プロ野球
-
スポーツ 2020年09月14日 11時57分
ロッテ・澤村、移籍後の復活は“風”のおかげ? 他球団が驚く変化、「ロッテだから良かったんだ」表情も一変か
千葉ロッテ移籍の澤村拓一が輝きを取り戻した。移籍初登板は3者連続三振、3日後の登板でも力でねじ伏せる本来のピッチングが冴え渡った(9月11日)。 このトレードは巨人で働き場所を失っていた彼を見事に蘇らせたわけだが、こんな声も同時に囁かれている。「ロッテだから良かったんだ」と――。 >>巨人・堀内元監督、澤村がトレードされた理由を指摘 「成長が感じられない」苦言を呈したドラ1右腕の弱点とは<< トレードの一報が飛び込んできた9月8日、放出を決めた巨人・原辰徳監督をよく知るプロ野球解説者が、 「澤村はパ・リーグ向き。良いトレードになる」 と評していた。 同様の発言をしていた解説者、関係者も少なくなかった。この時点で、「パ・リーグ向き」の言葉の意味について、その発言をした解説者たちにも改めて質問してみたが、澤村の好投を裏付けるまでの回答は得られなかった。 しかし、改めて千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムに下りてみて、見えてきたものがあった。「風」だ。 「澤村と対戦した日本ハム、オリックスは、フォークボールを絶賛していました。巨人時代とピッチングスタイルは変わっていません。真っ直ぐを投げる時は、力みすぎるくらい力んでいて、でも好調な時はその力みで相手バッターを抑え込んでいて、後はフォークとスライダー、カーブ。ウイニング・ショットになる変化球はフォークしかありませんが」(プロ野球解説者) 海岸に近いZOZOマリンの上空に、いつも強い風が吹いていることは有名な話。しかし、グラウンドとスタンドでは「強風の向き」が異なるのである。 初登板、2度目の登板となった11日、センターバックスクリーン後方にある球団旗はライト方向に向かって、はためいていた。レフト方向からライト方向に向かって、風が吹いていた。 しかし、グラウンドに下りてみると、違う。内野フィールドが特にそうなのだが、正反対の「ライト方向からレフト方向へ吹いている風」を感じる。レフト方向から吹いている風が右翼フェンスと一塁側スタンドにぶつかり、それが跳ね返ってきて、内野フィールドに正反対の風を吹かせているのだ。 「いや、内野フィールドは跳ね返って吹く風がまた、どこにぶつかってヘンな方向に風が吹いています。いろいろな方向から来る風が全部ぶつかってくるのが、ホームベース周辺なんです」(チーム関係者) この集まってくる風が、フォークボールなど「縦の変化球」に“イタズラ”をするそうだ。 パ・リーグ出身、同球場での登板経験も持つ元投手のプロ野球解説者がこう言う。 「フォークボールだけではなく、カーブの軌道も変わります。風の影響で投球が『落ちる軌道』に入った後に揺れるんです。スピードボールも吹き上がるような軌道になることが多い」 剛速球とフォークボールが持ち球の澤村は、ZOZOマリンに合っているのかもしれない。 巨人時代はボールカウントが先行すると、不安そうな表情を浮かべ、自滅することも多かった。しかし、今の澤村の表情は気迫に溢れている。風のイタズラが澤村に自信を蘇らせたようだ。千葉ロッテが首位戦線に再浮上してくれば、混戦パ・リーグのペナントレースはさらに熱くなるだろう。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年09月14日 11時00分
日本ハムが飯山内野守備コーチの新型コロナ陽性を発表、チームの濃厚接触者はなし
