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『なつぞら』、人気人物が死去も「“天陽ロス”にもなれない」別の悲しみが噴出したワケ

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吉沢亮

 NHK連続テレビ小説『なつぞら』の第134話が3日に放送された。

 「なつよ、天陽くんにさよならを」というタイトルが付けられた第23週。視聴者からは、主人公・なつ(広瀬すず)の幼なじみの天陽(吉沢亮)が亡くなってしまうのではと指摘されていたが、その懸念が的中する形となった。

 十勝で牛を飼い、畑を育てながら画家として活動してきた天陽の死には多くの悲しみの声が聞かれ、「天陽ロス」というワードも上がっているが――。

 「実はシビアな視聴者からは、『ロスになるほど出ていない』『むしろロスにしてほしかったくらい』という声が聞かれています。序盤のなつの十勝時代では多くの出番があった天陽ですが、なつが上京して以降はあまり音沙汰がない状態。2日放送の133話で体調が悪くなったことが明らかになる以前は、7月6日放送の第84話で結婚が明らかになったり、8月10日放送の第114話のなつと坂場(中川大志)が結婚式で十勝に帰った際に顔を合わせた程度。出番があまりに少なすぎたために、視聴者からは『ロスにもなれない』という悲しみの声が聞かれているようです」(ドラマライター)

 また、なつの対応にも不満が集まっているという。

 「最後に麦わら帽子を畑に向かって投げ、穏やかな顔で畑に倒れ込むという最期を迎えた天陽。吉沢の表現力に称賛が集まっている一方で、幼なじみであるはずのなつは葬式にも顔を出さず、天陽が亡くなったと陽平(犬飼貴丈)から聞かされても、『なにを言ってるんですか?』と聞き返す程度。呆然とはしていましたが、悲しんでいる様子がまったく伝わってこなかったこともあり、『お願いだからもっと悲しんで…』『涙すら流さないって…』といった困惑の声が聞かれてしまいました」(同)

 多くの天陽ファンが、“ロス”になれなかったことを悲しんでいる様子。果たして第135話ではなつが天陽の死に涙する姿を見せてくれるのだろうか。

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