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阪神・矢野監督に球界OBが苦言「かわいそう」 二軍降格・桐敷の処遇に苦言も反論相次ぐ

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矢野燿大監督

 野球解説者・中西清起氏(元阪神)が18日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。阪神・矢野燿大監督にまつわる発言がネット上で物議を醸している。

 今回の動画で中西氏は、4月12〜17日に行われた6試合で「2勝4敗」だった阪神の戦いぶりをテーマにトーク。その中で、矢野監督が14日・中日戦後にドラ3・22歳の桐敷拓馬を二軍に落としたことを疑問視した。

 >>阪神・矢野監督に「みっともない」批判相次ぐ 昨季に続く失言? 好投した巨人・赤星へのコメントが物議<<

 14日の試合は当初藤浪晋太郎が先発予定だったが、前日に新型コロナ感染が確認されたため桐敷が代役として緊急先発。しかし、桐敷は「2回2失点・被安打4・四球1」と試合を作れず敗戦投手となった。試合後、矢野監督は「あの状態やったらちょっとしんどい」として桐敷の二軍降格を明言し、翌15日に桐敷の登録を抹消している。

 二軍落ちとなった桐敷について、中西氏は「先発いって中に入ってまた先発いったりって感じで、ちょっとルーキーとしてはかわいそうなところはあるよね」とコメント。桐敷は14日の試合も含めて先発で2試合(3月27日、4月14日)、中継ぎで4試合(4月1、2、6、8日)と役割が固定されていない状況が続いていたが、経験の浅いルーキーにとっては酷な面もあったのではと推測した。
 
 その上で、中西氏は「抹消はないんじゃないのかという感じはしますよね。かわいそうだね」、「ルーキーとしていい素材の芽を摘んじゃうと良くないと思うんでね」と指摘。イレギュラーな起用をしたあげく二軍に落としたのは、桐敷の今後の成長を考えると良くない判断だったのではと矢野監督に苦言を呈した。

 中西氏の発言を受け、ネット上には「確かに急に先発に回して、ダメだったから降格っていうのはちょっと酷い」、「先発には先発、中継ぎには中継ぎに適した調整法や力配分があるのに、コロコロ役割変えてたらそうした能力は身に付きにくいと思う」、「桐敷のメンタル面も心配だな」と同調の声が寄せられた。

 一方、「桐敷はその前から安定感無かったんだし妥当だろ」、「それまでの防御率を考えると降格はそんなにおかしいことでもない」、「二軍落ちは成長の芽を摘むって主張も分からん、逆にレベルアップが見込めるいい機会だと思うんだが」といった反論も多数見られた。

 「桐敷は14日試合前時点で5試合に起用されていましたが、投球成績は『0勝1敗・防御率6.14』と今ひとつ。先発防御率『5.40』、救援防御率『7.71』と、どちらの役割でも結果を残せていませんでした。このことから、矢野監督の二軍降格判断は間違いではないと中西氏に異を唱えているファンは少なからずいるようです。また、二軍降格は今後の成長を阻害するという旨の主張に対しても、二軍は再調整や先発・中継ぎの適性判断に時間が割けるため逆に成長が見込めるといった反論が寄せられています。なお、球界では不振で二軍落ちとなった選手が自身のプレースタイルや役割を見つめ直した結果、大きく復調したというケースは少なからずあります」(野球ライター)

 OBやファンの間でも意見が割れている桐敷の二軍降格。矢野監督の決断が正しかったのか、それとも間違っていたのかは、今後桐敷がどのような投球成績を残していくかに左右されそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
中西清起氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCMokupGPVCIvM99XLMnKbQQ

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