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スポーツ 2011年04月07日 15時30分
サプライズはあるのか…「落合竜の開幕投手は誰?」
中日ドラゴンズが見事な『開幕投手隠し』を展開している。5日、ナゴヤドームで行われたヤクルトとの実戦形式の合同練習で、落合博満監督(57)が「2人の開幕投手候補」を同時登板させた。しかも、翌6日には、『本命』と目される吉見一起(26=昨季12勝)も先発登板する予定(4日時点)。セ・リーグ5球団は「中日の先発ローテーションが読めない」と“悲鳴”を挙げている。 「普通に考えたら、オープン戦好調のネルソンか、中田(賢一)なんです。吉見の可能性もまだゼロになっていません。ひょっとしたら、全く別の投手が…」(ライバル球団スコアラー) 5日の対ヤクルト戦で、ネルソン(28)、中田賢一(28)の両候補が同日登板した。 まず、先発マウンドに上がったネルソンは「3回被安打1、無失点」。150キロ強の直球とスライダーのコンビネーションで5奪三振と結果を出した。2番手で登板した中田賢は2四死球と制球を乱す場面もあったが、「3回被安打2、2失点」と、投球内容を途中修正してみせた。 「1週間後の4月12日の開幕戦から逆算すると、今日(5日)か明日に投げる投手が開幕投手と見ていいでしょう」(前出・同) 同じ中6日の登板間隔を作るため、両候補を投げさせただけでも『陽動作戦』の効果は絶大だったが、ここに、翌6日登板の吉見の出来如何では、さらに開幕投手が読みにくくなる。在阪球団の職員がこう付け加える。 「3日の巨人との慈善試合で山内壮馬が好投しています。もともと力のある投手ですし、08年の大学・社会人ドラフトで1位指名されたエース候補です。山内が選ばれる可能性もゼロではない」 山内は昨季、プロ初勝利を含む2勝を挙げた成長株だ。“箔付け”で開幕投手の称号を与える可能性も捨てきれないという。 開幕投手といえば、本来なら『チームの顔』だ。調整の遅れているチェン・ウェイン(25)が間に合わないのであれば、多少の不調があっても、吉見で決まるはずだが、落合監督には04年、3年間一軍登板のなかった川崎憲次郎を送り込んだ『サプライズ』もある。その後、奇をてらったような投手起用はしていないが…。 「中田賢は開幕日が遅れたことで調子を落とした感も否めません。29日の合同実戦練習までは、オープン戦3試合で防御率0.54でした」(前出・ライバル球団スコアラー) 落合監督の強かさはネルソン、中田賢の両候補を同時登板させた5日だけではない。両候補は3月24日、29日も同日登板している。5日で3度目なのである。開幕カードでぶつかるヤクルトにすれば、「早く決めてくれ!」といった心境だろう。 「ヤクルトはオープン戦(実戦形式も含む)で打線が湿りがちなので、相手投手を絞り込んで対応策を打っておきたいところです。あと、巨人も中日の開幕投手を気にしていますよ。順調に行けば、巨人は5月中旬まで、中日の開幕カードから外れた先発投手と対戦することになります(4月22〜24日の巨人、中日ともに日程未定/5日時点)。中田賢、そして慈善試合で好投した山内を避けたいというのがホンネでは?」(前出・同) 中日以外の11球団は、開幕投手を明かしたのも同然の状態。チェン、吉見の出遅れでエース級の投手がいなくなったせいもあるが、日程問題やチーム事情を逆手に「対戦チームを混乱させている作戦」を繰り広げているのは、中日だけだ。 「落合監督にやられたよ…」 陽動作戦にはめられたセ5球団の偵察部隊は、首を傾げるだけ…。やっぱり、落合監督は凄い。
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社会 2011年04月07日 15時30分
素晴らしき日本、浅ましき日本
