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次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol61 スーパーニュウニュウ)

 クオリティ度外視、インパクト絶大の小道具。作りに作ったその総数は、部屋に保管できないほどだ。阿鼻叫喚の末、小道具を破壊するコント。突飛すぎるぞ、この2人。(伊藤雅奈子)

 ――最近はテレビで観る機会が増えました。

 ふるや「観てた番組に出れるようになってきて、この2年ぐらいで。KinKi Kidsが好きで、そこを目指して生きてきたんですけど、『ナカイの窓』(日本テレビ系)に出してもらえることがあったりして、そこ(KinKi)飛び越えて、上(SMAP)いっちゃった。自分は売れる売れないより、KinKiに会えるか会えないかがラインなんで」

 ――メディアに出るとき、「KinKi Kids」を口にしようと決めているんですよね。

 ふるや「“結婚したい”って言い散らかしてるんで、コンサートに行ったらファンに殺されるんじゃないかと思って、マスクにヘルメットかぶって行ったことがあるんですけど、全部はずしても大丈夫でした。丸腰(笑)。今年の誕生日も、1人で過ごすのは嫌なんで、あえて(堂本)光一の『Endless SHOCK』を観にいく日に合わせてて。そしたら、前から5列目。光一は飛ぶんですけど(フライング)、ピチピチのズボンをはいた股の部分を、真下から観ることができた誕生日でした」

 ――一方の大将さんは、どんなところがセールスポイントで?

 大将「酒を飲むぐらいですけど、暇なとき、絵を描いたり何かを作ったりっていう、工作は昔から好きでしたね。このコンビになってから、小道具でウケて、どんどんデカくなって今に至っているので、役立ってます」

 ふるや「でも、次生まれ変わったらもう、小道具芸人はいいかなぁって。早くドラえもんの時代が訪れないかって思う、スモールライトがあってほしいんで。保管も、移動も大変なんで」

 大将「確かに苦労は多くて。去年のハロウィンの日、『内村てらす』(日本テレビ系)の収録だったんですけど、その日は等身大の内村(光良)さんの人形を作ってたんです。で、帰ろうとしたら、“渋谷で飲もう”って、三四郎の小宮さんから連絡があって。渋谷のハロウィンって、めちゃくちゃ人多いじゃないですか。そんななか、内村さんの人形を持って歩くなんて、自殺行為。でも、放送前だから、バレちゃいけないから、自分の舞台衣装を内村さんの顔に巻きつけたんですけど、拉致した人が死後硬直したみたいになっちゃって(笑)。“事件じゃねぇか!?”、“ヤバイんじゃない?”とか言われたり、白い目でジロジロ見られたりしながら、ダッシュしました」

 ――小道具の苦労は尽きないでしょうね。

 ふるや「大きくても、そこまでのウケがない瞬間が多いです」

 大将「完成度が高くて、すごくデカいものができたとき、満足するんですよ。で、ネタ繰っていっても、すべるという(笑)。それでも、捨てるに捨てられないので、いつかは日の目を浴びるだろうって、全部置いてます」

 ふるや「作家さんのところで。1万払って」

 大将「さすがに、部屋には置けないです、頭おかしくなりますよ。生首だけとか、割かれたヘビとかなんで(笑)」

 ――今後、出たい番組を教えてください。

 大将「“キングオブコント”は決勝に行きたいですね。ダウンタウンさんというお笑いのトップが、僕たちのネタをどう評価するかっていうのは、気になります。あと、『NHK新人お笑い大賞』本選に2年連続で行かせていただけたんで、子どもと一緒のNHKの番組とかに呼ばれたらなぁと。小道具を一緒に作って…」

 ふるや「最後に、バ〜ンッて一緒に壊す」

 大将「それで、片づけも覚えるという。あっ、いいですね、これ」

【プロフィール】大将(左) '84年4月生まれ、岩手県出身。ふるやいなや '88年2月生まれ、神奈川県出身。2012年コンビ結成。マセキ芸能社所属。事務所ライブ『パンキッシュガーデン』は、毎月7〜11日に開催中。詳細は公式サイトで。http://www.maseki.co.jp/

(次回は17年3月最終週に更新)

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