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「スーパーマンは移民だ」監督発言に保守派が反発 トランプ大統領はコスプレ画像を投稿

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ホワイトハウス公式Xより

アメリカを代表するスーパーヒーロー映画の一つ、「スーパーマン」のリメイク版が7月11日から上映されている。アメリカとカナダでは初登場1位、日本でも2位の興行収入を記録するなど、好調な滑り出しだ。しかし、ジェームズ・ガン監督の発言をめぐって、北米を中心に議論が巻き起こっている。

4日、イギリスのタイムズ紙によるインタビュー記事の中で、監督は「スーパーマンはアメリカの物語だ。ほかの場所から来てその国で暮らす移民だ」と述べた。

この発言に対して、トランプ大統領の支持者や保守系メディアが、「政治的な意図を押し出しているのを見て行く気がうせてしまった」などとし、批判している。トランプ大統領の元上級顧問ケリーアン・コンウェイ氏も、「映画館に行くのは、説教されたり、誰かのイデオロギーを押しつけられたりするためではありません」とFOXニュースで発言した。

こうした議論を意識したのか、トランプ大統領は、ホワイトハウスのX(旧Twitter)から、「スーパーマン」のキービジュアルに寄せて自身がコスプレした画像を投稿。「希望の象徴。真実・正義・アメリカ的価値観。スーパーマントランプ」とコメントしている。

日本のネット上でも、「思想やイデオロギーのない映画なんてあるのか」「トランプもしくはマスクのような人物を排除すれば万事解決したかのように物語を見せるのは、問題の本質をついていない」「移民というより難民。その彼がアメリカでどう生きていくかという物語だし、原作者もユダヤ系移民の子だった」などさまざまな意見が上がっている。

映画と監督の発言に対してこうした論争が起こるのは、スーパーマンが、長きにわたってアメリカを象徴し、その時々の社会の価値観や作り手の意図を反映してきたからでもあるだろう。

トランプ政権が不法移民の強制送還をますます推し進める中、実際に映画館に足を運んだ人たちは、この作品をどのように受け止めるだろうか。

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