海外情勢
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社会 2021年04月15日 06時00分
式場を間違えた男性、違う新婦と結婚しそうになる 親族が気づいて阻止、グーグルマップが原因?
結婚式で小さなトラブルが起きることは珍しくないが、海外では式場を間違え、別の女性と結婚しそうになった男性がいる。 インドネシア・中部ジャワ州で、結婚する予定の新郎がグーグルマップに従って式場に行ったものの場所を間違え、違う花嫁と結婚しそうになったと海外ニュースサイト『The Times Now』と『The Indian Express』が4月11日までに報じた。 報道によると、男性は友人らとともにグーグルマップに住所を入力し、結婚式場に向かったという。インドネシアでは新郎新婦が自宅で衣装に着替え、式場に向かう場合もある。男性は式場に到着すると、新婦の親族や友人は歓迎し、男性と友人に食事を振る舞った。男性は持ってきた贈り物などを新婦の親族らに手渡したという。なお、本来そこで結婚式を挙げる予定の新婦はメイクなどをするため別室におり、新郎はトイレに行き、式場への到着が遅れていたという。 男性と新婦の家族は食事を交えて会話を弾ませていたが、新婦の親族の一人が、男性が結婚する相手でないことに気がついた。男性はグーグルマップによって違う式場に到着してしまったことを知り、間違いと気づいてその場から退散したという。ただ、男性が正しい住所を入れていたのかは不明である。なお、本来の式場と間違えた式場の距離は明かされていないが『The Indian Express』によると、それほど遠くなかったという。 その後男性は、正しい式場に到着したそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「こんなコメディみたいな出来事が実際に起こるのか」「男性は焦っただろうけど面白いニュース」「男性が到着した時点で家族の誰かがすぐに気づかなかったのか。本物の新婦の親族は本物の新郎のことをあまり知らなかったんだな」などの声が挙がっていた。 >>結婚式に新婦の元恋人が突然現れるも意外な展開に? 新婦はまさかの行動、夫の寛容さには称賛の声<< 海外ではほかにも結婚式に起こった珍事がある。 マレーシアで行われた若いカップルの結婚式で、新婦の元恋人の男性が結婚式に乱入し、新婦にハグをしたと海外ニュースサイト『THE Sun』と『Daily Mail Online』が2月1日までに報じた。 記事によれば、結婚式場で新郎新婦がゲストの前に立っていると、突然、新婦の元恋人が式場に現れたそうだ。元恋人新婦の手を取り、新郎に「最後に元恋人とハグしていい?」と尋ねた。新郎は許可し、2人はハグを交わしたという。元恋人はその場を後にした。この一連の流れを出席者の一人が撮影し、TikTokに投稿。動画は4月14日までに700万回近く再生されている。なお、結婚式が行われた当時、マレーシアでは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため一部の地域では結婚式は禁止されていたが、今回の式場は該当地域ではないと思われる。 結婚式は多くの感動が生まれる場であるとともに、時にハプニングもあるようだ。今回の事件は、大事にならずに済んだことが何よりだろう。記事内の引用について「Man almost marries wrong woman after Google Maps leads him to wrong venue」(The Times Now)よりhttps://www.timesnownews.com/the-buzz/article/man-almost-marries-wrong-woman-after-google-maps-leads-him-to-wrong-venue/743081「Man nearly marries wrong woman after Google Map leads him to wrong address」(The Indian Express)よりhttps://indianexpress.com/article/trending/bizarre/man-nearly-marries-wrong-woman-after-google-map-leads-him-to-wrong-address-7266380/「LAST EMBRACE Bride asks her groom-to-be if she can hug her ex-boyfriend ‘one last time’ – and he says yes」(THE Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/fabulous/13898966/bride-hug-ex-last-time-wedding-groom/「Bride-to-be sparks outrage online after asking her new husband if she can hug her ex-boyfriend for 'one final time' - just seconds after saying 'I Do'」(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/femail/article-9209759/Bride-stuns-new-husband-asks-hug-ex-boyfriend-one-final-time.html
