○ ドジャース 4x-3 パドレス ●
<現地時間6月18日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区3位パドレスに3連勝。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場するも、2試合連続のノーヒットに終わった。
ドジャースの先発は2023年にルーキーとして4勝を挙げた右腕エメ・シーハン。昨季5月に受けた右肘のトミー・ジョン手術から復帰を果たし、先制こそ許しながらも3回表は三者凡退に抑え、4回表には4番シーツからの好打順を三者連続三振。2023年9月27日以来、630日ぶりの登板で4回3被安打、6奪三振、1失点と試合を作った。
打線は1点を追う5回裏、先頭のマックス・マンシーが三塁打を放ってチャンスを作ると、前日の試合で2本塁打のアンディ・パヘスがきっちり犠飛を打ち上げて同点に。さらに、トミー・エドマン、金慧成の連打で一死二、三塁とし、ダルトン・ラッシングが勝ち越しの2点適時打。下位打線の活躍で試合をひっくり返した。
シーハンと同じ2021年のドラフトで入団した左腕ジャスティン・ロブレスキが2番手として5回表から登板し、8回表までわずか1被安打と好投。しかし、2点リードの9回表、野手の失策も絡みながら無死満塁とピンチを背負うと、犠飛で1点を返され、6番ボガーツに同点の適時二塁打を浴びた
逃げ切りに失敗して9回裏を迎えるも、一死から代打起用のウィル・スミスがパドレス守護神スアレスから8号ソロを放ち、サヨナラ勝利。5連勝でナショナル・リーグ最多の46勝目を挙げ、貯金を今季最多の「17」に更新した。
大谷は第1・2打席と外野深くへの中飛に倒れ、5回裏の第3打席は守備シフトの網にかかって三ゴロ併殺打。7回裏の第4打席は二死満塁の好機だったが、2番手左腕ペラルタに対して空振り三振に倒れた。この試合4打数無安打、1三振に終わり、今季成績は打率.292、25本塁打、OPS1.013となっている。