東日本大震災直後の日本は、暴動も起きず、略奪も支援物資の奪い合いもほとんどなかった。 この秩序の正しさや忍耐力が、各国から高く評価された。 地震当日の東京では、深夜に家路を歩いて帰った人も多かったが、パニックにはならなかったし、女性でも歩いて帰れるぐらいであった。 しかし、その一方で翌日から物品の買い占めが起きてしまい、多くの人が困窮した。やがて原発事故からの放射性物質が水道水に混じっており【乳児は水道水を摂取しないように】という報道がなされると、報道の数時間後に町からミネラルウォーターが消えた。 理由はもちろん買い占め。 ミネラルウォーターを買い占めた人の多くに、家族に乳児や妊産婦がいない人もいたと思われる。震災直後に暴動も略奪もしなかった日本人が、結果的には乳児や子どもたち、妊産婦に譲るべきミネラルウオーターを店頭から奪ってしまったというのは言い過ぎだろうか? 買い占めは略奪のような犯罪行為ではないし、放射性物質という得体の知れないものから、自らの身を守ろうとするため、安全な水を飲みたいという気持ちは、とてもよくわかる。 ただ、その行為が乳児や幼児、妊産婦という、いってみれば弱者から奪う結果になってしまっていることを忘れてほしくないものだ。 買い占めをした人たちも、それほど深い考えでやったわけでもないであろう。我々日本人が、非常時のモラルとして今後考えていかなければならない課題であるかもしれない。今回のような超大型の災害は、まず直接的な被災者を苦しめるが、直接的な被害を受けていない人たちにも大きな影響を与える。 いま、労働人口の約3分の1が年収200万円以下のワーキングプアであるといわれている。その人たちのほとんどが、時給・日給で働く非正規雇用者である。 今回の災害で、東日本の多くの地域で計画停電が行なわれている。現代社会では停電をしている時間は、ほとんどの仕事ができなくなる。つまり停電は、時給・日給で働いている人たちの仕事を直接的に奪う結果になっている。 工場や夜の飲食業、コンビニといった産業では、多くの非正規雇用者、つまりはパートタイマーやアルバイトである。そういったパートやバイト、派遣社員で生計を立てている人たちは、仕事が直接的に減るため、自宅待機になったり、雇用を切られたりして、収入が激減している。そういった方々は元々多くの貯蓄もないため、すでに彼らから「来月の収入は家賃分くらいしかない」「他にバイトを探しているが、なかなか見つからない」という悲鳴が聞こえてきている。 もちろん、非正規雇用者だけでなく、中小企業の中には、この地震の余波で倒産してしまった会社もすでに出てきている。 それでなくても、大学の新卒者就職内定率が戦後最低となっているほどの大不況のまっただ中にあるのだ。 この大災害復興のためにかかるお金は、20兆円とも30兆円ともいわれている。こういったとき、必ず弱者から切られたり苦しめられたりすることになる。 いまはみんなが苦しいとき。そんなときはどうしても弱者のことを忘れてしまいがちになるが、こんなときだからこそ、立場の弱いものを守る心を持っていてほしい。 みんな日本は素晴らしい国だと思いたいのだ。弱者から奪うような浅ましい国であってほしくないものである。(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/
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スポーツ 2011年04月07日 15時30分
F1名門チームのロータスが今年は複数参戦
F1界で「ロータス」と聞けば誰でも、往年のF1界の名門であるイギリスのロータスを思い浮かべることであろう。かつてアイルトン・セナといった天才レーサーも、ロータスに所属していた。日本人初のF1ドライバーである中嶋悟も、ロータスでデビューしていたのだ。ロータスはコンストラクターズタイトルを7度も取った名門チームである。古いマニアには、ロータス78の活躍が脳裏に浮かぶはずである。 俗に、ロータス最後の輝きはセナの加入していた頃だと言われている。アイルトン・セナは1985年から1987年までの3年間、ロータスにて活躍した。セナはロータス時代に6度の優勝を遂げ、後にセナの定位置となったポールポジションを16回も獲得している。 セナは、後のマクラーレンでの黄金時代の礎をロータス時代に築いたのである。そんな名門ロータスも、1994年からはチームの不調もあり、F1から撤退をした。 ところが昨年=2010年のF1界に、突如名門ロータスが復活した。チーム・ロータスを名乗るマレーシアの実業家トニー・フェルナンデスが代表となり、かつての名門ロータスの使用承諾を得るに至ったのである。しかし、このチームはロータスとの関係はない。 そして2011年、ロータスの本家であるグループ・ロータスが正式にF1に参戦した。 ここに突如、F1界に二つのロータス名を持つチームが存在することとなったのである。グループ・ロータスはフェルナンデスに与えていたロータスの名称の使用を取り下げたが、フェルナンデスはグループ・ロータスの管理外にあったチーム・ロータスの権利を獲得し、今期のF1にチーム・ロータスとして参戦している。これに異を唱えるグループ・ロータスは、「ロータスという名を冠するのはグループ・ロータスだけだ」として、現在訴訟中である。 ちなみにグループ・ロータスは名門ルノーと組んでロータス・ルノーと名乗り、緒戦のオーストラリアGPでは3位に入る結果を得た。 今年のF1界は、名門ロータスの名を冠する2チームの争いに、ファンの注目が集まっていると言えよう。(藤原真)
