視聴者の投稿を扱うコーナーで、白票を投じようとして立会人に止められたというエピソードを紹介。「白票投票も意思がある行為」と投稿者は主張した。
白票は公職選挙法第六十八条により「記載したかを確認し難いもの」として無効票としている。基本的には、無効票となるため白票数が報じられることは少ない。
2014年の大阪市長選挙で当時の市長橋下徹氏が「大阪都構想」について出直し選挙を行った際に、白票が話題となり報じられた。
2023年も神奈川県知事選で白票含む無効票が21万票以上入り、3位4位の得票数を上回り、話題となった。基本的には、政治を動かす実効数になることはないが、白票がすごい数になれば、報じられることもある。
ネット上では「白票には何の意味もないと思う」「白票を入れる事で不満を示したところで何かの改善につながる訳でもない」「逃げでしかない」といった批判的な声だけでなく、「白票も有権者の権利じゃないですか」「白票でも投票自体しないよりはマシ」「投票率を上げることに意味がある」といった擁護の声も上がっている。
選挙は投票数が多い方が勝つ。そういう意味では白票は無効票となるため、実質的な効果はない。前述通り、白票が異様な数になれば取り上げられることもある。応援したい人や党がない場合は白票を投じるより、ワーストの政党から議席数を奪うという投じ方もある。何はともあれ、意義のある投票をしたい。