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「顔面ケーキ」は違法、繰り返せば刑務所送りに? 理由は『人々の命を脅かす』から

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 海外には日本では考えられないような、驚くほど限定的な法令があるようだ。

 2019年5月14日、インド・グジャラート州で新たな法律が制定された。市民の生活を守るため、同州は公衆の場でのパイ投げや顔面ケーキを禁止した。同州では、最近、誕生日のお祝いでケーキを顔面にぶつける行為が目立っていた。特に、屋外で誕生日を祝っている場合は街中が汚れることがあり、州は街の景観を損ねると判断したそうだ。さらに、最近は演出が過剰になってきていて、若者の中には誕生日の主役を電柱などに結び付け、ケーキを顔面にぶつける人もいて、州は安全面にも配慮したという。法律の制定にあたり、州は「ケーキを顔面にぶつけるのは危険な行為で、人々の命を脅かすこともある」という声明を出している。違反を繰り返した場合、刑務所に入れられることもあるようだ。

 ペットに関して、ズボラな人なら飼育を躊躇しそうな法律を定めている国もある。

 イタリア・トリノ市では「ペットとして飼っている犬は1日最低3回は散歩に連れて行かなければならない」という条例がある。違反者には最高500ユーロ(約61000円)の罰金が科せられるという。トリノ市は同国の中でも特に動物愛護政策に力を入れており、他にも「飼い主が散歩で自転車を利用する場合は犬を疲れさせるようなやり方をしてはいけない」「ペットの毛を染めてはいけない」といったペットに関する法律が細かく制定されている。

 さらに、独特な法律を制定しているのは、シンガポールだ。

 シンガポールでは、たとえ自分の家の中であっても外から見える可能性がある場合、「自宅で裸になってはいけない」という法律がある。シンガポールの住宅は風通しがよく作られていて、全面窓の家が多いため、自宅で裸になると外から見えることが多い。もし、裸の姿を他人が目撃した場合、裸になっていた家人は、2000シンガポールドル(約16万円)の罰金、または3か月の刑務所行き、もしくはその両方が科せられる。家で着替える際は、カーテンを閉じるなどの対策が必須だ。

 文化が違うと、法律も違い、日本では想像できないものもあるようだ。海外旅行に行く際には旅行先で、うっかり現地特有の法律を犯さないように注意して欲しい。

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