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84歳男、民家に1人で押し入り取り押さえられ逮捕 高齢者の大胆犯罪に「世も末」の声

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画像はイメージです

 9日、鹿児島市内の民家に侵入し金を盗んだとして84歳の男が逮捕されたことが判明。高齢者による凶悪犯罪に驚きと批判が広がっている。

 事件が発生したのは9日午前3時頃。鹿児島市内の一軒家に忍び込み、金を盗もうと物色した。すると、この家に住む69歳の女性が異変を察知。「泥棒」と叫ぶと、67歳の夫が駆けつけ、2人と格闘。手や足に打撲などの軽傷を負ったものの、なんとか取り押さえることに成功。その男は、なんと84歳だった。現金約2万円が無くなっているという。

 取り押さえられた後、駆けつけた警察官に強盗致傷の疑いで逮捕された男は容疑を認めており、「最初から金を盗む目的だった」と話しているという。80代の男性が金欲しさに住宅に忍び込み、盗みを働くとは驚きだ。

 この犯罪に、「そんな年齢で盗みを働こうとするなんて世も末」「長生きしたくなくなった」など、同情的な声が。一方で、「84にもなって人のものを盗もうとするなんて、過去にも同じような犯罪をしているとしか思えない」「許せない」との声も。さらに、「政府がもっとケアするべき。税金を取るだけ取って、絞り尽くしたら知らんふりするのか」「年金制度が崩壊している。今後氷河期世代が高齢者になると、この類の犯罪が多発するのではないか」という指摘もあった。

 高齢化社会が進む日本。高齢者が標的にとなる詐欺事件が横行する一方で、高齢者が加害者となり、犯罪を起こすケースも増えている。特に高齢者は食料品などを万引きするケースが社会問題化しており、保護観察や矯正教育を受ける機会がないため、再犯率が高い。

 また、店側も「おばあちゃんやおじいちゃんが悪いことをするわけがない」と、甘く見てしまっていることも事実だろう。しかし、現状では他の世代と何ら変わらぬ「悪さ」を持っている。万引きについては、必ずしも生活困窮者が犯人というわけではなく、ある程度の財産を持つ人間でも「寂しさ」から罪を犯してしまうことがある。

 寂しい話ではあるが、高齢者だからといって「犯罪をしない」ということは決してない。福祉の充実が図られているとは言い難い世の中で、犯罪に走ってしまうケースは多いと言わざるを得ない。高齢者といえども、性善説を採用せず、疑ってかかることも必要な世の中になったということなのかもしれない。

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