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豊昇龍、次場所でカド番転落確率60%? 白鵬も故障リスク大と指摘、新大関が直面する問題は

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豊昇龍

 9月10~24日にかけて行われる予定の大相撲9月場所。相撲ファンから最も大きな期待を集めているのが新大関・豊昇龍だ。

 豊昇龍は12勝以上をマークすれば大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)をクリアする状況で迎えた7月場所で、「12勝3敗」をマークし自身初優勝を達成。これを受けた相撲協会は7月26日に開いた番付編成会議と臨時理事会で、豊昇龍の大関昇進を満場一致で承認した。

 同日に臨んだ伝達式で「大関の名を汚さぬよう気魄一閃(きはくいっせん)の精神で努力いたします」と口上を述べた豊昇龍は、7月29日~8月27日の日程で行われている夏巡業で精力的に稽古を行っている。9月場所に向けて順調に調整している様子だが、同場所では思わぬ苦境に陥るのではないかと心配しているファンもいるようだ。

 >>豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは<<

 角界では令和初の場所となった2019年5月場所から2023年7月場所までに、貴景勝(2019年5月場所)、朝乃山(2020年7月場所/現平幕)、正代(2020年11月場所/現平幕)、御嶽海(2022年3月場所/現平幕)、霧島(2023年7月場所)の5名が新大関として場所を迎えている。

 ただ、この中で期待通りといえる成績を残したのは朝乃山(12勝3敗)、御嶽海(11勝4敗)の2名のみ。貴景勝(3勝4敗8休)、正代(3勝2敗10休)、霧島(6勝7敗2休)の3名は故障休場を強いられいきなりカド番に転落している。

 大関は「2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」をマークすれば横綱に昇進できるが、逆に2場所連続で負け越した場合は関脇に転落するシビアな位置で、当然ファンからの期待や重圧は大きくなる。また、本場所では期待の表れとして多額の懸賞金がかけられるため、これを狙う他力士からのマークも厳しくなる。こうした状況の中で期待に応えようと場所前調整で入れ込み過ぎること、本場所では勝ちを意識し過ぎて力むことなどが苦戦の一因と見られている。

 豊昇龍としては貴景勝ら3名のような故障休場、カド番転落は何としても回避したいところだが、そのためには強引な取り口を控えることが必要不可欠。豊昇龍はかねて宮城野親方(元横綱・白鵬)らから、無理な体勢から力任せに投げを繰り出すことが多いとして問題視されている。2023年1月場所では9日目・若元春戦で、土俵際で投げを打った際に左足首を負傷するアクシデントもあっただけに、不利な体勢を覆すよりもどう有利な体勢に持っていくかを意識した方がよさそうだ。

 また、相手のペースに巻き込まれないような冷静さも求められているといえる。豊昇龍は7月場所千秋楽・伯桜鵬戦で、仕切りから睨んできた伯桜鵬を睨み返すと、取組では相手を組み止めたところから強烈な右上手投げを見舞い勝利している。格の違いを見せつけた形だが、故障や変化を食らうリスクを考えると、相手の挑発には乗らずに落ち着いて相撲をとる方が無難ではないだろうか。

 7月24日の優勝一夜明け会見では「この先、まだまだ上の番付(横綱)があるので。そこに向けて一生懸命稽古して、自分を信じて上までいきたい」と口にしたことが伝えられている豊昇龍。来たる9月場所では、横綱昇進を期待させるような成績を残すことができるのだろうか。
 
文 / 柴田雅人

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