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社会 2021年04月11日 06時00分
“日本人には優しい”は本当? ドイツ人がアジア人を一括りにせず特別視する理由とは
アメリカでは、アジア人に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が多発し、アジア系住民が暴力被害を受けるなどして社会問題と化している。アメリカと同様、ヨーロッパでもフランスでアジア人がコロナを理由に暴力を振るわれる事件が起き、事態は穏やかではないが、同じヨーロッパでもドイツではアジア人差別は少ないようだ。特に日本人に対する差別はあまりなく、SNSでは「コロナ禍以前にヨーロッパに旅行したけどドイツ人だけは優しかった」「フランスでは差別を受けたけどドイツでは皆無だった」といった声も挙がる。 日本人ではなく“アジア人”と一括りに考える国が多い中、実際、在独約10年の日本人男性に話を聞く と、「ドイツ人はアジア人を一括りにせず日本人、ベトナム人などと分けて考えている」と言う。特に日本人に対しての印象がいいと言うドイツ人は多く、アニメの影響や技術の進歩に感心する人が若者を中心にいるそうだ。とりわけアニメに関しては、ここ数年で興味を持つ若者が多く、Netflixなどの動画配信サービスを通じて日本のアニメを見るなどしてファンを増やしている。コロナ禍前はアニメに関するイベントなども行われていた。また彼によると、年配の人も過去に同盟国として戦った経験から日本人を同志と思っている人や、日本人の気質を気に入っていると感じている人も多数いるという。「ドイツ人はある程度、他人と距離を取りたがるので、陽気な国民性より、礼儀正しくシャイな部分がある日本人の気質が気に入っているのだと思う」と分析する。 >>「アジアの女には性的虐待をしたって構わない」コロナ感染再拡大で欧州に広がるアジア人差別、手を出された被害者も<< 日常でも日本人がいい意味で特別視されている場面に出くわすことはあるようだ。大家さんが新しい入居者を決める時、綺麗に使ってくれるという理由で日本人を優先して探す場合も多い。特に一度日本人に家を貸した人は次も日本人を、と考えるのだそうだ。在独7年の日本人女性は「ドイツでは、日本人に対して丁寧だったり信頼できるといういいイメージを持っている人は多いと思う。それは、過去にドイツにいた日本人がルールを守ってドイツという国を尊重し、いいイメージを築いてくれたからだろう」と話す。そして、ドイツ人もまたそういったいい部分をきちんと見ることができる人が多いと感じるそうだ。ほかにも、ドイツではベビーシッターを雇う際に、信頼できるという点で日本人に絞って探すドイツ人も少なくはないという。 一方で、他のアジア系についての印象は日本人とは異なる。在独4年の日本人女性は「自分の周りの意見を聞いて感じたことだが」と前置きした上で、コロナ禍以前は中国人はドイツに旅行に来ると集団で爆買いをし、店を占領することもあったため、「少し迷惑がられていた」と説明した。 とは言え、日本人への差別がゼロかと言われればそうではない。大なり小なりドイツで差別を受けたという日本人はいる。しかし、日本人が思っている以上に、ドイツでの日本人のイメージはいいのかもしれない。
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社会 2021年03月28日 06時00分
日本の“外見いじり文化”に対し「怖くなった」の声も 渡辺直美を使った不適切演出、ドイツではどう捉えられた?
東京五輪・パラリンピック開閉会式の演出で、お笑い芸人の渡辺直美を豚に変身させるプランが演出チームのグループLINEで提案されていた問題で、日本では世間から「太っている人に対する侮辱」との批判が殺到した。この問題は欧州でも同様に報道されているが、容姿に関する発言はタブーとされているドイツでも、一連の流れが報道され話題になっている。ドイツではネット媒体を中心に複数のメディアが報道したが、ドイツ人の多くは「いくら外に出ないであろう会話の中でも女性の容姿について言及することは間違っている」「あらゆる技術が進んでいる日本で、いまだにこんなことを言う人がいることに驚く」など否定的な見方をしていたようだ。 もちろん日本でも渡辺に対する侮辱発言を問題視する人が多いものの、一方で、渡辺が過去に容姿を笑いに変える格好でコントをしていたり、顔を黒塗りにした格好をして笑いを取っていたことを指摘し矛盾をつく声も世間からは挙がっている。世間では一部の人がLINEでの侮辱発言以前に、日本には容姿をいじることを面白いとする風潮がそもそも存在していると指摘しているのだ。 ドイツでは渡辺が過去に容姿を笑いのネタにしていたことや、日本では“容姿いじり”をする風潮があるというところまで報道している機関はほぼないが、ドイツ人に話を聞くと、ドイツには日本のように外見をいじるという文化はないそうだ。