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広島・栗林、侍ジャパン辞退寸前だった?「四球出す投手は難しいって…」建山コーチが明かした招集の裏話に驚きの声

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画像はイメージです

 野球解説者の片岡篤史氏(元阪神他)が22日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、侍ジャパン・建山義紀投手コーチ(元日本ハム他)がゲスト出演。東京五輪でチームの守護神を務めた栗林良吏(広島)にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。

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 今回の動画で建山コーチは、7月31日に行われ日本が「7-4」で勝利した五輪予選リーグ第2戦・メキシコ戦の舞台裏をテーマにトーク。先発を務め「5回2失点」と試合を作った森下暢仁(広島)への称賛や、勝利を収めどうしても予選1位通過を決めたかった理由などを語った。

 その中で、建山コーチは同戦9回裏に登板し「1回無失点」で試合を締めた栗林に代表招集を打診した際のやりとりを明かす。具体的な日時は触れなかったが、建山氏は6月16日の代表内定メンバー発表前に栗林に直接連絡。「こっちはジャパン(に呼ぶことを)考えてる。来てくれるのか?」と招集を打診したという。

 打診を受けた栗林は「はい! もちろんです!」と快諾したそう。ただ、招集を取り付けた後に何か質問がないか聞いたところ、栗林から「上原(浩治氏/元巨人他)さんのユーチューブを見たんですけど、建山さん四球を出す投手は招集難しいって言われてましたけど、僕ね、(四球を)出すんじゃないかと思います」と言われたという。

 建山氏は上原氏が5月13日に投稿したユーチューブ動画で「すごい球を投げて三振を取る魅力があったとしても、それに四球が付随してる投手はやっぱり(代表に呼ぶのは)キツい」と四球が目立つような投手は招集しにくいという旨を語っている。栗林はこの発言を踏まえて建山氏に不安を吐露したものと思われるが、建山氏は「出しても抑えたらええ!」と説得。その後広島の試合を視察した際にも、栗林に直接「四球出してもええよ。(四球覚悟で)思い切っていって、それで抑えてきてるんやから」と言葉をかけたと語った。
 
 建山氏の発言を受け、ネット上には「栗林が招集前にそんなことを打ち明けてたのは知らなかった」、「四球出しそうだけどいいんですかって首脳陣に聞くのは肝が据わってるな」、「前半戦の成績見なおしたら確かに四球かさんでたから、『四球で足引っ張りそう』って心配するのは仕方ない」といった反応が寄せられている。

 「栗林は五輪開催によりシーズンが中断した7月14日終了時点で『34登板・0勝1敗18セーブ・防御率0.53』と素晴らしい成績を残した一方で与四球数は『16個』を記録。これはセ各球団のクローザーの中では、巨人・ビエイラと並ぶワーストタイの数字でした。そのため、栗林はこの点を不安視してあらかじめ建山コーチに打ち明けたものと思われますが、建山コーチは四球がそれほど失点につながっていないことから“問題ナシ”と考えたようです」(野球ライター)

 迎えた五輪では「5登板・2勝3セーブ・防御率1.80」と、全試合に登板し金メダル獲得に大きく貢献した栗林。与四死球も「2個」と少なく抑えた(大会ワーストは4個で3名)が、建山コーチの「出しても抑えたらええ」という判断は大正解だったようだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg

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