農林水産省が入札方式から随意契約に切り替えたため、小売業者だけでなく、イオンやドン・キホーテ親会社のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのような大手からも申し込みがあったようだ。また、コンビニエンスストアのファミリーマート、セブンーイレブン・ジャパン、ローソンも申し込んだが、落選。
備蓄米を手に入れた楽天グループは「生活応援米」と名付け1980円、アイリスオーヤマは2160円で販売を開始。どちらも5キログラムだ。しかし、購入者が殺到したため、サイトにつながりにくくなり、すぐに完売となった。
SNSでは、「楽天もアイリスもサーバー繋がらず完売だったよ」「楽天の備蓄米、2時間で完売~」「サイトすら入れず」といった声や「ファミマの1キログラムには期待してたのに」「コンビニで備蓄米は売らないのか」とコンビニに期待していた声が上がっている。また、備蓄米の品質を不安がる声もあり、「アベノマスク」を思い出した人も多いようだ。
小泉進次郎農水大臣の「古古古米」発言から1日。連日コメの話題が途切れない。政府肝いりの備蓄米放出も、すぐに完売してしまった。国民が望んでいるのは安定供給だが、それにはまだ時間がかかりそうだ。