北海道日本ハムファイターズは、飯山裕志内野守備コーチが12日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。 球団は陽性判定までの経緯として、9月11日、仙台移動後に飯山コーチから「家族が発熱を訴えている」との申告があり、本人に症状はないものの、同日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(宮城・楽天生命パーク宮城)のベンチ入りを見合わせ、宿舎内で隔離。NPBへ報告の上、検査機関でPCR検査を受検。翌12日16時、PCR検査の結果、陽性判定を受けたとのこと。なお、家族のPCR検査の結果は陰性だったという。 今後の対応について、「飯山コーチは無症状で、体調に異常は見られません。今後は保健所の指導のもと、陰性と判定されるまで経過観察となる見込みです。現在、同コーチの行動履歴から保健所が濃厚接触者の特定を行っています。なお、新型コロナウイルス感染症や風邪の症状等を訴える選手、スタッフはおりませんが、本日中(12日)に仙台遠征帯同の全員がPCR検査を受けます。当球団では「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」に従い、これまでも感染予防策に取り組んでまいりましたが、チーム全体に再度周知、徹底を図り、対策を講じていく所存です」と説明した。 これを受けて球団では、仙台遠征帯同中の全選手、監督・コーチ、チームスタッフ68人がPCR検査を受検し、全員の陰性および濃厚接触者なしが確認されたと発表。13日の東北楽天ゴールデンイーグルス17回戦(楽天生命パーク宮城)は予定通り開催された。株式会社北海道日本ハムファイターズ、川村浩二代表取締役社長兼オーナー代行は「ファンの皆様、対戦相手の楽天イーグルス様に大変ご心配をおかけしましたが、昨日のPCR検査を受けた全員の陰性と保健所から濃厚接触者なしの確認が取れ、本日の試合も開催できることとなりました。終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染力、猛威により、どれだけ注意を払っていてもいつ誰が罹患するかわからない状況下に置かれていることを、今回改めて痛切に感じております。飯山コーチの一日も早い回復を願いつつ、感染予防・拡大防止に向けて引き続きファイターズとしてあらゆる対策を講じていく所存です」とコメント。 飯山コーチは、1997年にドラフト4位で、鹿児島・れいめい高等学校から日本ハムに入団。2017年に引退するまで日本ハム一筋でファンから愛された。2018年には二軍内野守備コーチ、今シーズンから一軍の内野守備コーチを務めている。(どら増田)
-
スポーツ 2020年09月13日 11時00分
ダルビッシュ有が別人のユニフォームで先発!「これで負けたら最悪」本人は冷や汗、若手時代に起こした珍ハプニング
8日に行われたロッテ対日本ハムの一戦・試合は「3-2」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがロッテ・澤村拓一の姿だった。 前日7日に巨人からロッテへのトレード移籍が決定した澤村は、翌日の同戦6回表にいきなり移籍後初登板。背番号「57」の新ユニフォームが間に合わなかったため、福嶋明弘打撃投手から背番号「106」のユニフォームを借りての登板となったが、三者連続三振で相手に付け入る隙を全く与えなかった。 見事な投球を披露した澤村に対し、ネット上には称賛の声が多数挙がった。一方、別人のユニフォームを着用していた点への反応も多数寄せられており、中には「一昔前のダルビッシュを思い出すな」、「ダルも1回ユニ忘れて同僚に借りたことあったなあ」といったコメントも見られた。 名前が挙がっているダルビッシュ有は、これまで日本ハム(2005-2011)、レンジャーズ(2012-2017)、ドジャース(2017)、カブス(2018-)でプレー。昨シーズンまでに日米通算156勝を挙げている現代屈指の先発右腕だが、若手時代に別人のユニフォームを着用してマウンドに上がったことがある。 >>ダルビッシュ投球中にグローブ落下、元巨人・桑田氏が「非常にいいこと」 本人苦笑の珍プレーに隠された凄さとは<< 2006年7月7日、インボイス西武ドーム(現メットライフドーム)で行われた日本ハム対西武の一戦。前日まで10連勝をマークしていた2位日本ハムは、この日から1.5ゲーム差で追う首位西武と首位攻防3連戦。首位追撃、そして球団タイ記録の11連勝がかかるこの大一番で、当時プロ2年目・19歳のダルビッシュは先発を任された。 ファンの期待が集まる中、1回裏にマウンドに上がったダルビッシュ。