告知ポスターは、町内会の盆踊りや公民館で行われるイベントのチラシのようなデザイン。さらっと貼りだされているので、違和感はまったくない。話題にならなければ気が付かない人も多いだろう。同ポスターが戸越銀座商店街の案内所入り口と横浜市鶴見中央の公共掲示板に張り出されたことで、賛否両論となった。
具体的には、「最高、神センス」「掲示板になじんでいる」「うまいこと考えるなーって感心」と絶賛する声や、「ちょっと市民の掲示板を馬鹿にしてるよな」「広告として悪い方に一線超えてる」「オモコロは好きだけどこれはちょっとなぁ」といった批判する声が上がっている。
地域の公共掲示板に主張するでもなく紛れ込むようにしているのは、デザインのうまさだろう。アイデア自体は面白い。しかし、本来はその地域で行われるイベントを告知するためのものだ。ライブを開催するというのであれば分かる。今回はCDの販促で、ご当地限定版がでるわけではない。営利目的で貼ってしまっては感じの悪い資本主義と思われても仕方がない。公共物を使うのであれば、節度を持ってもらいたい。