まず、未開封の水は腐ることがない。腐るというのは、有機物が細菌によって変質してしまうことだ。水は無機質のため、密封し不純物が混ざらなければ腐ることはない。一度開封してしまうと、細菌が入り込んでしまうため、早期に消費しなければいけなくなる。
ウォーターサーバーを販売する「プレミアムウォーター」では、賞味期限を「3~6カ月」、サントリーの「天然水」は、「未開封状態で、製造月から18カ月」としている。ウォーターサーバーの容器とペットボトルでは少し違うようだ。
Yahoo!ニュースでは、賞味期限の印字について「おいしさの目安ではなく、表示された容量が『この時期までは入っている』と担保できる期限」と報じている。
ネット上では、「これは広く知られるべき」「今は10年保存の水とかもあるよね」「内容量の保証期間であって賞味期限ではないという」「ペットボトルの水なんか相当賞味期限長いじゃない」といった声が上がっている。
開封済みのものは、コップに注いで飲んだにせよ、口を直接つけて飲んだにせよ、そこから細菌は入ってしまうのですぐに使い切った方がいいだろう。しかし、未開封のものであれば、しっかり保存すれば容量が減ることはあっても品質にはさほど影響を与えないだろう。メーカーとしては安全に配慮した表記になっている。しかし、被災地で10年以上保存されていた水を使用しても大丈夫だった例がある。あくまで目安と考え、匂いや味が変でなければあとは自己判断と自己責任で飲んでも大丈夫だろう。