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芸能 2011年04月07日 12時00分
まだまだ日本の芸能界復帰が難しいのりピー
09年11月に覚醒剤取締法違反の罪で執行猶予3年の有罪判決を受けた元女優・酒井法子が6日、薬物犯罪を防ぐPR活動をするために中国・北京を訪問。集まったファン約200人から大歓迎を受け笑顔をみせた。 「北京空港に現れた様子をテレビ朝日のみが報じた。中国のラジオ局の公式サイトや、インターネットで酒井が6日に北京に来るといううわさが流れたために空港にファンが集結。中国の当局が酒井さんに薬物犯罪を防ぐPR活動の参加を前所属事務所のサンミュージックを通じて依頼し、酒井が快諾したようだ」(芸能記者) 酒井は3泊4日の日程で現地で反薬物PRのCM撮影などを行っているが、「宿泊先のホテルにはメディアやファンが集結するフィーバーぶり。90年の台湾進出をきっかけに中華圏での人気は高いが、いまだに人気が衰えてなかった」(同) さらに、中国のラジオ局は、5月7日に北京で開催される日本発信のファッションショー「TGC GIRLS COLLECTION in Beijing」のプロモーション活動に協力する可能性もある、と報じているだけに、いよいよ芸能活動を再開するようだが、日本の芸能界復帰はなかなか難しいのが現状のようだ。 「昨年12月の事件について酒井が告白した『贖罪』が発売されたが、かなりぬるい内容で思ったほど売れず。プロモーションのためのインタビュー取材もキー局ではTBSぐらいしかやらなかった。かつてはそれなりにネームバリューがあれば執行猶予中だろうがテレビには出れたが、今の基準だと執行猶予中はスポンサーが嫌がるのでテレビには出せない。『贖罪』は酒井の“後見人”とされる建設会社会長の主導で出版。そのため、前所属事務所との関係もあまり良くない。といって、酒井の獲得に手をあげる芸能プロはない」(テレビ関係者) どうやら、芸能活動をするにしても、執行猶予期間は中華圏での活動が中心となりそうだ。
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芸能 2011年04月07日 11時45分
被災地へ届け! 「チーム・アミューズ!!」がスペシャルソングを発表へ
芸能事務所のアミューズに所属するアーティストが集まり、東日本大震災の被災地の復興を祈り、チャリティーとしてスペシャルソング「Let's try again」を発表することが決定した。作詞作曲は桑田佳祐が担当。 プロジェクト名は「チーム・アミューズ!!」。同プロジェクトには桑田佳祐、BEGIN、ポルノグラフィティ、Perfumeなどのアーティストとともに、岸谷五朗、上野樹里、三浦春馬などの俳優陣も参加。現時点で、総勢34組51人になるという。 同プロジェクトの特設サイトによると、スペシャルソング「Let's try again」は、桑田佳祐が新たに書き下ろしたテーマ部分を中心にサザンオールスターズ「勝手にシンドバッド」、福山雅治「桜坂」、ポルノグラフティ「サウダージ」、BIGIN「涙そうそう」、Perfume「ポリズム」などといった参加アーティストの代表曲のメドレーミックスが展開、さらに、参加者全員によるサザンオールスターズの「希望の轍」、そして最後は「WE ARE THE WORLD」さながら大合唱で大団円を迎えるというもの。 「Let's try again」は4月20日より主要配信サイトにて、着うた(R)、着うたフル(R)として配信、またミュージッククリップも制作、ビデオクリップも配信する。収益はアミューズ募金を通して、日本赤十字社に寄付する。
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芸能 2011年04月07日 11時45分
品川祐が感染した「手足口病」って何?
