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「眠らない、眠れない大阪」G20サミットで宿泊施設“過飽和”状態

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提供:週刊実話

 日本で初めて開催される『G20サミット』(6月28日、29日)に史上最大の規模の警備がなされている。

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)やアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議などを主催したことはあるが、G20サミットは初めて。全国から3万人超の警察官が集められて大阪市内のターミナルや繁華街のいたるところに配置され、普段とは全く違う物々しい雰囲気に包まれている。

 「何か起これば開催国の面子に関わる問題ですし、来年の東京五輪の予行演習の意味もあります。今日で丸1カ月家に帰ってませんよ」(警戒にあたる警察官)

 これほどの警備の隙を突いて交番が襲撃されたことは大問題だが、出張族のサラリーマンなどを直撃している深刻な問題は宿泊施設の部屋不足だ。
「予約が取れないのはもちろんですが、それよりキツイのは宿泊料の高騰です。今まで8000円ぐらいで泊まれたところが、どこも平日1万円オーバー。完全に足下を見られてますよね。今夜は友だちのところに泊めてもらいます」(東京から来たサラリーマン)

 G20関連で大阪入りするのは、各国代表団だけではない。随行員や警備陣まで含めると、とんでもない人数になる。
「外務省は、1年以上前から3万人分のホテルの部屋を押さえていますが、当然、これには各国の報道陣などは含まれていません。彼らの多くはシティーホテルやビジネスホテルに流れていますから、どこも満室。行き場をなくした家族連れの観光客などがカプセルホテルや24時間営業の喫茶店にまで溢れている状態です」(地元記者)

 G20が終わっても、海外メディアはそのまま大阪に滞在し、ついでとばかり関西周辺や万博関連の取材を続ける可能性が高いというから、宿泊施設の部屋不足はまだまだ続きそうだ。

 「眠らない、いや、眠れない大阪」
大阪の街に人々が溢れるのが目に見える。

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