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巨人・中田、日本ハム時代の悲劇再び? 予期せぬ途中交代に「古傷が悪化したかも」心配の声

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中田翔(写真は日本ハム時代)

 26日に行われた巨人対広島戦。「11-2」で広島が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ14年目・32歳の中田翔の途中交代だった。

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 アクシデントが起こったのは、「1-5」と巨人4点ビハインドの6回裏。中田はこの回先頭で打席に入ったが、広島先発・九里亜蓮が投じた6球目のシュートが左手甲に直撃。中田は当たった瞬間に左手を上下に振るような仕草を見せたが、特に表情を変えることはなく一塁へ出塁しプレーを続けた。

 ただ、無得点で終わった6回裏が終了すると、中田は中島宏之と入れ替わる形でベンチに退く。試合後の報道では特に大事には至っていないことや、27日・中日戦の出場は様子を見ながらの判断になることなどが伝えられた。

 中田の途中交代を受け、ネット上には「当たった瞬間ヒヤッとしたけど大丈夫そうでよかった」、「大怪我ならもっと痛がってすぐに交代してるだろうから大事をとっただけか」、「一塁守備で手首に負担かかるのを避けたかったんだろうな」といった反応が寄せられている。

 一方、「左手甲ってのがちょっとなあ…美馬に骨折られた時と同じ箇所だから心配」、「一応問題は無いらしいけど、あの時みたいにシャレにならないことになる可能性もあるからまだ安心できない」、「もしかしたら左手の古傷が悪化したかもしれないから、念には念を入れて精密検査をしておくべきでは」と、今後の状態を懸念するコメントも複数見受けられた。

 「中田は日本ハム時代の2013年8月21日・楽天戦で、楽天・美馬学(現ロッテ)から左手甲に死球を受け左手第5中手骨を骨折。この負傷により約1カ月半の離脱を強いられ、同戦前時点でトップに立っていたリーグ本塁打王争いにも敗れる結果となりました。今回の死球については現時点で大事には至っていないと伝えられていますが、ボールを受けた箇所が8年前に故障を負った箇所と同じであることからか、患部の状態を不安視しているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 27日の試合では「5番・一塁」でスタメンに名を連ねてはいる中田。ただ、左手甲はスイングだけでなく一塁守備でも負担がかかる箇所だけに、首脳陣は今後も慎重に状態を見ていく必要があるかもしれない。

文 / 柴田雅人

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