お笑いコンビ品川庄司の品川祐が4月3日、自身のブログで「手足口病」にかかった事を告白した。 手足口病は、手のひらと足の裏、そして口腔内に独特の水疱ができる感染症で、高い発熱とひどい痒みを伴う。主に子供が感染しやすい病気ではあるが、今回は娘の琥珀ちゃんから品川に感染したものだという。 品川のブログによると、彼が発病したのは4月2日。持病の首ヘルニアの痛みで目覚め、そのまま順調に仕事をこなしていったが、家に帰ると38.6度の高熱にうなされたという。 翌日、熱は下がったものの掌を見ると赤いブツブツができており痒みもひどい。すぐさま病院に直行すると、医者から「手足口病」と診断されたという。 品川は4月3日付のブログで「手足口病」の恐ろしさを語り、「手足口病なんてなめられる名前はやめたほうがいい。『最初に熱が出て、下がったと思ったら、手と足と口にブツブツ出来て痛い。そんで喉もちょっと痛い病』に変えたほうがいい」と大いに怒っていた。 「手足口病」ウィルス性の感染症で、症状は品川と同様、高い発熱の後、手や足や口に水疱ができてしまい動くことや食べることが困難になってしまう。また、1998年にマレーシアで大流行した際には、心筋炎や急性脳炎との合併症も報告されているなど、品川の言う通りナメていると、とても危険な病気なのだ。 4月3日のブログによると、品川はスキューバダイビングにチャレンジするロケのため海外に行くらしい。無事に帰国できるか!? 品川!!
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スポーツ 2011年04月07日 11時45分
大相撲5月場所は技量審査で無料公開 谷川親方は解雇
八百長問題で3月の春場所(大阪府立体育会館)を中止した日本相撲協会は、4月6日、臨時理事会を開き、5月の夏場所(両国国技館)の通常開催を断念。「5月技量審査場所」と称し、維持員席と一部の関係者席を除き、入場無料で公開することを決めた。 「5月技量審査場所」は予定通り、5月8日初日で、15日間開催。審査に基づく新たな番付を編成し、7月の名古屋場所で正式な本場所再開を目指す。天皇賜杯や外部表彰、懸賞金は辞退する。戦時中の45年夏場所を非公開で実施し、結果的に観客が無料で入場した例はあるが、このような形での無料公開は史上初めて。 協会では本場所再開に当たり、八百長全容解明の調査、処分、再発防止策の3点を条件付けしている。再発防止策は新生委員会で7日にもまとまる見込みだが、携帯電話の解析など、調査は完了しておらず、夏場所の通常開催を見送った。協会内外では、有料にして収益を義援金として寄付する案も出ていたが、現時点で3点がクリアされておらず、入場料を取っての興行は時期尚早と判断された。 これを受け、大相撲を中継しているNHK広報局は「詳しい内容は承知していないので、今後、日本相撲協会から説明を受けるなどして判断したいと考えています」とコメントした。 なお、八百長関与で処分された23人のなかで、ただひとり退職届を提出せず、無罪を主張した谷川親方(元小結・海鵬=八角)は、この日の理事会にて本人の弁明を聞いた上で解雇処分となった。(ジャーナリスト/落合一郎)
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ミステリー 2011年04月07日 11時45分
東日本大震災を予知した預言者達! 日本に危機再び…!?
