同じく社会人選手の佐竹功年(トヨタ自動車)が配信するインスタライブに出演し、その他4、5名ほどの同席者と共にドラフト会議の様子をリアルタイムで見守っていた小深田。すると、大船渡高・佐々木朗希の当たりクジを逃した楽天が、外れ1位として小深田を指名。周囲からは「おめでとう!」、「楽天!楽天!」といった祝福の言葉が贈られた。
ただ、その後に受けた「(楽天に)行く?」という質問に対し、小深田は「(入団は)要相談で(笑)」とまさかの一言。この発言に周囲は爆笑し、出演者の中には「やめとけやめとけ!やめとけって!」とツッコミを入れる人物もいた。
指名後に飛び出たこの発言に、ネット上の楽天ファンは「発言が軽率すぎる、早くも印象が悪くなった」、「余計なこと言うと、入団した後に応援してもらえなくなるぞ」、「仲間内での発言だしただのジョークだろ」、「まだ指名されただけの段階なんだから、ここから家族や周囲と相談するのはむしろ当然の流れじゃないか?」と賛否両論。
また、「もしかしたら入団拒否されるかもしれない」、「無いとは思うが、入団拒否が怖くなるような発言だな」、「1位指名の選手に拒否されたら来年以降のドラフトにも響きそう」、「精一杯応援するから、入団拒否だけはしないでください」と心配する声も多数見受けられた。
「生まれも育ちも関西圏の小深田は、昨年のドラフトで大阪ガスの先輩・近本光司を1位指名した地元阪神が上位候補にリストアップしていたとされる選手。そのため、阪神以外からの指名はあまりイメージしていなかったのかもしれません」(野球ライター)
ドラフト1位指名選手の入団拒否となれば、日本ハムからの指名を拒否した2011年の菅野智之(当時東海大/現巨人)以来の出来事となる。“要相談”の結果がどのようなものとなるのか、今後の続報も注目を集めることになりそうだ。
文 / 柴田雅人