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生稲晃子氏の旧統一教会施設訪問、スタッフは「予め決まっていたはず」

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生稲晃子氏

 自民党の生稲晃子参院議員が18日、発売中の「週刊新潮」(新潮社)で報じられた、萩生田光一政調会長とともに6月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連施設を訪問したことについて、党本部で記者団の取材に応じたことを、各メディアが報じた。

 生稲氏は7月10日投開票の参院選に東京選挙区から立候補して初当選。施設を訪れたのは、公示直前の6月18日で八王子市内の施設だったことをこの日、明らかにした。

 生稲氏は「旧統一教会の施設だったと分かったのは最近のことだ。(6月の)その時は知らなかった」と振り返った。

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 また、「岸田(文雄)首相が国会議員一人一人が調べるようにと言われた時に私も調べて分かった。当時は毎日毎日すごい数を回っていた。暑かったし、自分がしゃべることを間違えちゃいけないと必死だった。いつもそんな感じの移動だったから、その時も(施設を)全く見ていなかった」と説明したのだが……。

 「かなり苦し紛れの説明。おまけに、当初の生稲氏サイドの説明によると、演説を聞いていた有権者に連れられ予定外の施設訪問だったことを説明した。しかし、一部メディアに対して生稲陣営のスタッフが『予定はあらかじめ決まっていたはず』と説明。生稲陣営の対応は配慮が足りなかった」(政治部記者)

 生稲氏といえば、投開票日のテレビ各局の選挙特番への出演を回避。さらに、8月3日の国会初登院は報道陣を避けて登院し批判を浴びていた。

 そして、議員としての任期がスタートして早々に〝逆風〟が吹き荒れることになったが、いろいろと計算が狂ってしまったようだ。

 「もともと、安倍晋三元首相陣営から出馬のオファーを受けたが、安倍氏はまさかの銃撃を受けて死亡。犯人の供述から、母親が統一教会にハマって関係が深い安倍氏を逆恨みして犯行に及んだことが発覚。安倍氏という強力な後ろ盾を失ったうえで、安易に統一教会の施設を訪れたことでたたかれるとは夢にも思わなかっただろう」(永田町関係者)

 生稲氏はいきなり大きな〝失点〟を喫してしまった。

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