東日本大震災を予知した預言者の情報が、続々と上がってきている。 まずは日本の霊能者・松原照子女史。『幸福の近道』というブログに、1月6日と2月16日に今回の震災を危惧した内容の文章が書かれてある。それによると、日本に55ある原子炉やチェルノブイリの事故のことにも触れ、原発事故を危惧し、強く関心を呼ぶように書かれてある。 震災が起こるであろう日付は特定されてないものの、松原女史は、太平洋側に動く気配を感じ取り、広範囲に揺れると指摘。さらに「陸前高田」という地名までも限定して書いている。 彼女の場合は予言ではなく「世見」と言い、見えない世界の存在から未来を教えられ、自身も感じ取っているとのこと。ただいま『幸福の近道』はアクセスが集中し、繋がりにくい状態が続いている。 アメリカの予言者・Joseph Tittel 氏。マイケル・ジャクソンの死を予言したとして有名。今年の1月1日のラジオで原発事故と津波を予言していた。 それによれば、原発で爆発が起こり放射性物質等が漏れる大事故になる。最初は健康に被害がないと発表されるが、それが後に間違いであると発覚し、多くの人々が病院に運ばれる事態になるという。 さらに津波が日本、中国、チリを襲う可能性があるとも指摘している。3月15日にアップされた彼のコメントによると、日本はこれからもっと最悪な事態に陥るという。日本の国土の半分は住むことが出来なくなり、ある地域は海に沈み、そしてまた大きな地震と津波によって被害がもたらされるという。 そして現在、注目されはじめているのが小林朝夫氏。彼は子供のころから不思議な能力があり、今から6年前に地震で東京が壊滅する夢を見た。その後、都会を離れ地震研究をしている。 小林氏のブログには、なんと震災前日の3月10日に、M8前後の非常に大きな地震が来ると警告。三陸沖で地震が続いていることから、ほぼ間違いなく関東から東海にかけて大地震が来るであろうと予見していたのだ。 ブログ『大地震前兆・緊急アラート』によれば、4月7日前後が危険で、4月6日〜10日の間に何が起きても不思議ではないという。その間に、原発に再び大事故が起きて爆発する可能性がある。それが福島第一原発に問題が起こるのか、大地震によるものなのかはわからない。しかし、3月11日で今回の事態は終わりではないので、防災の準備をしっかり整えて心構えをして欲しいとのことである。 予知・予言には賛否両論あるが、あくまでも貴重な情報のひとつとして捉え、慎重に様子を見るべきだろう。(呪淋陀(じゅりんだ) 山口敏太郎事務所)
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社会 2011年04月07日 11時45分
山口敏太郎の直言(2)「首都機能分散計画〜他国の核攻撃、原発テロに対抗すべし」
今回の震災と原発問題で明らかになったことは、日本の人口も企業も、あまりにも首都圏に集中し過ぎているという点である。 考えてみると、東京・神奈川・埼玉・千葉という首都圏だけで、人口が3千500万人を超えており、日本人の30%強が首都圏に居住しているのだ。この一極集中ぶりは異常と言うしかない。 既に計画停電の余波もあってか、業務にならないベンチャー企業などが東京電力の圏外に脱出し始めており、はからずも企業の地方分散化が進みつつある。筆者は関西や名古屋周辺に顧客や友人がおり、よく訪問するのだが、震災以降は名古屋・関西の街が混雑しているように思えるし、岐阜県の某企業団地は東京を脱出したIT企業が入居し、たちまち埋まってしまった。 さらに、筆者が参加した名古屋の震災トークライブには、東京を出てきたという人たちが少なからずいたし、名古屋の友人の情報によると、名古屋支店や関西支店を持つ企業の経営者たちが大挙して、支店に移動してきているという。また九州や沖縄は、東京から避難してきた芸能人で溢れている。 もはや、人口と企業の一極集中は瓦解しつつあると言ってよいだろう。夏場において電力不足が予想される現状では、この傾向を国家戦略として活用し、首都機能の分散化をはかるべきである。 今後も地震やテロによる原発危機が発生する可能性はあるだろうし、敵国の核攻撃も充分ありうることである。そうなった場合、首都圏に政治的、経済的な機能が集中した今のままでは、国家の存続そのものが危ない。そこで首都圏の節電の効果もあり、地方経済の活性化も期待できる、首都機能分散計画を提案したい。 まずは省庁の分散化である。例えば文部科学省は長野県、宮内庁は京都府、経済産業省は大阪府、外務省は長崎県、厚生労働省は富山県、農林水産省は北海道という感じで、全ての省庁を各都道府県に割り振る。勿論、関係団体、下請企業、その家族もついて行くだろうから、ちょっとした民族大移動である。また、その都道府県に永く居過ぎると地元経済との癒着が始まってしまうだろうから、十年に一回ぐらいの国替えは必要であろう。 中には他の省庁や企業と調整や打ち合わせをするのに、地方に所在しては困ると反論する向きもあるかもしれないが、飛行機と新幹線を使えば、県庁所在地ならば一日で移動できない事はない。数万人クラスの人間を移動させる省庁分散制は、ぜひ実施すべきである。 さらに大学と企業の地方分散化も推進すべきである。すでにコマツNTCが品川にあった本社を富山県南砺市へ移転しているし、この震災を機会に追従する企業も続々と出つつある。この企業の地方移転を国としては、税制優遇でバックアップするのはどうだろうか。 他にも大勢の学生を抱える大学の地方移転も税制優遇で推進してもらいたい。いや、もはや首都圏にこだわる企業や学校法人には、多大な課税を課して、地方移転せざるをえない状況に持っていくぐらいの荒療治をしないと、経済人の東京信仰はなくならないだろう。 とにかく、江戸期の大名のお国替えのように、省庁、企業、学校という大勢の人間を付随して動く組織を、地方にスライドしていくことで、他国の核攻撃やテロ、地震による原発事故などが起因となった首都圏破壊というリスクを軽減できる。また、原子力に頼らない電力ライフの実現もしやすくなるだろうし、大量の人間が流れ込む事で、日本経済を支える地方経済の復興が可能になるだろう。(山口敏太郎)
