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ドイツ人女性がノーメイクで働くワケ 日本ではお馴染みの会話もほぼない?

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 日本ではノーメイクで外を歩く女性は少なく、メイクをすることが「マナー」といわれることもある。しかし、ドイツではメイクをすることが“普通”ではない。シャイな国民性が日本人と似ていると言われるドイツだが、女性がメイクをすることは当たり前ではないという。

 日本では、就職活動の際に業種に合わせたメイク講座が開かれるほど、メイクは「マナー」として認識されている。だが、ドイツではそもそもメイクはマナーだと捉える人があまりいないという。オフィスでの仕事にノーメイクで出勤する女性も多く、接客業など、人と接する仕事でもノーメイクで働く女性も珍しくはない。メイクをすることがマナーだと社会が決めつけていないようだ。そして、女性自身もメイクをして自分を装うことをあまりしない。コンプレックスや年齢による変化を個性として受け入れているようだ。
 「メイクをしないことで年齢によるそばかすや顔のくすみが目立っても、恥ずかしがっている人はあまりいません。自分の容姿に自信がない人が日本より少ない気がします」(ドイツ在住日本人女性)

 また、男女ともに、“女性はいつもきれいでいなければならない”と意識する人が少ない。「メイクは本人がしたい時にすればいい」という感覚で、デートがある日や夜遊びをする時など、特別な時だけにする女性が多いのだ。常にメイクをしている方がまれだという。

 「ファンデーションを塗り、アイメイク軽くした、日本では濃くも薄くもないようなメイクで会社に行ったら『今日はデート?』と言われたことがありました。ドイツではメイクも含め、職場などで女性に女性らしさを求められることがあまりないように感じます」(前出・同)

 さらに、見た目にこだわらない点もドイツ人があまりメイクをしない理由につながっているだろう。ドイツでは“人は人、自分は自分”という考えが日本より強く、人の外見を評価することもなければ、されることもあまりない。そのため、流行にとらわれる人が少なく、洋服なども流行より長く着られるかを重視して購入する。デザインにももちろんこだわるが、それ以上に素材や丈夫さをチェックする人が多いのだ。

 「日本人は外見に敏感で、『あれ、痩せた?』という会話をすることも珍しくないと思います。ですが、ドイツ人は人の外見に良い意味で興味がなく、会話の中で『痩せた?』『太った?』という話題が出ることはほぼないですね」(前出・同)

 外見にとらわれず、メイクをせずに生活できるドイツの文化は、メイクをすることが当たり前になっている日本人女性にとって新鮮かもしれない。

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