ところが、この日のダルビッシュは背番号「11」の自身のユニフォームではなく、なぜか背番号「29」の同僚左腕・八木智哉のユニフォームを着用。普段なら考えられない光景に、テレビ中継を見ていたファンの中には「あれ?八木が右で投げてる?」と混乱した人もいたという。 試合自体は「7回1失点(自責0)・被安打4・2四球・5奪三振」と好投し、「7-1」でチームを11連勝に導いたダルビッシュ。ただ、ユニフォームについては最後まで八木のユニフォームを着用したままだった。 なぜダルビッシュが八木のユニフォームを着用していたのか、この珍事の真相は試合後に判明する。日本ハムは前日まで行われていた対オリックス3連戦を本拠地札幌ドームで戦った後にビジターへ乗り込んだが、ダルビッシュはこの際にビジター用のユニフォームを遠征用バッグの中に入れ忘れたとのこと。本人曰く、「しわになっていたから(選手ロッカーの)ハンガーにかけておいた」ところ、そのままバッグにしまい忘れてしまったという。 試合前にこのことに気づいたダルビッシュは、急きょ翌8日に先発予定だった八木のユニフォームを借りることに。ただ、ダルビッシュは195センチ、一方の八木は181センチと体格差があったためかなり窮屈な着心地だったという。「これで負けたら最悪」と気合で臨んだ影響もあったのか投球面では面目を保ったが、試合後もダルビッシュは「自分、昔から忘れ物ばかりで、財布も何回なくしたことか」と反省しきりだった。 ダルビッシュの件とは事情が異なるが、ファンの間で大きな話題となった澤村の“別人ユニ姿”。投球内容も含め、最高のデビュー戦になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年09月12日 11時00分
ダイエー投手がベンチを両手で殴打!「利き手はやめろ!」女房役が絶叫、600万円を失った球団激怒の負傷劇
4日に楽天生命パークで行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「4-3」で楽天が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが楽天・則本昂大の途中降板だった。 同戦に先発した則本は3回を投げ2失点と不安定な立ち上がりを見せたが、ここから中盤戦という4回表に交代を告げられた。則本は3回裏の自軍攻撃中に4回に向けベンチ前でキャッチボールを行っていたが、報道ではその3回裏の最中にベンチ裏で転倒して右手を切ったため降板したと伝えられた。ただ、怪我の程度については不明のまま則本は翌5日に登録抹消されており、さらにチームの伊藤智仁一軍投手チーフコーチが長期離脱の可能性を示唆していることも報じられている。 今シーズンここまで5勝を挙げているエースのアクシデントに、ネット上には心配の声が多数寄せられた。一方、3回裏にキャッチボールを行う則本は右手の甲、具体的には人差し指と中指の第3関節あたりから流血していたため、「転倒してあそこを切るっておかしくない?手のひらとかなら分かるけど」、「昔の杉内みたいに何かものを殴った可能性もあるな」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク(2002-2011)、巨人(2012−2018)でプレーした左腕・杉内俊哉。39歳となった現在は巨人二軍投手コーチを務めているが、ダイエー時代の2004年に試合中にベンチを殴打し怪我を負ったことがある。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」 主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 2004年6月1日、福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたダイエー対ロッテの一戦。同戦に先発した当時プロ3年目・23歳の杉内だが、2回までに7点を失うなど大乱調。早々に相手に主導権を明け渡す不本意な投球となった。 事件が起こったのは、2回表が終了した直後。ベンチに戻った杉内は自身の不甲斐ない投球に怒りが抑えられなかったのか、身に着けていた帽子とグローブを壁や地面にたたき付ける。