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ドリフト大会中に前輪が外れ、直撃した女性が死亡 運転手と整備士が書類送検の方向で賛否

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画像はイメージです

 2016年、栃木県宇都宮市の日光サーキットで、ドリフト大会で走っていた車から右前輪が外れ、近くにいた女性に直撃し亡くなった事件で、警察が運転していた40代男性と整備担当の50代男性を書類送検する方針であることが判明し、賛否を呼んでいる。

 この事故は2016年11月20日に発生したもので、ドリフト大会に参加していた40代の男性ドライバーの車が練習走行中、右前輪が外れ、20メートル離れた地点で、審査員のコメントを無線でドライバーに伝える「スポッター」という役割を担っていた別チーム所属の35歳女性に直撃。救急搬送され、その後亡くなった。

 ​​>>43歳男、『頭文字D』に憧れ山道を暴走し書類送検 “まさかの車種”での行動にも呆れ声<<​​​

 警察はこの事故について、運転手と整備士が走行前に車の不調に気がついていたにもかかわらず、十分な点検を行わず走行させた結果であると断定。今週中にも、運転手と整備士の2人を業務上過失致死の疑いで書類送検する方針を固めたと報じられた。なお、前輪が外れた理由は、タイヤを固定する部品が金属疲労のため折れたためとされている。

 このニュースに、「不幸な事故だけど、運転手と整備士の責任にするのはちょっと無理があるのでは」「これで罪に問えるとは思えない。整備不良は問題だけど…」「もしこの罪が認められたら、サーキットにドライバー以外の人間が出ることは難しくなる」「サーキットだし、前輪が外れた理由も金属疲労だし、本人たちは想定外だったと思う。これで罪に問うのはかわいそう」と、書類送検は無理筋とする見方が上がる。

 一方で、「安全対策をしていなかった主催者側に責任があるのでは」「罪に問うとすれば、連絡係の安全対策を怠った主催者なのではないか」という声も出た。

 いずれにしても、かなりレアケースで、亡くなった女性には不幸としか言いようがない事故。今後この件がどうなっていくのか、注目したい。

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