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ヘリコプターを降り自撮りしようとした男性、回転中のプロペラに巻き込まれ死亡

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画像はイメージです

 旅行に出かけたら、いつもと違う写真を撮りたくなるものだ。海外では、セルフィーで写真を撮ろうとして、命を落としてしまった人がいる。

 ギリシャ・アテネ近郊で、ヘリコプターを降りた男性が、回転中のプロベラに接触して頭を強く打って死亡したと、海外ニュースサイト『Daily Mail』『Daily Beast』などが7月26日までに報じた。

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 報道によると、イギリスの地元の大学に通う22歳の男性は友人らとともに、ギリシャ旅行に出かけたそうだ。一行は、ギリシャのミコノス島で休暇を過ごし、7月25日に帰国の途についたという。Aらはミコノス島から首都のアテネまで、ヘリコプターを2台チャーター。その後は、プライベートジェットでイギリスに帰国予定であった。

 同日夕方、Aは友人3人とともに、1台目のヘリコプターに乗り込んだ。Aの乗ったヘリコプターは、アテネ近郊の飛行場に無事着陸。ヘリコプターを降りたAは、セルフィーを撮ろうとして、ヘリコプターの後方へ向かった。Aはテールローター(ヘリコプターの後ろについている小型のプロペラ)に近づきすぎたようで、まだ回転しているテール・ローターと接触、頭を強く打った。すぐに救急隊が呼ばれるも、Aは死亡が確認された。即死だったという。

 Aの死亡を受けて、ギリシャ警察は、ヘリのパイロットや飛行場の責任者らを、業務上過失致死の疑いで逮捕した。しかし、すぐに釈放されたという。現場の監視カメラの映像やパイロットの証言を確認した警察によると、職員らはヘリを降りたAらを、一旦空港ラウンジに誘導したそうだ。しかし、Aはラウンジの外に出て、職員らの制止を無視して再びヘリコプターに接近したとしている。警察は、本件事故をAの過失とみているという。

 しかし、Aの友人らは、警察の発表に疑問を呈している。Aの友人や、2台目のヘリコプターに乗った友人の父親によると、ヘリを降りたとき、パイロットや職員からは何の説明もなく、ただヘリの扉が開いただけで、ラウンジにも誘導されていないと主張。Aがヘリコプターの後方に向かって行ったとき、職員らは何も言わなかったと、各社の取材に対し話しているという。

 このニュースが海外に広がると、ネット上では「着陸直後のヘリコプターに近づいたAの責任」「職員が注意しなくても、エンジンついたままのヘリが危険なのは分かるだろう」「痛みも感じず即死だったのが、せめてもの救い」「頭は切断されたのかな」「そばにいた友人らがトラウマになるレベルだと思う」「ヘリコプターの写真だけにしておけば良かった」「金持ちならではの事故」「パイロットらは当然保身に走るよね」といった声が上がった。

 ヘリコプターにはむき出しのプロペラがついており、離発着直後は特に危険だろう。写真を撮るにしても、遠くからにしておくのが無難なようだ。
 
記事内の引用について
British tourist poses with friends before he was killed in helicopter tragedy - as pal says Greek claim he 'ran into rotor blade while on his phone after being escorted to lounge' is NOT true(Daily Mail)より
https://www.dailymail.co.uk/news/article-11049359/Wealthy-British-tourist-taking-selfie-killed-helicopter-blade-Greece.html
Student, 22, Dismembered by Helicopter Blade on Luxury Vacation(Daily Beast)より
https://www.thedailybeast.com/jack-fenton-22-dismembered-by-helicopter-blade-on-luxury-vacation-in-greece

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