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阪神・スアレスのメジャー流出をファンが応援? 絶対的守護神の挑戦が後押しされるワケ、球団も既に代役探しに本腰か

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 NPBではこれまでソフトバンク(2016-2019)、阪神(2020-)でプレーし、今季までに「191登板・7勝13敗37ホールド68セーブ・防御率2.81」といった通算成績を残している来日6年目・30歳のスアレス。30日、今季限りでチームを退団する見込みと複数メディアが報じた。

 >>阪神・矢野監督、梅野へのコメントに「冷た過ぎる」の声 助っ人陣には残留熱望も、球団への“慰留丸投げ”意向が物議<<

 阪神とスアレスは昨オフ、スアレス側に2年目の契約選択権がある2年契約を締結。報道によると、球団側はオフシーズンに入り全力で慰留に努めたというが、スアレスはMLB移籍の意向が強く慰留を固辞。これにより、スアレスは30日が提出期限となる保留者名簿から外れ、どの球団とも交渉を行える自由契約選手になることが確定したという。

 今季のスアレスはチームの絶対的守護神として62試合に登板し、「1勝1敗42セーブ・防御率1.16」と2年連続で最多セーブのタイトルを獲得。こうした活躍もあり、これまでの報道では複数のMLB球団が獲得調査に動いていることが伝えられている。

 スアレスの退団報道を受け、ネット上には「2年連続セーブ王が流出ならあまりにも痛すぎる」、「国内移籍されるよりはマシだが、防御率1点台の守護神の穴はそう簡単には埋まらないだろう」、「本人の意思が強いなら、自由契約後の再契約もなさそう」と落胆の声が寄せられている。

 一方、「流出はもちろん惜しいけど、それ以上にスアレスには10数年越しの夢を叶えてほしい」、「本人が一度は断念した道が見えてるならしょうがない、どうせ行くなら大活躍してくれ」、「年齢的にも若くは無いし、チャンスがありそうなら思い切って挑戦すべき」とMLB移籍を後押しするコメントも数多く挙がった。

 スアレスは母国・ベネズエラでプレーした20歳の頃にMLB入りできずに一度野球をやめ、建設作業員やタクシー運転手を経て22歳で再び野球の道に戻った選手。そこからはメキシコリーグ、ソフトバンク、阪神と国外球団を渡り歩き、阪神では2年間で「113登板・4勝2敗8ホールド67セーブ・防御率1.65」といった数字をマークした。守護神として素晴らしい活躍を見せたこともあり、このまま一度は諦めたMLBの舞台までステップアップしてほしいと願っているファンも少なくないようだ。

 「阪神はスアレスが退団する見込みと報じられた同日に新守護神候補としてケラー(ピッツバーグ・パイレーツ)の獲得調査に乗り出していることが報じられており、19日には中日・又吉克樹のFA獲得に動いていることも伝えられています。ブルペンのテコ入れに動いているところを見ると、球団もスアレスのMLB移籍希望についてはある程度尊重し、流出やむなしの姿勢で来季の編成を考えているのではないでしょうか」(野球ライター)

 今季はリーグ優勝したヤクルトとゲーム差なしの2位とわずかに優勝には届かなかったが、12球団最多の77勝をマークした阪神。このうち43勝に絡んだスアレスの穴をどのように埋めるのかは今後もファンの注目を集めそうだ。

文 / 柴田雅人

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