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いじめ記事が炎上の小山田圭吾が開会式メンバーに選ばれたワケは 音楽的評価と活躍

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 7月14日に東京オリンピック・パラリンピックの開会式、閉会式のクリエイティブチームのメンバーが発表された。そこで楽曲をコーネリアスこと小山田圭吾氏が担うことがわかり、過去が蒸し返されている。

 小山田氏は90年代に『ロッキング・オン・ジャパン』(ロッキング・オン)ならびに『Quick Japan』(太田出版)誌上で、小学生時代に障がい者をいじめていた過去を語っている。その内容は反省調というより、面白おかしく思い出を振り返るといったものだ。そのため、この内容はインターネット上でたびたび批判的に取り上げられてきた。今回も、ネット上では「こんな人がオリンピックやパラリンピックに関わって欲しくない」といった非難の声が上がっている。これを受け16日、小山田氏は自身の公式Twitterに当時の言動についての謝罪と、被害者への直接謝罪の意向を投稿した。

 >>東京五輪開閉会式演出メンバーが全員男性で「わかりやすい差別」 犬山紙子氏の主張に賛否<<

 ただ、起用する側も小山田氏の過去や、それに対する批判は織り込み済みだったはずだ。そもそも、小山田氏の音楽に対する評価はどういったものがあったのか。

 小山田氏は、小沢健二氏と組んでいたフリッパーズ・ギター解散を経て、1990年代半ばにコーネリアス名義でソロとして音楽活動を開始する。1997年に発売した3枚目のアルバム『FANTASMA』が高い評価を受け、アメリカのマタドール・レコードと契約する。楽器演奏にヴォーカルといったオーソドックスなスタイルだけでなく、サンプリングを駆使した実験的なインストゥルメンタルミュージックは、海外にも多くのファンを持ち、世界的に評価される存在だった。

 さらに『デザインあ』(NHK Eテレ)の音楽や、アニメ映画『攻殻機動隊 ARISE』のサウンドトラックを手がけるなど、BGM制作に対する評価も高い。オリンピックなどイベントの音楽を作るのにもふさわしい存在と言える。

 こうした音楽家としての能力が評価され、今回の起用に繋がったと見られるが、別の側面から炎上してしまったと言えるだろう。

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