バラエティ番組で女性、男性関係なく、外見を笑いに変えようとすることは「人種差別を笑いにするくらいあり得ない」と言い、「そもそもそれを面白いと思う人自体、少ない」と言う。 >>森喜朗氏の発言で日本人のイメージダウン?「日本人は終わってる」ドイツ在住の邦人が受けた屈辱的な言葉<< また、日本に10年近く住んだことのある30代のドイツ人男性は、日本で容姿いじりの場面に多く遭遇し、違和感を覚えたと話す。テレビをつければ女性お笑い芸人が自らを「ブス」と言い、太っていることや、はげていることを笑いに変えようとしている人も多く、驚いたそうだ。日本では日常でも親しくなればなるほど外見についていじってくる人や自虐で笑いを取ろうとする人もいて「他人の価値を下げたり、自分で自分の価値を下げることで笑いを生もうとしていることがショックだったし、それで笑っている日本人を見た時もショックだった」と話す。 さらに日本に長期滞在した人だけではなく短期の旅行で日本を訪れた人も、容姿いじりの場面に遭遇したという。日本に旅行した30代のドイツ人女性は、ホテルで何気なくテレビをつけたところ、言葉は分からないものの女性が外見について何か言われ、周りが笑っている場面を見て衝撃を受けたそうだ。このドイツ人女性は、「私が親だったら、体型や見た目など、人と違うことは個性でいいことだと教えるのに、それを日本では面白おかしく捉えようとしていた。個性を生かすと言う面ではいいのかもしれないが、こんなことがテレビ起こっていてはいじめが確実に助長されると怖くなった。日本の文化はもっと進んでいると思ったのに」と話す。 海外から見ると、日本のいじりは時代遅れとも言えそうだ。渡辺への侮辱発言が広く報道されたことをきっかけに、日本人一人ひとりがいじりについて深く考えることになればいいだろう。
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社会 2021年02月23日 06時00分
感染したと嘘をついて愛人と駆け落ち、捜索願を出される コロナ禍の男女トラブル
新型コロナウイルスの感染拡大により不安を抱えたり、生活様式が変わったことで不便な思いをした人は世界中にいるだろうが、一方で、新型コロナウイルスを言い訳に浮気をした人たちも少なくはないようだ。 インド・マハラシュトラ州で、当時28歳の既婚の男性が、新型コロナウイルスに感染したと嘘をつき、愛人の女性と駆け落ちしたと海外ニュースサイト『The Sentinel』が2020年9月に報じた。同記事によると、男性は妻に「新型コロナウイルスに感染した。うつしたくないから遠くに行く。僕は死ぬかもしれない」と電話をし、消息を絶ったという。妻と妻の家族、男性の家族は男性のスマートフォンに電話をしたが、電源が切られており繋がらなかった。家族らは、男性が財布なども持たずに家を出ていたことから心配になり、男性から電話を受けた翌日に警察に相談し、捜索願を出した。 警察は男性を行方不明者として捜査し、高速道路の監視カメラなどを調べたという。捜査の結果、男性は自宅から約600キロメートル離れた別の州にいたそうだ。男性は愛人と車で旅行をしていた。警察は男性を保護し、家族の元に返したという。この事件による逮捕者は出ていない。 >>コロナの隔離措置を無視した看護師、タピオカを買うために外出し逮捕 7週間の刑務所行きに<< 新型コロナウイルスの隔離措置を言い訳に、別の女性を部屋に連れ込んだ男性もいる。 イギリスに住む当時36歳の男性が、当時27歳の彼女に新型コロナウイルスの隔離措置が必要だと嘘をついて別の家で暮らし、別の家に元恋人を連れ込んでいたと海外ニュースサイト『The Daily Star』が2020年5月に報じた。同記事によると、男性は、何らかの理由で、新型コロナウイルスの濃厚接触者であると彼女に嘘をついたそうだ。男性は彼女と同棲していたが、男性は安全のためにしばらく実家に滞在すると彼女に告げた。 隔離措置中、彼女は何度か男性に電話をしたが、男性はすぐに電話を切ることが多かった。不審に思った彼女は、ある日、男性に電話でその理由について問い詰めたが、男性に電話で問い詰めている途中、男性の元彼女が突然彼女に「私は今あなたの彼氏と一緒にいる」とFacebookでメッセージを送ってきたそうだ。男性の元彼女が彼女にメッセージを送ったことで男性は浮気を認めた。彼女はその後、男性に別れを告げたそうだ。 コロナ禍での旅行により、浮気が発覚したケースもあるようだ。 イギリスに住む当時30代後半の既婚者の男性が、愛人とイタリアに旅行に行くも、新型コロナウイルスの感染したことで行動履歴を調べられ、浮気が発覚したと海外ニュースサイト『New York Post』が2020年3月に報じた。同記事によると、男性は妻に仕事でイタリアに出張に行くと嘘をつき、愛人とイタリアに旅行に行ったという。男性は帰国後、具体的な症状は明かされていないものの、新型コロナウイルスの症状が現れたそうだ。 男性は病院に行き検査を受けたが、検査の結果、新型コロナウイルスに感染していた。男性が新型コロナウイルスに感染していたことで、当局は男性の行動歴や濃厚接触者を調べ、男性が愛人とイタリアに旅行に行っていたことが発覚。男性は当局に対し、妻には浮気の事実を伏せて欲しいと伝えたそうだが、同記事によると男性を隔離する上で妻への説明が求められるため、妻に男性の浮気が伝えられた可能性が高いという。 