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不起訴処分の西武・山川穂高、スキャンダル以外にも深刻問題? FAはおろか今季復帰も絶望的か

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山川穂高

 知人女性に対する強制性交の疑いで5月23日に書類送検された西武のプロ10年目・31歳の山川穂高。8月29日、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分としたことが報じられた。

 山川は昨オフに知人女性の膣内や下半身などにけがをさせたとして、強制わいせつ致傷容疑で被害届を受理した警察から事情聴取を受けていたことなどを5月11日に『文春オンライン』(文藝春秋社)が報道。翌12日に西武球団から「総合的に判断して、コンディション的に」という理由で抹消され、現在は三軍で練習を続けているという。

 被害者女性が判断を不服として検察審査会へ申し立てを行う、あるいは民事訴訟を起こす可能性はあるものの、ひとまず一つの結果が出た山川。残りシーズンでの一軍復帰があるかどうかに焦点が移る中、早くも今オフの去就に注目しているファンも少なくないようだ。

 >>書類送検の西武・山川、過去の後輩批判蒸し返される?「野球辞めたら」3年前とは対照的な言動に呆れ声<<

 「西武球団の親会社である西武ホールディングスは、12球団の親会社の中でも特にコンプライアンスに厳しい球団として知られています。また、6月21日に行われた株主総会では、株主から起訴・不起訴に関わらず山川の解雇を求める意見も出たといいます。妻子持ちの山川が起こした今回のスキャンダルでは西武側にも管理責任を問う声が少なからず寄せられた上、不起訴でも不倫の事実に変わりはないですが、このような素行不良の選手は置いておけないとして今オフに放出に動くのではという見方は根強くあります」(野球ライター)

 仮に西武側が今オフ放出に動くとするならトレード、自由契約といった手段が想定される。また、山川は残り16~17日の一軍登録で国内FA権の取得条件を満たすと見られているため、FAを取得させ他球団への移籍を促すやり方も選択肢といえる。

 ただ、仮に西武側が放出に動いたとしても、ファンやスポンサーからの反発を覚悟で獲得に手を挙げる球団がどれだけあるのかは不透明。また、スキャンダルを考慮しなかったとしても獲得リスクは低くない。

 山川は2014年のプロ入りから西武でプレーし、本塁打王3回(2018-2019,2022)、打点王1回(2022)を獲得するなど実績豊富な強打者。だが、身長176センチ・体重103キロの巨体でプレーする負担が大きいのか、近年は右足首痛(2020)、左ハムストリングスの肉離れ(2021)、右太もも裏の肉離れ(2022)、下半身の張り(2023)と毎年のように故障に見舞われている。

 また、今回のスキャンダルにより長らく実戦から遠ざかっていることで試合勘が鈍っていることはほぼ確実な上、年齢も今年11月で32歳と決して若くはない。世間的なイメージが悪いだけでなく、コンディション面にも不安を抱えるとなると他球団としては手を出しにくいところだろう。

 西武・渡辺久信GMは30日、山川への今後の対応について「発表というか、そういうあれは、準備ができ次第リリースという形になる」と語ったというが、果たしてどのような判断を下すことになるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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