さらに、それだけでは収まらず、利き手である左手をベンチに振りかざした。 この様子を目の前で見ていた捕手・城島健司は、「利き手はやめろ!」と杉内を制止。しかし、杉内は城島の言葉に耳を貸すことなく左手でベンチを殴り付け、直後に右手でももう一発ベンチを殴った。 すると、この直後から両手が赤く腫れ上がったため、杉内は途中降板し病院へ直行。検査の結果「両手の第5中手骨骨折」で全治3カ月と診断され、結果的に同年はレギュラーシーズンで一軍に復帰することはできなかった(ポストシーズンでは復帰)。 「6-13」で敗北した試合後、当時の王監督は「こういうことはあってはならない。何のために選手をやっているんだ。絶対にやってはならない」と杉内に激怒。また、球団も「罰金100万円(後に600万円に増額)・謹慎10日」という重い処分を科すなど、杉内の一時の怒りは多方面に波紋を広げることとなった。 負傷直後に「ばかなことをした」と後悔したことも当時伝えられた杉内だが、2018年9月12日の引退会見の中で知られざるエピソードを明かしている。杉内によると、負傷直後は自責の念に強く駆られていたというが、報道陣の前で激怒した王監督が裏で「杉内はそういう闘志がある」と熱い気持ちについては買ってくれたとのこと。「また次のチャンスを与えようとしてくださった。そのおかげで今の僕があると思う」と当時を振り返り王監督に感謝した杉内は、現役17年間で142勝を挙げるなど投手として大成している。 今回の則本の件は負傷時の詳細が明かされていないため、杉内と同じようにベンチを殴ったかどうかは定かではない。ただ、則本は闘志を全面に出した投球を持ち味とする投手のため、熱い気持ちがあだとなった杉内と重ね合わせたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年09月11日 20時45分
阪神、巨人追撃のキーマンは藤浪? 高木氏の見解に賛否、ファン同士で議論に「岩貞先発に戻した方が計算できる」
元大洋・横浜で野球解説者の高木豊氏が10日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言をきっかけに、ネット上の阪神ファンの間で議論が巻き起こっている。 今回の動画内で高木氏は現在「33勝32敗5分・勝率.508」でセ・リーグ3位の阪神と、「32勝35敗2分・勝率.478」でパ・リーグ5位の西武の戦いぶりについてトーク。その中で、両球団の今後を左右するキーマンをそれぞれ複数名挙げた。 議論のきっかけとなったのは、阪神のキーマンについての発言。藤浪晋太郎、高橋遥人の両先発をキーマンに挙げた高木氏は、藤浪を「普通にやれば10勝はできるような投手」、高橋を「球自体を見れば15勝の可能性もある」とそれぞれ白星を稼げる実力はあると評価。スアレス、岩貞祐太、馬場皐輔などの存在もありリリーフは安定しているため、両名が試合を作れれば阪神は十分巨人を追撃できると主張した。 この高木氏の発言を受け、ネット上には「先発で白星稼いでるの青柳(晃洋/6勝)と西(勇輝/5勝)ぐらいだから、2人には頑張ってもらわないと困る」、「ここから巨人に迫るには大型連勝が必要不可欠、2人が白星を稼げればその分連勝も伸びやすくなるはず」、「チーム打率(.243/リーグ5位)も低いし、接戦をものにするには両先発の頑張りが不可欠」といった反応が多数寄せられている。 >>阪神・藤浪、二軍降格待望論が浮上するワケ 「もう1回はと思っているけど…」矢野監督も決断に含みか<< 一方、「高橋は分かるけど藤浪はそこまでキーマンじゃないだろ」、「現時点で1勝の藤浪に2ケタ勝てる実力があるかは疑問、そう思うなら具体的な理由についても話してほしかった」、「藤浪ローテから外して岩貞先発に戻した方がよっぽど計算できるのでは?」といった否定的なコメントも複数見受けられるなど議論が飛び交っている。 「今シーズンの高橋はここまで5試合に登板し『2勝2敗・防御率1.03』。打線の援護に恵まれず白星こそ稼げずにいますが、全試合でクオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)、4試合でハイ・クオリティ・スタート(HQS/7回以上を投げ自責点2以下)を達成するなど投球自体は非常に安定しています。