新型コロナウイルスの感染拡大により、感染者はもちろん、医療関係者や警察など、感染拡大防止に努めている人たちは大変な日々を過ごしていることだろう。そんな人たちの行動を気に留めず、新型コロナウイルスを浮気の言い訳に利用することは卑怯なやり方と言えよう。記事内の引用について「Married man elopes with girlfriend to Indore after telling family he has COVID, won't live」(The Sentinel)よりhttps://www.sentinelassam.com/national-news/married-man-elopes-with-girlfriend-to-indore-after-telling-family-he-has-covid-wont-live-502136「'I caught boyfriend cheating after he used coronavirus lockdown as excuse to bed ex」(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/i-caught-boyfriend-cheating-after-21964769「Cheating husband catches coronavirus on trip to Italy with mistress」(New York Post)よりhttps://nypost.com/2020/03/18/cheating-husband-catches-coronavirus-on-trip-to-italy-with-mistress/
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社会 2021年01月30日 06時00分
感染者減らずロックダウン中も“コロナ差別”はない? ドイツ、感染者自ら情報共有する場面も
変異種が世界中で見つかるなど、新型コロナウイルスの猛威はとどまることを知らず、日本でも感染者数や死者が出続けている。そんな中、日本国内のネット上では「私が看護師であることから、息子が学校でコロナのリスクがあると思われ避けられている」「自分が看護師という理由で、学校の親の集まりへの出席を考えてほしいと言われた」など、家族に医療従事者がいる子どもや親が差別を受けたという例が報告されている。 新型コロナウイルスの感染者が急増しているヨーロッパの中でも、特に感染者、死者が増えているドイツでは現在、厳格なロックダウンを敷いているが、学校などでの“コロナ差別”は日本ほどないという。ここ数日のドイツは人口約8302万人に対し、1日の新規感染者数は1万〜1万5000人程度、1日の死者数は1000人前後だ。レストランなどのお店は閉まり、外出も1世帯プラス1人まで、マスクの着用義務はあり、医療用マスク以外は認められないという州もある。このように、ドイツでは緊迫した状況が続いているが、だからといって学校や学校に通う子どもの親同士で差別は生まれてはいないようだ。 現在、ドイツでは小学校から大学まで全ての学校は閉鎖。保育園や幼稚園も基本的には閉鎖されているが、保育園や幼稚園に限っては、親が共働きでどうしても自宅で子どもの世話ができない場合、申請すれば預けることができる。親が医療関係者で子どもを預けているケースもあるが、別の親が医療関係者の親を差別することはあまりないそう。むしろ情報が聞けることに感謝している親の方が多いという。 ドイツ在住で3歳の娘を持つ日本人の母親は「娘が通う保育園に看護師の母親がいるが、別の親から『今、感染者は増えてる?』『どんな症状が出たら病院に行くべき?』などとよく質問されている」と話し、差別とは無縁であると明かす。なお、家族に医療従事者がいる子どもも差別されることはなく、親が医療従事者であることがわざわざ話題に出ることもないという。「医療従事者なら毎日のように病院でPCR検査を受けているし、手洗いにも気を遣っているはずと考え、逆に安心と思う親の方が多いように思う。医療従事者の子どもだから、あの子とは遊んじゃダメ、なんて話は聞いたことがない」そうだ。 >>「やりすぎ」「冗談かと思った」ドイツが新たなコロナ規制を発表 国民からは悲鳴も<< また、保育園や幼稚園では送り迎えの際、他の親と会うことも多いが、新型コロナウイルスに感染したという親に会うことも珍しくはなくなってきた。しかし、感染した親はそれを隠すことはない。どちらかというと、完治後に再び送り迎えに来た際、ほかの親と情報を共有している。 2歳の子どもを保育園に預けているというドイツ在住でドイツ人の母親は、子どもの送り迎えの際、新型コロナウイルスに感染していたと話す何人かの母親に会ったという。そのうちの一人の母親は「最初は頭痛がしたけど、病院にすぐ行かなくて悪化した。少しでもおかしいと思ったらすぐに検査すべき」「検査して、すぐに夫と子どもと離れるべき。症状は軽度だったけど、結局、夫と子どもも感染していた」などと自身の経験から言えることを伝えていたそうだ。周りの母親も質問をするなどして、「感染経験のある母親に感謝しながら話を聞いていた」という。 