東京新聞
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芸能 2025年07月18日 13時46分
参政党神谷代表「左派はロシア人差別については黙認?」に対し、小原ブラス「メディアの言説に救われた」
ロシア出身、兵庫県姫路市育ちのタレント、コメンテーターの小原ブラスが、自身のX(旧Twitter)で参政党・神谷宗幣代表の投稿に対して引用ポスト。ロシア人差別について言及した。17日、神谷氏は、Xで「ウクライナ戦争以降、日本にいるロシア人はめちゃくちゃ差別されてましたよね。なぜ、左派の皆さんはロシア人差別については黙認なのでしょうか?」と投げかけた。小原は「私がロシア人ということで、仕事がとんだことはありました。その他でも、どこからが差別なのかという定義付けがややこしいですが、嫌な思いをしたことは確かにありました」と自らの経験を語った。続けて小原は、「ですが当時、朝日新聞さんやその他左派といわれるメディアが『ロシア人だからとひどい言葉を投げかけたり、差別をするのはやめましょう』といった趣旨の記事を書いてくれていたと記憶しています。(なかには右側と言われるメディアでも触れていたかと思います。)あの空気でそういった言説があったことには救われました。参政党の政治理念についての賛否は別として、この件に限って左派が黙認していたということは否定させてください」(原文ママ)と述べた。実際、ウクライナ侵攻が始まった2022年には、毎日新聞が「ウクライナ侵攻 日本のロシア人 国籍理由の差別許されぬ」と題した社説を発表している。その記事では、ネット上の差別的な書き込みや、ロシア料理店への誹謗(ひぼう)中傷に対して、「国籍を理由に人を傷つけることは、あってはならない」とした。同年、東京新聞も「戦争とヘイト ロシア人差別許されぬ」という社説を出している。なお、神谷氏は小原の引用ポストに対して、「教えていただき、ありがとうございました。認識を改めます。また、記事など探してみます」と返している。いずれにせよ、国籍や人種などにもとづいた差別は許されないことを再確認させられると共に、メディアの役割についてもあらためて考えさせられるやり取りだと言えるだろう。
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芸能 2020年10月14日 12時00分
「東京新聞からの取材は無視した方がいい」橋下徹氏、『東京新聞』記者に番組出演オファーも無回答で苦言
元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏が、10月13日のツイッターで『東京新聞』(中日新聞東京本社発行)を名指しで批判した。 >>橋下徹氏「日本学術会議は会費運営を」大胆提言 「意義のある団体なら会費も寄付も集まる」とキッパリ<< 橋下氏は同紙の記者の望月衣塑子氏からインタビュー依頼書を受け取った。そこで、自身の出演するネット番組『NewsBar橋下』(Abema TV)への出演を逆にオファーし、番組内でインタビューをしてはと提案したが返信がなかった。それについて、「自分たちへの依頼に対しては無回答のまま、私には依頼するという姿勢はあまりにも不合理ではないでしょうか?」と批判。 さらに、橋下氏は「しかも、新聞社のインタビューに答えてもそちらの都合のいいように編集されてしまいます」と書き込み、「それにしても東京新聞の編集は酷い。自分たちへの批判はバッサリ削除。こんなんだったら無償でインタビューに応じる価値は全くなし。皆さんも東京新聞からの取材は無視した方がいいですよ」とフォロワーに呼びかけた。 これには、ネット上で「その話、もう知ってました」「橋下さんが強く言ってくれることで他の人の被害が減ります」といった共感の声が聞かれた。一方で、「橋下さんも、他人に対して酷い事してますよ…特に『口調』『文句』」「自分にとって不都合なメディアを晒すのってどうなんでしょう」といった慎重な立場からの声も聞かれた。 『東京新聞』はリベラルな報道姿勢で知られるため、橋下氏には批判的と言える。さらに、インタビューの内容のどこを使うかは新聞社の編集権に属する部分である。もちろん、その内容があまりにも酷い場合には当事者には反論する権利がある。橋下氏は普段はツイッターでこうした苦言を呈すことはほとんどないため、かなり怒りの度合いは強いと見られる。今後も注目を集めそうなやりとりだ。記事内の引用について橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo