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前野健太VS神聖かまってちゃんのライブのチケットが買えない

 神聖かまってちゃんのライブはしょっちゅう東京でやってるんだけど、最近チケットを買うのが大変になってきた。「メジャーでビューも決まったし、もう自分が追いかけなくてもいいか!」などと考えはじめた。この間原宿のライブに行ったから、次はスルーしようと思った。しかし、6月11日に渋谷LUSHでやる神聖かまってちゃんのライブのジョイント・アーティストが映画『ライブテープ』の前野健太と知って、これは行かないワケにはいかん! と思うのであった。

 渋谷LUSHってライブハウスは宮益坂の方にあって、話題の小沼雄一監督の映画『結び目』(http://musubime.amumo.jp/)を上映するシアター・イメージ・フォーラムもそっちらへんなんだけど、同じ渋谷でも行くのが面倒くさい方向。しかもLUSHって地下にあってライブ前は階段が人でごった返すわ、誘導が雑(チケット入手方法別に5列に並べとか)だわで大キライ。でもかまってちゃんと前野のチケットはもう店頭にしか無いというのでわざわざ昼間に行ってみる。買えたけどもう3枚しか残ってなかった(その日は5月中旬)。もちろんローソンでは売り切れ。ソールドアウトってやつね。

 ひとまず買えて安心。ここで前野健太というアーティストについて語ろう。前野さんは東京を中心にストリートライブなどをやっている30才位のお兄さんで、見た目は昔の井上揚水みたい。アフロにグラサン、いつもアコースティックギターをもっている。前までそんなに有名じゃなかったんだけど、テレビ朝日系深夜の人気番組『お願いランキング』の「ピリ辛!シネマアカデミー」ってコーナーに登場する、口から生まれたクリオネのごとしよくしゃべる、童顔系映画監督の松江哲明という人が、『ライブテープ』というドキュメンタリー映画に、前野を納めて昨年末に公開し、それで知られる存在に。記者は昨年、この映画のプロモーションイベントに押しかけて、その後配給会社に無視されるという痛手を負ったが、わざわざサングラスを取って取材のお礼を言ってくれた前野さん自体は男前でとてもいい人だった。(松江さんは普通)その日はバタバタしてちゃんと聴いてなかった彼の歌をもう一回しっかり聴きたいと思っていたところだ。

 とりあえずチケットは買えた。あとは楽しい当日を待つばかり。しかし、神聖かまってちゃんと前野健太ってちっとも音楽的にしっくりこないけど、まあいいや。ぶっちゃけ前野さんの歌の歌詞って、オナニーだとか、とんこつラーメンだとか、こころに脂肪がついたとか、メロディーに反してあんまり爽やかじゃないし。かまってちゃんの「死ね死ね佐藤」といい勝負かもしれない。

 6月11日(金)渋谷LUSH 【LUSH 5th Anniversary】 BELL'presents 〜3分で幸せになる100の方法 Vol.3〜 はSOLD OUT!! (当日券出ないかも。詳しくはhttp://www.toos.co.jp/lush/)で。入り口は混んでるけど、6月のライブは粒ぞろい!
映画『ライブテープ』は東京の公開は大体終わり、ただいま全国をゆっくり回って公開中。詳しくは オフィシャルHP(http://spopro.net/livetape/)をチェック!
<コダイユキエ>

写真:映画「ライブテープ」イベントより

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