さらに、遠方に住んでいることやリスクがあることを考慮すると、親が感染した場合、子どもを祖父母に預けることは難しいが、そのための備えをしている人も少なくはない。8歳の息子を持つドイツ人の母親は、小学校が同じの別の母親から「もし自分が感染し、息子が陰性だったら、息子を預かってほしい。逆の場合はうちが預かる」と言われ、快諾したそうだ。ドイツ人の母親は「自分の身内は遠くにいるので頼れず、万が一を考えたら安心。こういったネットワークがあるのはありがたい」と話す。さらに「タイミングなどでその親に預けることが難しい場合も考え、念のため、前もってすぐに息子を預かってもらえるベビーシッターを手配済み」だそう。ベビーシッターはインターネットに書き込みをし、見つけたそうだ。 感染者数や死者数の推移を見る限り、ドイツの新型コロナウイルスの状況は日本よりも深刻と言えよう。だが、“コロナ差別”を心配している人は少ないようだ。
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社会 2021年01月17日 06時00分
「やりすぎ」「冗談かと思った」ドイツが新たなコロナ規制を発表 国民からは悲鳴も
ドイツでは昨年の12月中旬から厳しいロックダウンを敷いているが、いまだに新型コロナウイルスが落ち着く気配はない。ドイツの人口約8302万人に対し、ここ数日の1日当たり新規感染者数は1万5000〜2万5000人で1日の死者数は1000人。感染者、死者数共に減少せず、ロックダウンを敷いても収束の出口は見えていない。そんな状況を見て、今年1月初旬からは、学校やレストランは閉鎖し、スーパーマーケットや薬局など生活に必要な場所のみの営業を許可する従来の規制に加え、友人などで集まっていい人数は世帯プラス1名まで、移動していい距離は15キロメートル以内というさらに厳しい規制を敷くことをドイツ政府は発表した。 さらに一部の州では、現在義務付けられている公共交通機関やスーパーなどでのマスクの着用義務に対し、そのマスクは高性能の「FFP2マスク」のみが認められるという規制を13日に新たに追加。州としてはさらに感染を防ぐ目的があるが、子どもは呼吸が苦しくなる可能性もあることから着用義務があるのは15歳以上だ。規制は18日から有効だという。数週間は規制を破っても罰金は科さないそうだが、数週間後には公の場でFFP2マスクを着用していない場合、罰金が科される予定だ。 ドイツ国民は、これまでは厳しいロックダウンであっても大多数の人が理解を示し従ってきた。だがこのマスクの規制に対しては現地でも多くの批判が寄せられているようだ。 30代のドイツ人男性はFFP2マスクの着用義務について「流石にやりすぎ。冗談かと思った」と皮肉を込める。発表から数日後には規制が敷かれることに対しても「急すぎる」と怒りをあらわにした。また別の30代の男性は「FFP2マスクを導入するより、社会的距離の徹底を義務付けた方がいいのでは」と疑問をぶつける。スーパーでは大きさに応じて人数制限を設けなければならないにもかかわらず、それを無視して混み合っていることがあったり、公園で大人数が集まって話したりしている姿をよく見かけるそうだ。 別の40代の女性は「FFP2マスクでどれだけ感染拡大を防ぐことができるのか」と指摘。FFP2マスクを着用することよりも、その弊害を心配し、「普通のマスクでも酸欠になって頭痛がする。コロナ以外の心配もある」と口にした。 なお、FFP2マスクの着用義務が発表されるや否や、通販でFFP2マスクを購入する人が増え、購入できるサイトはあるものの次々と少なくなっていった。ドラッグストアでも売り切れているところが増え、手に入れるために苦労した人は多い。ドイツに住む30代の女性は「大手の通販では売り切れていたから、買いに出た方が早いと思い薬局まで足を運んだ。薬局にはまだ数が十分あったけど、子どもを連れてマスクのために出かけるのは大変だった」と嘆く。 >>日本では大絶賛、メルケル首相の“エモいスピーチ”現地の反応は?「今さら」「普通のこと」冷めた声も<< しかしながら買い占めは行われてはいないようだ。州知事が「FFP2マスクは十分にある」と発言したことで数に関する不安は消えたことと、これまで幾度となくロックダウンを経験し、トイレットペーパーなどを買い占めたものの、結局数日後には店頭に並んでいた経験を多くのドイツ国民が経ているため、買い占めることに対する執着が薄れていることがその理由だろう。SNSでは「数は十分にあるらしい」という声も広がっていて、今のところ目立った転売は行われていない。 少数ではあるが一部の国民からは「コロナを封じ込めるためにはやれることは全てやるべき。感染は抑えきれていないし、決断した州知事の勇気を称えたい」と賛成の声も挙がっている。 現場では戸惑いや怒りの声が飛び交っている。FFP2マスク着用義務の効果は見られるのだろうか。その結果によっては世論が変わってくる可能性もあるだろう。
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社会 2020年12月26日 06時00分
日本では大絶賛、メルケル首相の“エモいスピーチ”現地の反応は?「今さら」「普通のこと」冷めた声も
