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ケイリン徒然草 さらに自在味を見せてくれば面白い木暮安由

 92期生は牛山貴広(茨城)木暮安由(群馬)小原将通(大分)柴田洋輔(東京)和田圭(宮城)の5人がS級で活躍中だ。

 最初にS級にあがったのは牛山で一昨年8月の防府でS級初優勝。今年はS1に上がり、第1戦の観音寺で(6)(1)(1)と2回目のFIを制覇。いよいよGIII戦線での活躍が期待されている。ダッシュは鋭いとはいえないが、粘りと根性はすごい。観音寺でも今絶好調の浜田浩司(愛媛)のまくりを追い込んでいる。今年のGIII戦から上位での闘いが始まる。
 「ダッシュなんか地脚があれば練習していくうちについてくるよ」とは豪快まくりで鳴らした阿部良二(岩手)が常々いっていたことだ。牛山の地脚もついてくるだろう。

 この牛山以上に粘りと度胸のあるレースぶりを立川GIIIで見せたのが、木暮だ。初日特選シードされると、佐藤友和(岩手)の2着に入り、優秀戦では柴崎淳(三重)、加藤慎平(岐阜)の中部ラインの後ろに元群馬の先輩・後閑信一(東京)に3番手に入れてもらうと、ゴール前、加藤を追い込んで1着とファンの度肝を抜いた。
 準決もしぶとく3着で通過。はじめてのGIII戦で優勝に乗ったのだからすごい。得点も119点稼いでいる。新鋭にしてはレースぶりも落ち着いていて、横のさばきもできる。熊本、松戸、高松、千葉とFI戦が続いている。上位との戦いは2月後半以降だろうが、このFI戦でさらに自在味を見せてくれば、牛山以上の活躍をするだろう。
 和田も立川GIIIでは(3)(3)(5)(2)と堅実に走った。この選手も叩かれてもまくり返してくる気迫は十分で、今後に期待できる。
 残念なのは小原将通(大分)。S級入りが決まっていたのに、10月の富山準決、過失走行で斡旋停止を食ってしまった。だが、昨年はA級だが9回優勝、1着40回の実績がある。くさらずに練習すれば、汚名返上のチャンスは十分にあるだろう。

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