一方、藤浪は7登板で『1勝5敗・防御率5.27』と黒星が大きく先行しており、QSが3試合、HQSが2試合とそれほど安定感もありません。高木氏は今年1月5日に投稿した動画内で『今年は本来の藤浪の姿(なら)軽く10勝はする、(持っている)素質のまま力を出し切れば』と話すなど昨オフから藤浪に期待をかけていますが、その藤浪を今後のキーマンとする高木氏の見解に懐疑的なファンも多く、中には藤浪をローテから外し今季途中から中継ぎ起用が続く岩貞(5勝2敗)を先発に戻す方がいいという意見も見受けられますね」(野球ライター) 10日終了時点で「42勝22敗4分・勝率.656」の首位巨人に9.5ゲーム差をつけられている阪神。一部からは「今さら頑張ってももう遅い」といった諦めの声も挙がっているが、今回名前が挙がった高橋、藤浪の両名は差を少しでも詰められるような投球を見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
-
-
スポーツ 2020年09月11日 19時30分
広島・會澤のファウルチップ顔面直撃にファン悲鳴 過去に致命傷を負った捕手も、「今後に影響しかねない」心配の声
10日に行われた広島対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」で広島が勝利したが、同戦に出場した広島捕手・會澤翼の負傷交代にネット上のプロ野球ファンから心配の声が寄せられている。 同戦の會澤は「2-1」と広島1点リードの8回裏1死三塁から代打で途中出場し、点差変わらず迎えた9回表もそのまま守備に入った。ところが、先頭のヤクルト・廣岡大志が放ったファウルチップが會澤のキャッチャーマスクのど真ん中に直撃。のけぞってあおむけに倒れた會澤はそのまま動けなくなってしまった。 アクシデントを受け広島ベンチから佐々岡真司監督やトレーナーが駆け付けるも、會澤は一向に起き上がることができず。そのため、會澤は頭部と首を固定した状態で担架に乗せられベンチ裏に運ばれ、そのまま途中交代となった。 >>広島・佐々岡監督、野村に「残念な投球」発言で物議 「代えなかった方が悪い」ファンから反発相次ぐ<< 會澤の負傷交代を受け、ネット上には「會澤大丈夫かな…脳震とう起こしたのか全く動けてなかったし」、「最初は脳震とうだけかと思ったが、運ばれてる様子見ると首も痛めてるように見えるな」、「一時の脳震盪ならともかく、首を痛めてたら阿部(慎之助)のように今後にも影響しかねない」といった反応が多数寄せられている。 「捕手の投げた球がほぼそのままの速度で向かってくるファウルチップは、速度次第ではプロボクサーのパンチに匹敵する威力になるとも言われています。そのため、顔面に受けた捕手が頭部への衝撃により脳震とうを起こすケースは少なくありませんが、頭だけでなく首にも甚大なダメージを負うことがあります。直近では巨人捕手・阿部が2015年にファウルチップで首を痛め、その後2019年に引退するまで捕手を断念することを余儀なくされました。今回の會澤も倒れ方、運ばれ方を見る限り、とても楽観視できるような状態ではないことは明白。選手生命に関わるような故障に見舞われていなければいいのですが…」(野球ライター) 會澤の負傷の程度について11日午後5時までに続報はないが、広島は同日に會澤の一軍登録を抹消し、代わりに二軍から中村奨成を一軍に昇格させている。同戦のファウルチップにより何らかの故障を負った可能性は高そうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年09月11日 17時00分
「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声