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トレンド 2011年04月07日 11時45分
茶の湯を考える 『江〜姫たちの戦国〜』
NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』第11回「猿の人質」で、千利休が、3姉妹に茶をふるまう場面が登場した。利休は、自らも幼いころに母親を失った体験を聞かせ、そのことで見えてくるものがあったと語る。悲しみと秀吉への恨みから、3姉妹は、利休の言葉を体感することをしない。第12回「茶々の反乱」で再び、利休が3姉妹に茶をふるまった。今度は、茶々は秀吉への憎しみを言葉にする。利休は、「私に見えるものは一服の茶だけ」と告げる。茶々は「私にはわかりません」と拒絶するも、もう一つ上に行くには敵よりも大きく太くならねばならないという利休の言葉を、くやしさとともにかみ締める。 堺出身の千利休は、武野紹鴎に師事し、禅の心を茶に取り入れた。信長・秀吉に仕え、秀吉から切腹を命じられた。千利休が確立した茶の道の基礎は、茶の世界にとどまらず、日本人の生活と文化に影響を与え続けている。 茶の湯とは、なんなのであろう。4畳半、子どもでもかがまないと通れない「にじり口」、花は一輪、水は一勺一勺。それが信長の中の何かをつかみ、秀吉の心をとりこにした。千利休は「自分が死んだのち、百畳、二百畳の茶となるべし。これ、利休が罪なり」と語ったという。 大河ドラマの中で、江は、市から織田家の誇りを託されている。同時に、自分の信じるままに生きることを命じられている。このことは、江が、「織田家の女の戦国」という呪縛から解放されていることを意味する。「織田家の女の戦国」に殉じた市には、娘の江を呪縛から解放する資格があった。いっぽうで、呪縛から解放されたことは、(織田家の女の戦国ではなくて)自分自身の「戦国」を見つけなければならないという使命を江に与えた。 『江』では、信長の人生は、乱世に生きた「男の戦国」として描かれている。市の人生は、乱世に殉じた「女の戦国」。3姉妹の前に広がるのは、そのどちらでもない「戦国」。信長とも、秀吉とも、浅井長政とも違った形の、それでいて、それらに一歩も劣らないすさまじい「戦国」を生きた利休から、茶をふるまわれていることが印象深い。 江が生きる「戦国」とはなんなのか。江は何を求め、何を見出すのか。引き続き、茶の湯に注目したい。(竹内みちまろ)
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
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レジャー
GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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レジャー
アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
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芸能
よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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芸能
マギー司郎「童貞は舞台に立たせない」
1990年12月15日 12時55分
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芸能
中居正広がクレカ被害、詐欺師に対し「可哀想」
1990年11月15日 11時21分
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1980年09月26日 22時06分
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1970年09月27日 12時20分
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1970年09月26日 22時43分
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1970年09月26日 22時28分
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1970年09月26日 22時10分