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六本木ヒルズの怪談池

 今でこそおしゃれな雰囲気の六本木ヒルズ一帯。いっぽうで、首領・浅野内匠頭の仇を討った赤穂浪士10名が、この地に下屋敷を持っていた毛利家のお預かりとなり、毛利池(別名・ニッ○池)の池畔で切腹を遂げ、彼らの首が同池で洗われた史実も有名だ。

 彼らが、この世に恨みや未練を持って死んでいったという話は聞かないが、この池には何かがある、という噂は後を絶たない。

 「毛利池はテレビ局の敷地でしたが、かつてこの地にあったテープ倉庫内を、乃木稀典に殉じて自決した日本兵の霊が歩き回っている、という噂があり恐れられていました。現在、周辺は局内のスタジオになっていますが、録音ブースに入った人がヘッドフォンから聞こえる人の声に驚いて逃げ出すようなトラブルが続いているようですよ」(心霊ライター)

 噂はほかにも尽きない。

 「美術さんなどのスタッフで死んだはずの人が、現場で作業をしていたりするのを見た方がいるそうです。また、ヒルズタワーのラジオ局では、スタジオのすりガラスの向こうにやって来たゲストが、開けてみるといない、という有名な怪談もありますね」(実話誌編集者)

 戦後まもなく、ニッ○ウヰスキーの社長が「この池は絶対埋めてはいけない」と、予感のようなものを口にしたそうだ。
 ところが、現在、この毛利池はすべての湧き水が抜かれて防水コンクリートで覆われた人工池。つまり、埋めてしまったに等しいのである…。

 ひょっとして、再開発の際に池の発掘調査をする勇気がなかったのだろうか。謎の池は、今このように“封印された”まま、都会的な町並みの中で静謐にその水をたたえている。

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