10日に行われたソフトバンク対楽天の一戦。試合は「9-2」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったが2度の雨天中断だった。 ソフトバンクは東浜巨、楽天は松井裕樹が先発して始まった同戦は、「0-0」と両チーム無得点の1回裏2死一、二塁の場面で雨により午後6時28分から37分間中断。東浜は集中力を切らさず再開後、ピンチを無失点で切り抜けたが、2回以降も雨は継続して降り続けた。 その後「3-2」とソフトバンク1点リードして迎えた7回裏。この回楽天はソフトバンク3番手・モイネロから1死一、二塁のチャンスを作るが、この午後9時54分の場面で試合は2度目の雨天中断に。中断直後の雨脚は雨天コールドとなっても不思議ではないほどの強さだったが、その後弱まったためグラウンド整備を経て、55分後の午後10時49分に再開された。 再開後、ソフトバンクはモイネロに代えマウンドに上がった松本裕樹が併殺でピンチを切り抜けると、8回に1点、9回に5点を記録し楽天を突き放す。一方、楽天はどちらの回も無得点に終わり、試合は開始から5時間38分後の午後11時38分にようやく終了した。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 2度の中断により日付が変わる直前まで行われた同戦だが、ネット上には「ソフトバンクは明日ホームなのに何でコールドにしなかったんだ」、「行きも帰りもバタバタ移動になったから選手のコンディションが心配」、「再開してボロ負けするくらいなら7回コールドで良かった」、「再開後に出た中継ぎ全員失点したからコールド負けよりダメージが大きい」と、試合進行を管轄する審判団への苦言や反発が多数寄せられている。 「ソフトバンクは11日から本拠地福岡で対西武3連戦が控えていますが、同戦の試合時間が長引いたことにより当日移動からそのまま試合に臨まなくてはならないことに。ソフトバンクは仙台入りする際も台風10号の影響で、空路移動の予定を1日前倒しして新幹線での移動をしいられているため、試合強行が選手の体調や疲労度に悪影響を及ぼすのではと不満を抱えているソフトバンクファンは多いようです。一方、楽天は11日から13日まで引き続きホームで対日本ハム3連戦のため移動はありませんが、7回の再開後に登板した牧田和久(1失点)、安樂智大(4失点)、池田駿(1失点)が全員失点を喫するなど中継ぎ陣を消耗。そのため、『これなら雨天コールド負けの方がマシだった』と試合続行を悔やむ楽天ファンも少なくありません」(野球ライター) 今回審判団が雨天コールドとしなかったことについて、球場周辺の雨雲レーダーを参照して続行すると判断したのではとの声も多い。実際、7回の中断以降の雨雲レーダーでは雨脚が23時前までに収まるとの予報があったが、試合続行の判断に関し、審判団からの説明はないようだ。 試合後、ソフトバンク・工藤公康監督は「(気持ちが)切れてしまいそうな雨だった」、楽天・三木肇監督も「いろんなことがあった」とどちらもお疲れムード。現在ソフトバンクは首位、楽天は3位につけているが、同戦は今後の優勝争いを左右する一戦となるのかもしれない。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年09月11日 11時40分
楽天、セーブ王松井をリリーフに戻せないワケ 「多少は楽になる」伊藤コーチの目論見も外れたか
チーム改造は、まだ終わっていない。今季は120試合制だが、「ペナントレースは長い」と感じているのではないだろうか。 「中間地点を折り返し、後半戦へ」となる71試合目、東北楽天ゴールデンイーグルスが今季ワーストタイとなる4連敗を喫し、首位ソフトバンクとのゲーム差を「7」と広げてしまった。そのソフトバンクとの直接対決で3連戦3連敗となったダメージは大きい。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 試合後の三木肇監督は「残念な悔しい結果。申し訳ない」と言葉も少なかったが、敗因は明白だ。前半戦を牽引してきた中継ぎ投手陣が“息切れ”してしまったのだ。 「コンディション的には、多少は楽になる。このホームで新たな気持ちで…」 これは、8月24日に投手陣を預かる伊藤智仁コーチが中継ぎ陣の不振について語ったもの。6月末時点で、救援陣の防御率は1・03だったが、8月は5・57と落ち込み(同時点)、同コーチはその原因は2週間も続いた遠征による疲労と分析していた。