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「アキバ探検隊」怪奇コラボ菓子「いかチョコ」の味

 秋葉原の裏通りにひしめく家電雑貨店を渡り歩いていたら妙な菓子を見つけた。「いかチョコ」(税込200円)という聞くに恐ろしい食べ物だ。販促看板は「超!イカすマズさ!」「うわっマズッ」とけなし放題。それが逆にアキバ系のあくなき好奇心を駆り立てている。
 いかチョコは、酒のつまみであるさきいかをチョコレートソースでコーティングしたもの。風味は「チョコ」「ホワイト」「チーズ」「抹茶」の4種類ある。1箱に5袋の小包が入っており、パーティーやピクニックなどで配りやすそう。まあ、そんなことはどうでもいい。問題は味だ。
 比較的食べやすそうなチーズ味から手をつけた。袋を開けた瞬間、甘い匂いが鼻をつく。チョコでくるまれて一回り太くなったさきいかは、もはやさきいかには見えない。おそるおそる食べてみると…。イケる!意外とうまい!相当マズいと覚悟して食べたことを差し引いても、十分にお菓子として通用するレベルにある。
 ほのかに薫る抹茶味もイケるが、むしろチョコやホワイトチョコをかけた「甘味×塩味」のギャップが大きい組み合わせのほうがおいしかった。舌に自信がないので同僚数人にも食べてもらったところ、やはり「意外とうまいね」と好評だった。

 製造元の珍味メーカー「タクマ食品」(愛知県春日井市)によると、いかチョコじたいは5年以上前に開発した商品。昨年、抹茶とチーズ味を追加開発したという。「試作でいろんな珍味やドライフルーツにチョコをかけてみたら、さきいかがおいしかったんです。自由な社風から生まれた商品であり、そこまでおいしさは追求していませんから、販促看板の『イカすマズさ』も全く問題ありません(笑)」(総務担当者)
 ところが、パッケージでは「2つの味のコラボレーションは今までにないベストマッチのおいしさ」とうたっている。この臆面のなさも含め、なかなか味のある企業だと感心した。

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