search
とじる
トップ > ミステリー > 調査の結果生存が明らかに! 絶滅生物の枠から蘇った生き物たち

調査の結果生存が明らかに! 絶滅生物の枠から蘇った生き物たち

pic pic

画像はイメージです

 すでに絶滅してしまったはずの生物が今も密かにどこかで生き残っているのではないか、という話はたびたび聞かれる。例えばタスマニアタイガーやシベリアのマンモスなどは今でも目撃したという証言や映像があり、一種の未確認生物として扱われることもある。

 だが中には生物学者らの長年の調査の積み重ねや全くの偶然から、絶滅していなかったことが判明したこともある。我が国ではクニマスの事例などがその最たるものだろう。同様の発見は近年でも報告されている。

 昨年10月、インドネシアの南カリマンタン州で2人の男性が見たことのない鳥を発見。うまく捕獲することができたので、写真を撮影して森に放してやった。最初はこの地域に生息するズグロジチメドリに似ていると思ったそうなのだが、どうも特徴が違うようだったので専門家に見せることにした。すると驚きの事実が発覚したのである。なんと、1840年代後半に1羽が捕獲され、標本が残されたきり目撃例が報告されていなかった鳥だったのだ。

 この発見報告を耳にした世界中の鳥類学者からは喜びの声が上がったという。オーストラリア国立大学の研究者・Ding Li Yong氏は「涙が出るほどうれしい発見でした。これは例えるならリョコウバトが見つかったときのような、インドネシアの鳥類学にとって本当に大きな出来事です」と語っており、現地には調査の依頼が殺到しているという。

 ​>>日本にスレンダーマンが出現か!?ネットを騒がせた人型UMA<<​​​

 また1998年、オーストラリア南東部のビクトリア州は固有種である淡水魚Southern Purple Spotted Gudgeonが絶滅した、と発表した。小川や湖の岩陰などに生息している、青い体に濃い紫色の斑点模様を持つカラフルな体の小さな魚である。オーストラリア国内でも南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州など限られた地域にしか生息しておらず、絶滅危惧種となっていた。

 しかし、2019年にビクトリア州ケラング近郊のミドルリーディで、なんと1匹が生息していた様子が確認されたのである。目撃証言を元に当局が湖で調査を行ったところ、幸い79匹の捕獲に成功。ビクトリア州の水域管理局はこの魚に「ゾンビフィッシュ」というニックネームをつけ、個体数を増やしていけないか繁殖プログラムを行う予定だという。

 今後も、絶滅していたと思われていた生物再発見の報告があるかもしれない。

参考記事
'Extinct' bird rediscovered after 170 years(unexplained-mysteries.comより)
https://www.unexplained-mysteries.com/news/344356/extinct-bird-rediscovered-after-170-years
'Zombie' fish baffles scientists having 'come back to life' 20 years since extinction(dailystarより)
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/zombie-fish-baffles-scientists-having-23643576

関連記事

タグから探す


ミステリー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

ミステリー→

もっと見る→

注目タグ