「本拠地・仙台に帰れば、疲れも取れている」と見ていたのだが、9月に入った今も回復していない。 「ここまで救援陣を牽引してきたのは、新クローザーとなった森原康平です。その森原が息切れして二軍再調整となり、再昇格したと思ったら、右太ももを故障してしまいました」(スポーツ紙記者) クローザー経験もあるベテランリリーバーの青山浩二が一軍合流したのは、9月2日。何人かのチーム関係者の話を総合すると、三木監督らはこの青山に大きな期待を寄せていたようだ。森原は「復帰まで1か月以上掛かる」(前出・同)とのことで、森原不在の間、フル回転してもらうつもりでいた。しかし、牧田、酒居、宋家豪、津留崎、シャギワ、ブセニッツなど他のリリーバーたちもバテバテで、青山一人ではフォローしきれないのが現状だ。 こんな指摘も聞かれた。「先発に転向して、結果を出せないでいる松井裕樹をクローザーに戻せばいいじゃないか?」と――。 松井は昨季の最多セーブ王でもある。再コンバートとなっても、本人はチーム事情を知っているので快諾してくれそうだが、この案は石井一久ゼネラルマネージャー(以下=GM)が絶対に受け入れないという。 「石井GMは3年後にエースを張れる20代後半の投手がいなくなるとし、そこに松井をはめ込もうとしています。今季、松井がたとえ先発で1勝しか挙げられなかったとしても、クローザー再転向は認めないでしょう」(球界関係者) 松井の再転向NGは、三木監督とも申し合わせができているそうだ。「巨人に高梨(雄平)を放出しなければ良かった」なんて声も聞こえてきそうだが…。 「育成から投手を支配下登録に加えるかも。緊急トレードも考えられますが、今のところ、そうした動きは見られません。三木監督と伊藤コーチが知恵を絞り出して、現有戦力で凌いでいくしかありません」(前出・同) 4連敗を喫した9月10日だが、雨による2度の中断があった。その中断時間は、合わせて約1時間半。4時間6分もの長丁場を落としたとなれば、精神的な疲労も残る。 GMの仕事はチームの中・長期的ビジョンを立て、それに応じた補強を進めていくこと。しかし、窮地に陥ったチームを救うのも、GMの責務だ。松井の先発転向には信念を感じるが、救援投手陣がほぼ同時期に息切れすることまでは予測できなかったようだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年09月10日 19時45分
ロッテ・田村の骨折で「優勝争いも絶望的」の声も 代役捕手は見当たらず? 首位追撃に暗雲か
9日に行われたロッテ対日本ハムの一戦。試合は「2-1」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがロッテ捕手・田村龍弘の負傷交代だった。 アクシデントが起こったのは、「0-0」と両チーム無得点で迎えた5回裏。この回ロッテは1死から井上晴哉がヒットで出塁し、後続の田村は送りバントを試みる。ところが、日本ハム・金子弌大が投じた初球が右手人差し指付近に直撃。死球を受けた田村は直撃箇所を抑え苦悶の表情を浮かべたままベンチに下がり、そのまま代走を送られ交代となった。 チームの井口資仁監督も「まだ報告は入ってないが、おそらく明日は無理」と心配を寄せた田村だが、試合後に病院で検査を受けた結果「右手第2指末節骨剥離骨折」と診断されたことを翌10日に球団が発表。これにより田村は同日に一軍登録を抹消された。 >>広瀬アリス、公認そっくりさんのロッテ・マーティンと初共演「やっぱ似ていますね」<< 田村の負傷、離脱を受け、ネット上には「相当痛がってたけどやっぱり骨折だったのか…」、「正捕手が骨折離脱は痛すぎる、復帰時期によっては優勝争いも絶望的になる」、「柿沼(友哉)や佐藤(都志也)で残り試合を乗り切るのはさすがにキツいなあ」、「ここまで田村で6割くらい勝ってたから次戦以降チーム成績がた落ちしそう」といった悲痛な声が多数寄せられている。 「2012年ドラフトで3位指名を受けロッテに入団した26歳の田村は、昨シーズンまでに通算679試合に出場しているロッテの正捕手。今シーズンもここまで40試合にスタメン出場しており、他にスタメンマスク経験のある柿沼(28試合)、佐藤(2試合)よりも多く出場機会を得ていましたが、今回の負傷によりチームはしばらくの間、田村抜きで戦わなければならなくなりました。