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競輪穴男列伝 25日開幕千葉記念 抜群のスプリント力ある滝沢の弟子・伊勢崎彰大に期待

 25日からの千葉競輪GIIIは第1回滝沢正光杯だ。SSは新田康仁(静岡)鈴木誠(千葉)だけだが、地元の鈴木にはぜひ優勝を獲ってもらいたい。鈴木も一時の切れはないが、海老根恵太、武井大介という好目標がある。千葉の500はまるいバンクで400に近いが、心意気に感じるタイプの海老根-武井が、早めのまくりで鈴木を引き出すだろう。

 それよりも頑張ってほしいのは、素質がありながら伸び悩んでいる滝沢の弟子・伊勢崎彰大(81期)だ。力がありながらレース感がもう一つで、成績面では狙いにくい。最低でも優参して滝沢先生に恩返しをしてもらいたいものだ。
 競輪学校では2位の成績。アトランタ五輪では神山雄一郎(栃木)とワイルドカードのスプリント代表を、アマでありながら競った実績がある。なぜ伊勢崎がこのクラスで低迷しているのか分からない。伊勢崎には抜群のスプリントがあるはずだ。それを師匠の目の前で見せてほしい。
 最近レースなれしてきた稲村好将(群馬・81期)も注目したい選手のひとり。兄・成浩の影にかくれた存在だが、地脚はアマチュアのころから兄よりはあった。
 父・雅士は名うての追い込み選手だった。レースタイプは父親の域に到達していないものの、徐々にしぶとさを見せている。番手が悪くなるとインに潜って追い込んでくる脚はなかなかのもの。先行マークでのガードもうまくなった。
 福井ふるダビでは小林大介との群馬ラインで川崎健次(神奈川)のまくりを大きくブロック、直線で格上の小林を追い込んでいる。3日目には吉本卓仁(福岡)のラフプレーで落車したが、「イナムラジュニアの2番目も強くなった」という印象を与えている。
 もう一人、長塚智広(茨城・81期)も成績にむらはあるが、福井ふるダビでは荒井崇博(佐賀)のカマシまくりの番手に金沢竜二(福島)を入れて3番手から頭に抜ける器用なところを見せていた。北京五輪いらい、長塚は北日本ライン、特に伏見との折り合いがついているようで、取手GIIIでも伏見マークで2着に入っている。この選手のスプリントは日本一と言われるくらいで、あとは落ち着いてレースを運び、いつでもまくりのレースをする気構えが出来れば、GIを制覇して不思議のない選手だ。
 今回は2日目10レースにワールドグランプリが行われる。神山雄一郎(栃木)渡辺晴智(静岡)渡辺一成(福島)後閑信一(東京)石橋慎太郎(静岡)北津留翼(福岡)とケリー(オーストラリア)エドガー(イギリス)ムルダー(オランダ)が優勝を争う。これも見ものだ。

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