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侍ジャパン、栗山監督が突然抜擢されたワケ 日ハム退任前の発言が影響? 稲葉前監督の推薦説も浮上

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栗山英樹氏(写真は日本ハム監督時代)

 2012年から今季まで日本ハムの監督を務め、10月16日に今季限りでの退任が発表されている栗山英樹氏。29日、侍ジャパンの次期監督に就任する見通しと複数メディアが報じた。

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 報道によると、今夏の東京五輪でチームを金メダルに導いた稲葉篤紀前監督(現日本ハムGM)が9月末で退任したことを受け、侍ジャパン強化委員会は年内をめどに後任の人選をスタート。その中で栗山氏の名前が最有力候補に浮上し、本人も就任に前向きな姿勢を見せていることから近日中にも正式決定する見込みだという。

 栗山氏は2012~2021年の監督時代に、日本ハムをAクラス5回・リーグ優勝2回・日本一1回に導いた実績を持つ指揮官。ただ、昨季までは2年連続Bクラスと苦戦が続いており、今季も10月15日に3年連続Bクラスが確定。その翌日に球団から契約満了での退任が発表された。

 栗山氏の就任報道を受け、ネット上には「直近で成績出せてない栗山監督を代表監督にして大丈夫なのか?」、「成績不振から抜け出せないまま辞めた監督を就任させても成功するビジョンが見えない」、「栗山さんは選手時代から国際試合の経験が無いのも不安」といった否定的な声が寄せられている。

 一方、「他候補に断られ続けた末の苦肉の策では」、「代表監督は何かと叩かれがちな損な役回りだし誰もやりたがらなかったんだろうな」、「栗山監督が辞める直前の発言も影響してたりするんだろうか」と、栗山氏就任の流れになった背景を推測するコメントも数多く挙がった。

 侍ジャパンの後任監督については、これまでに巨人・高橋由伸前監督や広島・緒方孝市前監督らが有力候補として報じられている。一方、稲葉前監督の退任時はまだ日本ハムを指揮していたこともあってか、栗山氏の就任を有力とする報道はほとんどなかった。

 「稲葉前監督が五輪金メダルを獲得したこともあり、後任監督には次回の国際大会である2023年WBCでの好結果も求められています。結果を出せなければファンから猛バッシングを浴びるのはもちろん、今後の指導者キャリアに響くリスクも否定はできません。そのため、こうしたハードルの高さを理由に就任に難色を示した候補者が複数いたとしてもおかしくはないでしょう。一方、栗山監督は退任発表直後の10月21日・ソフトバンク戦後に『ちょっとだけああいう戦力でやってみたいなって…たまに思った』と、戦力が整っているチームの指揮に憧れを抱いていた旨を口にしたことが伝えられています。そのため、強化委員会はこの発言などから他候補よりもオファー受諾の可能性は高いと判断し急きょ、栗山監督に白羽の矢を立てるに至ったのかもしれません」(野球ライター)

 稲葉前監督は侍ジャパンを指揮するかたわら、「スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)」という肩書で日本ハムに籍を置いていた人物。このこともあってか、一部からは「稲葉監督が自軍監督の栗山さんを推薦したのでは」という見方も挙がっている。

文 / 柴田雅人

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