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阪神・佐藤、巨人3連戦ではスタメン落ち? 岡田監督は浜地のセットアッパー起用も再考か

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岡田彰布監督

 指揮官も「吹っ切れたら」と思っているはずだ。

 4月9日、甲子園球場で行われた東京ヤクルトとの一戦は“4時間29分の死闘”となった。延長12回裏、代打・森下翔太選手が三塁ライナーに倒れ、ゲームセット。しかし、岡田彰布監督の怒りは、ネクストバッターズサークルにいた佐藤輝明選手にぶつけられた。

 「いやあ、そら。うーん…。余計に目立つわな。あそこでチャンスが回ってくるからな、結局は」
 同日の佐藤は5打席ノーヒット。第2打席で四球を選んだが、4三振を喫している。

 トータルでの打率は1割6分、本塁打ゼロ。「得点圏打率.000」、同日も二度の得点好機で打席を迎えたが、結果は残せなかった。

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 不振は誰にでもある。しかし、岡田監督は「タイミングの取り方が遅れている」と何度も指摘しており、そんな佐藤の状況を改めて質問されると、「もうそれはずっとよ。ずっと言い続けていることやから。渡邉(諒)がいないんよ。それだけよ」

 と、佐藤のスタメン落ちも匂わせた。

 阪神OBのプロ野球解説者がこう続ける。

 「岡田監督はスタメンに不振選手が出たら、暫くはガマンしますが、『打順を下げて』という対処法はしません。レギュラーの、それもクリーンアップの中核選手の打順を下げたら、試合開始前に弱点を教えるのも同じと考えています」

 佐藤の代役として、名前が挙がった渡邉諒内野手だが、このヤクルト3連戦の初戦(7日)、発熱等を訴えて特例措置で出場選手登録を抹消されている。詳細は発表されていないが、

 「試合前、三塁の練習にも加わっている」(在阪メディア)

 との情報も聞かれた。

 岡田監督は「よほどのことがない限り…」と言い続けてきたが、同日に出た主軸外しの発言は“本気”のようだ。

 一方、佐藤だが、ベンチ裏の通路でぶら下がってきた記者団に「切り替えて頑張ります」と返すだけ。不振脱出の兆しが見えなければ、渡邉の回復が遅れても、11日からの巨人3連戦で「スタメン落ち」ということも十分にあり得る雰囲気だった。

 その巨人戦について、こんな声も聞かれた。

 「トラ指揮官として、岡田監督は2008年以来の巨人戦です。最大13ゲーム差をつけて首位を独走していたのに、巨人に逆転優勝を許してしまい、退任しました。宿敵をガツンと叩いて、『悪夢』も払拭しておきたいところ」(前出・プロ野球解説者)

 悪夢を払拭する起爆剤が佐藤となれば、最高なのだが…。

 “不安要素”は佐藤だけではない。ヤクルト3連戦の初戦、山田哲人選手に決勝の2ランを浴びたリリーバーの浜地真澄投手について、「しんどいかもしれん」とこぼしていた。浜地をセットアッパーから外す可能性も高い。

 「引き分けに終わった9日、ベンチ入りさせた投手9人のうち6人を投入する接戦でしたが、浜地の出番はありませんでした」(前出・在阪メディア)

 岡田監督は投打に不安要素を抱えながら、敵地・東京ドームに乗り込む。(スポーツライター・飯山満)

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