search
とじる
トップ > その他 > 「アキバ探検隊」ミステリーマニア待望のDS新ソフト「犬神家の一族」で金田一耕助を超える

「アキバ探検隊」ミステリーマニア待望のDS新ソフト「犬神家の一族」で金田一耕助を超える

 推理小説マニアならばまず読んでいる横溝正史氏の代表作「犬神家の一族」が、ニンテンドーDS用ソフトになって来年1月に新発売される。ゲームのツボは、プレイヤー自身が名探偵・金田一になりきって事件を解決できること。独特の墨絵ふうタッチが、横溝ワールドを再現。推理力や調査力によっては、原作にはないストーリー展開が繰り広げられるという。

 遊び方は簡単。物語が進む中、会話から重要語を集めて、それをさまざまな登場人物にぶつければいい。アドベンチャーゲームはアイテムを集めるのが手間だったりするが、プレイヤーが苦痛に感じないレベルに抑えてあるという。
 原作は複雑怪奇な事件だけに、ストレスなくストーリー進行できるのがいい。ちょっとばかり試作機で遊んでみると、途中でやめるのがツラいほどだった。
 ソフトを開発したフロム・ソフトウェアの企画プロデューサー武村大氏は「原作を読んだ人も読んだことのない人も楽しめるよう工夫しました。ミステリーマニアは『もしあの場面で金田一がこうした行動を取っていれば…』とか考えるじゃないですか。そうしたifを存分に生かせます」と自信たっぷり。不敵な笑みを浮かべながら「もしかしたら1人も死者を出さずに事件を解決できるかもしれませんよ」と付け加えた。
 なるほど、原作を知っていれば事件のポイントは分かるから、“金田一超え”も可能というわけだ。「犬神家の一族」は何回も映画・ドラマ化されている。白マスクがぶきみな佐清(すけきよ)のインパクトが強いが、マドンナの野々宮珠世とどう絡むかも腕の見せどころ。レイプ未遂される珠代役は1976年の市川崑監督作品では島田陽子が演じ、2006年の市川監督2度目の映画化では松嶋菜々子がキャスティングされた。鋭い推理をしながら、「しまった!」と手遅れになることの多い金田一さんに代わって、さくっと事件を解決したい。価格は税込み5040円。

関連記事


その他→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

その他→

もっと見る→

注目タグ