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西武・辻監督、平良への発言に疑問の声「不貞腐れるのでは」 守護神続投明言が物議、ブルペン事情から再考求める意見も

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 2018年のプロ入りから西武でプレーし、今季までに「142登板・6勝5敗60ホールド22セーブ・防御率1.71」といった通算成績を残しているプロ4年目・22歳の平良海馬。27日、チームを率いる辻発彦監督が来季の守護神続投を明言したことを複数メディアが報じた。

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 平良は今季開幕当初はセットアッパーだったが、前守護神・増田達至の不調などにより6月ごろから主に守護神として起用されるようになった。報道によると、26日に取材に応じた辻監督は「やっぱり平良は後ろ。増田はその前をしっかりと1イニング任せられるように」と、来季の勝ちパターンはセットアッパーに増田、守護神に平良という形を考えている旨を明言したという。

 今季の平良はシーズン途中に配置転換がありながらも「62登板・3勝4敗21ホールド20セーブ・防御率0.90」と、プロ野球史上2人目の「シーズン20ホールド20セーブ」を達成するなど活躍。球団側からもこの成績は高く評価されており、23日の契約更改では5800万円アップの年俸1億円(推定)でサインしている。

 辻監督が明言した平良の守護神続投を受け、ネット上には「文句のつけようがない数字残してるから続投は当然」、「増田は数字振るわなかった(33登板・0勝3敗9ホールド8セーブ・防御率4.99)し、平良が引き続き守護神務めるのが妥当だな」と納得する声が続出した。一方で「現時点でのリリーフ継続明言は本人のモチベに関わりかねない」、「この調子なら来年も先発転向のチャンスは無さそうだけど、これ最悪平良が不貞腐れるリスクもあるのでは」と今後への影響を懸念するコメントも数多く挙がっている。

 平良は2019年オフ頃から球団に先発転向を訴えているが、代わりとなるリリーフが見当たらないチーム事情などからここまで実現に至っていない。2020年の春季キャンプでは一時、先発転向をにらみ調整していたが、同年2月27日の練習試合・ソフトバンク戦で「3回5失点・被安打6」と結果を残せなかったことで辻監督から「(先発は)終わり。(起用は)後ろ」と挑戦を打ち切られた経緯もある。

 「平良はこの練習試合以降、先発テストの機会すらもらえていませんが、先発転向へのこだわりは今も強く抱いているといいます。実際、23日の更改後会見では『MVPを受賞した山本(由伸)投手(オリックス)は本当に支配的なピッチングをしたので、そういうピッチャーになりたい』と、リリーフでありながら他球団の先発を目標に掲げたことも伝えられています。こうした背景もあってか、辻監督の守護神続投明言に平良が不満を募らせている可能性もあるのではと心配するファンも少なからずいるようです」(野球ライター)

 武隈祥太(46登板・0勝2敗9ホールド・防御率1.76)、水上由伸(29登板・0勝1敗4ホールド・防御率2.33)、公文克彦(24登板・0勝0敗3ホールド・防御率1.93)と、平良には及ばないものの安定した投球を見せたリリーフも複数いた今季の西武。一部からは「活きのいい他リリーフいるんだし、来春キャンプでは平良の先発テストくらいはやってもいいんじゃないか」という声も挙がっている。

文 / 柴田雅人

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