンキース打線を無安打に抑え、4回、5回と続けて三者凡退。5回表の先頭では、ここまで2敬遠のジャッジを右飛に仕留めた。
菊池の後を受けたブルペン陣も好投を続け、初回の1失点以降はスコアボードにゼロを並べ続けた。しかし、打線は試合通して三塁を踏むことすらできず、5安打完封負け。現地16日から8連勝を収めて勝率5割に一時復帰したものの、直後から5連敗で借金生活に逆戻りとなっている。
この試合の菊池は5回93球を投げて4被安打、5四球、4奪三振、1失点という投球。現地4月26日のツインズ戦以来、6登板ぶりとなる黒星を喫し、今季成績は1勝5敗、防御率3.06となっている。