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74歳男、包丁振り回し66歳女性を切りつける きっかけはレトルトカレーの捨て方【キレる高齢者事件簿】

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画像はイメージです

 近隣トラブルの中で、原因になりやすいのがゴミの問題だ。集積場の場所や、捨て方などについて見解に相違が見られると揉めやすく、トラブルになりやすい。

 2015年10月、そんなゴミ問題が恐ろしい事件に発展した。舞台となったのは京都府京都市山科区。当時74歳の男性が、身の回りの世話をしていたという知人の66歳女性を包丁で切りつけ傷害容疑で逮捕された。

 身の回りの世話をするほどの仲だった2人をトラブルへと誘ってしまったのが、「ゴミ」だった。74歳男が食べたレトルトカレーの「ゴミの捨て方」を巡り2人は口論となり、逆上した男は箸を振り回して威嚇。さらに包丁を持ち出し、女性を切りつけた。

 京都市は2015年10月からごみの分別を義務化するとともに、違反した者については出したゴミを開封し調査したうえ指導するというシステムを導入している。厳しくなった分別に適応した女性と、適応できず、義務を怠った男性が口論となり、事件に発展してしまったものと見られている。

 この事件が発生すると、ネットユーザーは「身の回りの世話をしてくれている女性を殺そうとするなんて酷い」「年を取ると新しいことに順応できなくなる。年下に注意されて怒ったんだろう」など、男性への非難の声が上がる。

 一方で、「ゴミの分別を一方的に強要し、間違ったら開封して責任を問い詰めるやり方はおかしい」「ゴミを出すことを規制する風潮もおかしい」という声もあった。

 「ゴミの分別を迫る自治体が増えていますが、地域によってルールが違い、分別について厳しい・緩いが存在しているのが現状。県外から来た人などは戸惑うことも多いです。

 地域の中には、勝手にゴミ袋を開けてチェックし、勝手に個人情報を掴んで連絡してくるような輩もいるようです。

 確かに分別はルールですし、守るべきだとは思いますが、勝手に開けて個人を特定する行為は、国、個人問わずプライバシーの侵害ではないのかと。それを許可してしまうルールも違和感がありますし、このままで良いとは思えません」(ゴミ問題に詳しいライター)

 あまり語られていないが、近隣トラブルの元になりやすい「ゴミ問題」。自治体単位ではなく、国レベルでのルール策定が求められる。

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