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長寿アニメ「シンプソンズ」が未来を予知できる背景には、制作スタッフの存在があった!

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画像はイメージです

 今年の1月、リアルライブで長寿アニメ「シンプソンズの予言」を紹介させていただいた。日本でもおなじみの海外アニメ「シンプソンズ」は、過去に放映された内容が、後に現実でも起きるという事態がたびたび発生していることで知られている。

 例えばトランプ氏の大統領当選や、2014年W杯でのドイツの優勝(ブラジルに勝利するところも一致していた)、放送から17年後のエボラ出血熱の流行などを的中させている。今年はバイデン大統領当選にあたり、カマラ・ハリス副大統領の就任を予言した回が過去に放送されていたとして注目を集めていた。

 ​>>あの『大予言』を残した予言者、ノストラダムスの医療活動<<​​​

 しかし、なぜシンプソンズの内容はこれほどまでに当たるのだろうか。社会風刺的な内容のエピソードを作成したところ、偶然同じことが現実でも起きてしまったと考えるべきなのかもしれないが、それにしても「シンプソンズの予言」の精度の高さは驚異的である。この点について、デイリー・ミラー紙が興味深い指摘をした。それによると、シンプソンズの制作に関わった多くの人々が「大の数学好きである」ことに起因するのではないかというのだ。

 実際、1989年に放送された初代エピソードでは、微積分に関するジョークなど、数学に関する言及がふんだんに盛り込まれていたという。ガーディアン紙もシンプソンズの脚本家の多くに数学のスペシャリストが含まれていると過去に報じている。第1シリーズの制作に携わり、現在はエグゼクティブ・プロデューサーを務めるアル・ジーン氏は、わずか16歳でハーバード大学で数学を学んだ人物である。

 また、過去に脚本とプロデューサーを務めていたジェフ・ウェストブルック氏はイェール大学の元学者でアルゴリズム研究者だった。彼らはアニメの放送回の中にたくさんの数学的なパズルや、あえて間違えた式を盛り込んでおり、見つけ出すことのできた視聴者に100万ドルの報酬を用意したこともある。

 そんなプロフェッショナルたちによって綿密にストーリーが練られた結果、非常に正確な未来予知とも言えるアニメが出来上がったのかもしれない。

(山口敏太郎)

前回の記事
2021年の大統領就任式も予言していた!?長寿アニメ「シンプソンズの予言」​​​

参考記事
The Simpsons' incredible predictions could be because creators are maths nerds(dailystar)より
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/simpsons-incredible-predictions-could-because-24652635

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