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OP戦好調の日本ハムに「このままいくのは無理」球界OBが急失速を予想し物議、若手奮闘の弊害は既に発生中?

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新庄剛志監督

 野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、7日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。番組内での発言がネット上で物議を醸している。

 今回の番組で金村氏は6日までに行われたオープン戦で印象に残ったチーム・選手や、6日の阪神対楽天戦で「4回無失点・被安打1」と好投した阪神・桐敷拓馬への期待などを話した。その中で、6日終了時点でオープン戦首位タイに立つ日本ハムの今後を不安視した。

 >>日本ハム・吉田に「ちょっと生意気」苦言も 藤川氏が明かしたキャンプ指導の裏話が物議、苦労した分効果も絶大?<<

 日本ハムはオープン戦初戦の2月26日・DeNA戦は「0-5」で敗れたが、翌27日~3月6日にかけての5試合は引き分けを挟み4連勝。チーム打率は12球団最下位(.171)の一方、チーム防御率は全体1位(1.33)と守り勝つ野球で白星を重ねている。

 ただ、金村氏は「このままいくのは無理」と、現在の好調はそう長くは続かないだろうと予想。続けて、「今は若手がキャンプから飛ばしに飛ばして、疲れも出てきて(る)」と、春季キャンプから練習・試合を精力的にこなしてきた若手選手に疲労の色が見え始めていると指摘した。

 「日本ハムは競争、競争で全力でやってるから。みんなが全力プレー。大したもんや、ここまで改革しよう思ったら」と、ポジションをつかむため全力プレーを続ける選手が多いこと自体は評価した金村氏。ただ、「シーズン入ったら今度は(他球団の)一流どころが調子上げてきてガーンといくから、まあ簡単には勝てない」と、他球団の主力が調整を終え迎える開幕後は苦戦を強いられるのではと推測した。

 この金村氏の発言を受け、ネット上には「さすがに逆張りすぎでは? どこの球団もキャンプから頑張ってきた若手はこの時期多少は息切れするもんだろ」、「ここまでの戦いぶりを見る感じ地力ついてそうだし、他球団の主力相手に歯が立たないって感じになるのは考えにくい」と反論が寄せられた。一方、「今後も故障者が止まらないようなら急失速は十分あり得る」、「確かに蓄積疲労は怖いとこではある、現時点でも怪我人相次いでるし」と、金村氏の主張に理解を示すコメントも多数みられた。

 「日本ハムは春季キャンプからここまで新庄剛志監督が選手の守備位置をシャッフルしたり、ガラポン抽選器で打順を決めたりと多くの選手にチャンスを与える姿勢を打ち出しています。この影響でほとんどの選手がチャンスをモノにしようと練習・試合に目の色を変えて臨むようになり、本来の練習メニューに加えて早出・夜間練習を自主的に行う選手もかなり増えたそうです。ただ、練習・試合で常に全力を出すことの弊害からか、杉浦稔大(左半膜様筋の肉離れ)、野村佑希(左足首捻挫)、五十幡亮汰(急性腰痛)と故障者も相次いでいます。そのため、ここまで猛アピールを続けてきた選手たちにこれ以上故障者が出るようなら、金村氏の予想通りにシーズンで出遅れる展開も避けられなくなるのではとみているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 新庄監督は就任直後に出演した地元北海道のTV番組で「怪我をしてしまったら一般人やからね。意味ないのよ。そういう選手はいらないよね」と、選手の故障には厳しい評価を下す旨を述べている。春季キャンプから積み上げた評価を台無しにしないためにも、選手らはより一層コンディション管理に注意を払う必要がありそうだ。

文 / 柴田雅人

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