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ジャニーズタレントたちの待遇アップをもたらした“キムタクの乱”とは?

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 惜しまれつつ16年末で解散した国民的アイドルグループSMAPだが、ファンの間でいつの間にか“戦犯”のように扱われてしまったのが木村拓哉だった。

 「当初、メンバー5人全員が元チーフマネジャーとともに独立するはずだったが、木村が翻意。そのため、3人のみが独立し、木村はジャニーズの幹部の評価が上がり、将来の幹部候補になった」(芸能プロ関係者)

 その影響で、17年のGW公開の主演映画「無限の住人」は周囲も予想外の大コケ。しかし、18年1月期の主演ドラマ「BG〜身辺警護人〜」(テレビ朝日系)で復調。今年公開の主演映画「マスカレード・ホテル」は興行収入46億円を突破。今後、いずれも主演の連ドラと特番ドラマの放送を控える。

 「主演した月9ドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)の大ヒットで、SMAPの中でもジャニーズの中でも特別な存在となったキムタクですが、当時、ひと騒動を巻き起こし、結果、ジャニーズタレントたちの待遇改善にひと役買っていたのです」(ベテラン芸能記者)

 騒動の発端となったのは、「ロンバケ」のヒットと同年に、聞き慣れない版元から発売された写真集「木村拓哉」(川島インターナショナル刊)だったというのだ。

 「版元はキムタクの父親が関係する会社。今ならとても考えられないことですが、父親は写真集の発売をとがめるジャニーズの幹部たちに対し、いかにキムタクが薄給であるかを理路整然と説明し、独立や移籍をほのめかしたのです。まさに、“キムタクの乱”とも呼べる大胆な行動でしたが、ジャニーズはなんと版権をその会社に譲渡。そこで“手打ち”ができたのか、後日、ワイドショーのインタビューでキムタクは週刊誌で報じられた独立説や薄給を否定。しかし、翌年から年収は跳ね上がり、ほかのSMAPのメンバーたちや後輩たちも給与がアップしたんです」(同)

 かつて、木村の“捨て身”の行動がジャニーズ幹部を動かしていたようだ。

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