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尾木ママ「何故、日本だけがいじめが多いのか」日本学術会議問題を“島国の閉鎖社会”に例え疑問の声

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尾木直樹氏

 教育評論家の尾木直樹氏こと尾木ママがブログにつづったある文が、批判を集めている。

 ​>>「信じられない愚策」尾木ママ、“小中学校スマホ持ち込みOK”に反対 ネットでは賛否意見が真っ二つ<<​​​

 尾木ママは4日にブログに「島国の閉鎖社会性」という記事を投稿。その中で、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)に触れつつ、「〈いじめ返し〉は加害者と同じ行為で原則的にダメだと大方の意見の一致が見られたように思います」とつづりつつ、「問題は 何故、日本だけがいじめが突出して多いのか?しかも、いつまでも減らないのか?なにが海外と違うのか?」と問題提起。その答えについて、「教師も社会も政治の世界も、多様性を認め難い同調圧力に弱く排他的な島国根性の風土性」「自己主張させないで、空気を読んだり、忖度で全て動く文化」「民主主義や人権感覚の遅れ」と日本でいじめが起きがちな環境を指摘し、「今、話題の日本学術会議メンバー六人外しなどまるで【いじめ的手法】に見えて仕方ありません」と、日本学術会議問題を持ち出した。

 また、尾木ママはこのニュースを見た子どもたちについて、「いじめ方の見本にならないか心配です」といい、「民主主義 多様性の認め合いインクルーシブ社会への展望が見えてこない出来事ですね」と指摘。「いじめ返しの発想が生まれる日本の閉鎖社会の問題の根深さすごく気になる尾木ママです」とつづっていた。

 しかし、このブログに対しネットからは、「いじめって日本だけの問題じゃないんだけど…」「いじめは日本だけの問題じゃないのに、日本学術会議の問題と結びつけるのは無理がある」「これがいじめになるならこの世で起こることの大体がいじめ問題になる」といった批判が集まっていた。

 いじめ問題は決して日本特有の問題ではなく、海外でも社会問題となっており、社会学者の森田洋司氏の「いじめによる被害発生率とその国際比較」にある「『いじめの被害経験の有無』に関する各国の構成」によると、「被害経験あり」と答えたのは、日本は13.9%、イギリスは39.4%、オランダは27.0%、ノルウェーは20.8%と、決して日本が多いというわけではないというデータもある。

 日本学術会議問題を無理に島国特有の閉鎖性につなげ、あたかもいじめ問題が日本だけの問題と読めるようなブログをつづった尾木ママに、困惑の声が多く寄せられてしまっていた。

記事内の引用について
森田洋司「いじめによる被害発生率とその国際比較」より
https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/DB00010139.pdf
尾木直樹公式ブログより
https://profile.ameba.jp/ameba/oginaoki/

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