新型コロナウイルスの第3波がきていると言われているヨーロッパ。ドイツでは、11月に学校などは通常通り運営される“部分的なロックダウン”が運用されたものの、感染者は減るどころか増加し、多くの州で12月16日あたりからさらに厳しい規制を敷く“ハードロックダウン”が導入された。学校は休校、これまで開いていた小売店や美容院も営業は許可されず、現在はスーパーマーケットや薬局など生活に必要とされる店のみが営業を許されている。引き続き、飲食店はテイクアウトのみの営業が可能で、仕事についてはできる限りの在宅ワークが推奨されている。 しかしそんなハードロックダウンが敷かれてもドイツにおける新型コロナウイルスの感染者数は落ち着きを見せず、ドイツの人口約8302万人に対し、ここ数日の1日当たり新規感染者数は3万人前後、1日の死者数は1000人近くと過去最多を記録し続けているのだ。 そんな中、日本で絶賛されているのがドイツのメルケル首相によるスピーチだ。メルケル首相は12月9日、事態を深刻に受け止め、国民に、クリスマスに厳しい規制が敷くことが必要と訴えるとともに、クリスマスを例年通り過ごせないことに対し「心から申しわけありません」と謝罪するスピーチを行った。日本では「感動のスピーチ」などと称賛する人が多いが、ドイツ国民はどのように捉えていたのだろうか。 とある30代のドイツ人女性はメルケル首相のスピーチ後に「感染の可能性を高めるような行動は控える雰囲気が出てきた」と明かす。クリスマスは例年通り、実家に帰る予定だったが、メルケル首相のスピーチの心を打たれ、今年は中止したそうだ。 一方で、40代のドイツ人男性は「こうなることはもっと前から分かっていたはず」と、ハードロックダウンに踏み切るタイミングの遅さを指摘し、「今さら、感情をあらわにされても」とメルケル首相のスピーチを批判。男性はメルケル首相がスピーチする前からクリスマスはどこにも行かないと決めており、スピーチが何か大きな影響を与えたわけではないと主張した。 >>風邪もハーブティーで治す? 薬すら拒否するドイツ人、コロナ予防ワクチン接種開始への反応は<< また別の40代のドイツ人男性も「メルケルのスピーチは首相として普通のことを言っただけ」と指摘。クリスマスは、「自らの世帯に加え、親族4人までの大人の集まりは可能(14歳以下の子どもはこの制限人数に含まれない)」という法律で決められた人数内で集まる予定だという。メルケル首相のスピーチに対しては「特に何も思わなかった」そうだ。 「ドイツでは様々な反応がありますが、メルケルの演説後、国民の意識は明らかに変わったと思います。これまでドイツでは、店の中や電車など指定された場所以外ではマスクをしていなかった人が多かったですが、道でもマスクをする人が多く見受けられ、近所の人がすれ違いざまにあいさつする時もマフラーを口に当てたりマスクをわざわざ取り出したりするようになりましたね。メルケルのスピーチは現地でも話題になっているので、より事態を深刻に受け止めるようになった人が増えたのだと思います」(ドイツ在住日本人) ドイツ人にとって、クリスマスは家族が集まる大切な日である。しかし今年はメルケル首相の訴えが国民に届き、クリスマス以降、さらなる感染者が増えるという事態にならないことを願うばかりだ。
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社会 2020年12月13日 06時00分
風邪もハーブティーで治す? 薬すら拒否するドイツ人、コロナ予防ワクチン接種開始への反応は
イギリスでは8日から新型コロナウイルスワクチンの接種が開始され、新型コロナウイルスの収束に期待を寄せる声が高まっているが、接種した人がアレルギー反応を示すなど、不安な面もぬぐいきれない。ドイツでは来年の1月から、イギリスと同じくドイツのビオンテック社とアメリカのファイザー社が開発したワクチンの接種が開始予定だが、ドイツ人は新型コロナウイルスワクチンの接種に対してどのように考えているのだろうか。 そもそもドイツでは、日本に比べ、ワクチンの接種に後ろ向きな人が多い。ドイツでは子どもは日本とほぼ同じ種類の予防接種を受けるが、ドイツに関するニュースを配信している海外サイト『IamExpat』によると、2歳までに推奨される種類の予防接種を拒否する子どもは都市部では9パーセント、地方では2パーセントにも上るそうだ。実際、子どもを持つドイツ人の両親からは「ワクチンは科学的に作られたもの。それを体に入れるなんて嫌だ」「小さい子どもの体に自然でないものを入れたくない」など、子どものワクチン接種に拒否反応を示す声が挙がっている。 「ワクチン接種に懐疑的な母親は日本に比べてかなり多い印象です。だからといって、特に特別なにか病気にかからないような対策をするわけではないのですが、病気になるのは自然なことで、それを自然に治す方が免疫はきちんとつくし体にいいと思っているようですね。しかし、実際には子どものうちに受けるべき予防接種をしないと、幼稚園や小学校に入学できないケースもあるので、幼稚園や小学校入学までには大多数の子どもが接種しますね」(ドイツ在住日本人) >>政府が制作したコロナ関連動画がバズる「日本だったらありえない」の声も 感染拡大もドイツ人に余裕があるワケ<< ドイツではこういった背景があるものの、新型コロナウイルスワクチンの接種に対しては比較的前向きな人が多い。現地の報道によると、5〜7割のドイツ人が積極的に接種したいと考えているという。