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広島・栗林、プロ初失点でメンタルが崩壊? 敗戦後の意味深コメントに二軍降格を勧める声も

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 残り3試合は、全て消化試合に…。敵地・京セラドームでのオリックス第3回戦(6月13日)にサヨナラ負けを喫し、広島東洋カープはセ・リーグの最下位に転落した。

 「この負け方は、尾を引きそうですね」

 多くのプロ野球解説者、取材陣がそう口にしていた。

 敗戦投手となったのは、ルーキーながらここまで22試合連続無失点記録を更新してきた栗林良吏投手。試合後、「良い流れを壊してしまって申し訳ない」とうなだれたように、精神的ダメージが残りそうな負け方だったのだ。

 「9回表、3点を挙げて同点に追いつきました。今季は9回打ち切り制なので、延長戦はありません。オリックスの最終回の攻撃を抑えて引き分けに持ち込んでいたら…」(球界関係者)

 敗戦ムードを一変させた9回表の集中打、その雰囲気をブチ壊しにしてしまったが、栗林を責めることはできない。低迷する広島をここまで支えてきたのも「クローザー・栗林」である。

 「雨天中止などがあり、セ・リーグで広島だけが交流戦の日程を全て消化できませんでした。他5チームは休みとなりますが、広島だけはあと3試合をこなさなければなりません」(スポーツ紙記者)

 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<<

 広島は交流戦も最下位だ。埼玉西武と2試合、北海道日本ハムと1試合を行うが、対戦する両チームとも交流戦の優勝争いに絡んでいないため、“消化試合”となる。この「残り3試合」もペナントレースにカウントされるため、無駄にすることはできないが、広島ナインのモチベーションも気になる。

 「栗林を休ませてやることができればいいんですが」(前出・関係者)

 そもそも、クローザーとは、色々な意味で図太くなければ務まらないものなのかもしれない。と言うのも、クローザーとセットアッパーは同じリリーバーであっても、ブルペンでの待機の仕方や調整法が異なるという。

 「クローザーとセットアッパー、どっちが楽かと言えば、クローザーですよ。でも、精神面ではセットアッパーの方が楽かな?」

 これは、リリーフ経験を持つプロ野球解説者のコメント。肉体的に辛いのはセットアッパーで、精神的に辛いのが9回の最後を任されるクローザーだという。

 「セットアッパーは勝敗、点差に関係なく、首脳陣に『行け!』と言われたら投げなければなりません。クローザーは基本的に勝ち試合でしか投げませんから」(プロ野球解説者)

 先発投手が走者を背負うと、ブルペンに待機していたセットアッパーの投手たちは肩を作り始める。しかし、首脳陣が「やっぱり投手を交代させない」と言えば、そこで投球練習を終了する。

 投球練習をしても無駄に終わることが試合中に何度もあり、実際に登板していなくても、セットアッパーは肉体的な疲労を負うのだ。

 「栗林は大学(名城大)、社会人野球(トヨタ自動車)を経由してプロ入りしました。経験豊富ですが、広島では新人です。先輩投手が肩を作っているそばで座っているので、気苦労もあったのでは」(前出・同)

 栗林を休ませるとしたら、試合出場登録から外すのがベストだと思われるが、それはできないだろう。リリーバーの経験もある佐々岡真司監督は、どうやってブルペン陣を建て直すのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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