田村はスタメン時の勝率が『.632』とうまく投手をリードしチームの勝利に貢献していましたが、一方で柿沼は『.536』、佐藤は『.500』とどちらも5割ほど。こうした数字からも田村が替えの利かない存在であることは明白ですが、その田村が使えない以上今後は厳しい戦いをしいられそうです」(野球ライター) 一軍復帰までの期間は発表されていないが、リハビリや二軍戦での調整を含めると1カ月から2カ月ほどかかるのではとみられている田村。ロッテは現在首位ソフトバンクと0.5ゲーム差の2位につけているが、今後の優勝争いに暗雲が立ち込めたことは間違いなさそうだ。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年09月10日 17時30分
DeNA、ついに虎アレルギー払拭? 7年連続負け越し中の天敵に“打ち勝つ野球”で今年こそリベンジを
2013年の14勝10敗以来、7年間勝ち越せていない苦手タイガース相手に、今年は6勝6敗2引き分けと互角の戦いを見せている。 過去の戦績を振り返ると、2014年は8勝16敗、2015年11勝14敗、2016年9勝15敗1分、2017年10勝14敗1分、2018年8勝17敗、2019年8勝16敗1分。トータル54勝92敗3分で38もの負け越しで、散々たる成績。ラミレス政権となってからもちろん勝ち越しはなく、開幕時には毎年のように“対タイガース”の戦い方の質問が指揮官へ向けて飛ぶなど、虎アレルギー対策は重要課題となっている案件である。 >>DeNA、2年目右腕コンビがローテーションで躍動! 大貫と上茶谷が埋める今永&平良の穴<< ところが、今シーズンはここまで6勝6敗2分とがっぷり四つの戦いで、久々の勝ち越しも見えてきた。 昨年までの数字と見違えて違うのは打撃成績。チーム打率が.250を超えたのは2017年.251の1回のみで、2016年は.216、昨年も.232と低迷していたが、今シーズンはここまで打率.290、OPS.802と好調だ。中でも、打線のコアとなっている選手たちの活躍が目立ち、リードオフマンの梶谷隆幸が打率.367、3ホームラン、4番でキャプテンで只今リーディングヒッター・佐野恵太が.386、3ホームラン、代わりの利かない不動のサード・宮崎敏郎は.389、3ホームラン、2年連続ホームランキング・ネフタリ・ソトも.302、ホームラン2本と、しっかりと仕事を果たしてくれている。 昨日は今シーズン3回対戦し2敗を喫し、横浜スタジアムでも3戦3敗と苦汁を舐めさせられていた苦手のサイドスロー・青柳晃洋に5回8安打を浴びせ、土を付けることに成功した。また、長年苦しめられてきた天敵・福留孝介をここまで8打数ノーヒットに抑え込むなど、苦手意識を払拭できる流れは出来てきた。 残りは今日を入れて10試合。昨年の CSでも破れた屈辱も胸に刻み、今年こそ勝ち越して虎アレルギーを克服したい。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ
西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
-
スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
-
スポーツ
中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
-
スポーツ
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
-
スポーツ
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
-
スポーツ
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
-
スポーツ
日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
-
スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分