現地の声を聞いてみると、接種に前向きなのは、自国の製薬会社がワクチンの開発に携わっているというのも理由のようだ。 とある30代のドイツ人男性は、ドイツは医療に優れていることを挙げ、これまでに類のないワクチンであってもドイツの会社が開発に携わっているワクチンであれば「信頼できる」と明かす。ワクチンの副作用に対してはあまり恐怖心を持っておらず、「コロナにかかることに比べたら怖くない」そうだ。 一方で後ろ向きな人も一定数いる。40代のドイツ人女性は、自国民は薬に頼ることがあまり好きでないと明かしつつ、「ドイツ人は風邪をひいても風邪薬に頼らず、ハーブティーで治すのに、得体の知れないワクチンを打つなんてもってのほか」と話していた。実際、ドイツ人は薬やワクチンといった類のものを嫌う傾向にあり、それも接種をちゅうちょする理由になっているようだ。 「コロナがはやる前、インフルエンザのワクチンを打とうとクリニックに相談したら、先生に『インフルエンザはそこまで重症にならないし、ワクチンで予防することはおすすめできない。副反応は低いとはいえ、特に子どもにはワクチンを打ちたくない』と言われ、2歳の娘は予防接種をしてもらえませんでした。コロナワクチンの開発にはドイツの会社も関わっていますが、そもそもワクチンに後ろ向きな環境がドイツにはあるのに、信頼して接種していいかなんとなく不安になります」(前出・ドイツ在住日本人) ワクチンの接種率が新型コロナウイルス収束の鍵となるが、ドイツでの接種率が実際どれほどになるのかは不透明である。記事内の引用について「Majority of two-year-olds in Germany missing crucial vaccines」(IamExpat)よりhttps://www.iamexpat.de/expat-info/german-expat-news/majority-two-year-olds-germany-missing-crucial-vaccines
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社会 2020年11月28日 06時00分
政府が制作したコロナ関連動画がバズる「日本だったらありえない」の声も 感染拡大もドイツ人に余裕があるワケ
ヨーロッパでは新型コロナウイルスの第2波が深刻化し、多くの国が再びロックダウンの措置を講じている。ドイツは11月初旬、ヨーロッパ各国に先駆けて早々とロックダウンしたが、感染者数は依然として増加し続け、ここ数日の1日の新規感染者は2万人前後だ。11月26日には現在行われているロックダウンが12月20日まで延長されることが発表され、いまだ予断を許さない状況が続いている。そんなドイツで今、政府が制作したとある動画がバズっているという。 >>日本の「コロナ差別」に疑問? バカンス明けのドイツ、感染者急増も世間は冷静<< その動画とは、今から何十年後かの未来という設定で、一人の老人男性が2020年のコロナ禍について語るというもの。動画の中で男性は「コロナの第2波が来たとき、私は22歳で毎日パーティーをしたい年頃だった」「でもあの頃、私たちは新型コロナウイルスと戦うためにソファの上に1日中いたんだ。私たちにとって何もしないことが武器だった。そんなふうに家でダラダラする人こそが英雄だった」「当時を思い出すと今でも笑えてくるよ」などと話し、過去の設定である2020年の冬を振り返る。動画は、コロナ禍で外出自粛など日々の暮らしに制限がかかりストレスを抱えている人々に対し、「家にいることは今年は特別なことである」と訴え、気持ちを少しでも前向きにしようという想いで、ドイツ政府名義で発信したそうだ。 動画は、1分30秒ほどの短いものだが、11月14日にドイツ政府の公式YouTubeチャンネルで公開されると、ドイツ国内のみならずヨーロッパを中心に拡散され、11月27日現在、109万回以上再生されている。ドイツ政府が公開した動画はドイツ語だが、有志らが英語字幕やスペイン語字幕などをつけてTwitterやFacebookに投稿し、それがドイツ以外の国でも拡散された。この動画を見た人たちからは称賛の声が寄せられているようだ。 「ドイツのSNSを見ると、『自分も何十年後かにこうやって振り返ることができたらなと思った。勇気をもらった』『何もしないことが英雄という言葉が心に響いた』などの声が挙がっています。動画は周辺国にも拡散されていて、とあるイギリス人男性は『家にいることを英雄に見立てるアイデアがすごいし、外出ができない毎日だけど前向きになれた。政府がこんなアイデアにあふれた動画を作っていることがすごい』とSNSでつぶやき、とあるスペイン人女性は『恐怖をあおらず市民にステイホームを呼びかけている、素晴らしい』とつぶやいています。在独日本人はこの動画が政府制作というところに驚く人が多く、最後の“当時を思い出すと今でも笑えてくる”という部分は『日本だったらたたかれてるね』と声をそろえます」(ドイツ在住日本人) ドイツでは、政府が少し面白みを加えた動画を公開しているが、動画に対する批判の声はほとんど挙がっていない。第2波が到来しても、心に余裕がある点が大きいだろう。 ドイツは現在、レストランやバーは閉まり、大きなイベントも中止されている。しかしもともとドイツ人はお金を使わない遊びが得意だ。友人と集まるとなると「飲みに行く」という選択肢が多くなりがちな日本とは違い、公園でピクニックを楽しんだり、自宅に集まり料理を楽しんだりする。ロックダウンで集まれる人数の制限はあるものの、レストランが閉鎖し、イベントがないからといって不便さを感じている人は少ないようだ。 また、今年の春に訪れた第1波を乗り越えたという自信がある人が多い点も、ドイツ人が心に余裕がある理由の一つだろう。第1波では、周辺諸国に比べ、ドイツで医療崩壊はほぼ起きず、「ドイツは大丈夫」と思っているドイツ人が多い。政府のコロナ対策に不満を持つ人も少なく、ある程度の団結が取られ、それが心の余裕につながっているのだ。 「日本ではSNSを見ると政府のコロナ対策を批判する声が目立ちますが、ドイツではどちらかというと称賛する声の方が多いんです。周辺諸国に比べてまだ感染者が少なかった時期に2回目のロックダウンに踏み切ったことや、経済的な支援をいち早く決定するなど、特に政府のスピード感に信頼を寄せる人が多いですね。もちろん、一部で批判する声やメディアもありますが、少なくとも私の周りでは政府の方向性に心配するというより、安心している人ばかりです」(前出・同) もうじき訪れるクリスマスはドイツ国民にとっては大事な行事の一つであるが、今年はひっそりと祝うことを受け入れている人が多そうだ。記事内の引用についてBundesregierungのYouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/user/bundesregierung
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社会 2020年11月14日 06時00分
フランス、警察がアジア人に「顔全体を覆え」 差別横行で外出時は恐怖「下を向いて歩く」の声も
欧州では再び新型コロナウイルスの流行が広がり、各国がロックダウンに踏み切っているが、流行に伴い深刻な問題と化しているのが「アジア人差別」だ。特にフランスは差別が顕著で、ロックダウンとなったことで人々のフラストレーションがアジア人に向き、新型コロナウイルスの流行はアジア人のせいだとして危害を加えようという運動がSNSを中心に展開されている。SNSでは1週間ほど前から「アジア人を見かけたら殴れ」「アジア人に制裁を加えよ」といった言葉が多く投稿されてきたが、ここにきて、実際に被害を受けたアジア人が出てきたようだ。 >>「アジアの女には性的虐待をしたって構わない」コロナ感染再拡大で欧州に広がるアジア人差別、手を出された被害者も<< パリに住む20代の中国人女性はマスクをきちんと着用して電車を待っていると、警察官に止められ、「マスクをしろ、もっと顔全体を覆え」と因縁をつけられたそうだ。女性はきちんとマスクをしていたと説明してその場を去ったが、警察官はわざと女性に聞こえる声で周囲の人と悪口を言い始めたという。 「私がその場を少し離れると、警察官は近くにいたフランス人と『アジア人は電車に乗るべきではない』『アジア人はコロナを運んだ。アジア人がしたことは許されない』と話していました。悲しいというより、そんなふうに言われることが怖かったです」(20代中国人女性) また20代のベトナム人女性はマスクをして礼儀正しくバスに乗っていたにもかかわらず、近くにいた老人男性と中年男性の乗客に「アジア人はさっさとバスから降りろ」「フランスから出て行け」と罵られたそうだ。聞こえないふりをしていると、中年男性につばを吐くような仕草をされ、身の危険を感じたと振り返る。 さらに在仏アジア人家族も被害に遭っている。フランス在住歴が10年近くになる中国人家族は、幼稚園に通う息子が周りの子どもたちから「コロナ」というあだ名で呼ばれていたことにショックを受けたそうだ。しかしもっとショックだったのは、子どもたちの親の態度だという。 「子どもの差別発言を聞き、親は注意するものだと思っていましたが、むしろ『〇〇君(息子の名前)には近付かないように、〇〇君たちのせいでフランスは大変なことになっているのよ』といったことを言っていて悲しくなりました。今は、息子を幼稚園に行かせるのもためらっています」(中国人家族の父親) 日本人もアジア人として差別の対象になってはいるものの、あまり外出をしないなどの対策を取っているからか、目立った実害は出ていないと在仏日本人は話す。しかし日常生活で差別を感じる場面に遭遇することはあるそうだ。 「2回目のロックダウン後、仕事で会った人に、『コロナじゃないよね?』と言われることは数回ありました。相手は冗談のつもりでしょうが、そういった冗談を言っていい雰囲気があることに憤りを感じます。フランス社会が差別を許していると言わざるを得ません。私の周りの日本人に話を聞くと、どうしても外出しなければならない時は、帽子を目深にかぶったり下を向いて歩くという人は多いです」(フランス在住日本人) こういった差別に対しては在仏アジア人たちが「#JeNeSuisPasUnVirus(私はウイルスではない)」というハッシュタグをつけてSNS上で差別反対を訴え対抗している。すべてのフランス人がアジア人差別に関与しているわけではないものの、つらい思いをしている在仏アジア人は少なくはないようだ。
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