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コロナ禍でのバンドマンの窮状をうかがわせた人気バンドメンバーの逮捕劇

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画像はイメージです

 特殊詐欺で被害者がだまし取られた金をATMで引き出したとして、7人組バンド・ALIのドラムス、Kahadio(本名・白井カディオ)容疑者(年齢非公表)が電子計算機使用詐欺などの容疑で警視庁に逮捕されていたことを、各メディアが報じた。

 報道をまとめると、白井容疑者は先月、公的機関職員を名乗った加害者が「医療費の過払い分を還付します」などと言って金をだまし取る「還付金詐欺」で、都内の男性が被害に遭った現金数十万円をATMで引き出した疑い。ALIの公式サイトでは「不祥事案で逮捕されました」と発表した。

 ALIは昨年11月にメジャーデビューし、人気アニメ「呪術廻戦」のエンディング曲「LOST IN PARADISE feat. AKLO」を担当。同曲は大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が今季から打席入場曲として使っている。

 逮捕を受け、ALIが担当予定だった10日スタートのTBS系アニメ「すばらしきこのせかい The Animation」の曲が別のアーティストに変更されることになってしまった。

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 「おそらく、白井容疑者がやらされていたのは、防犯カメラに顔が映って逮捕されるリスクが非常に高い『出し子』役。引き出しに成功しても、大した金額の報酬が受け取れるわけではないが、それでも犯行に手を染めてしまった。よほど、金に困っていたのかもしれない」(全国紙社会部記者)

 コロナ禍で音楽業界はすっかり苦境に追い込まれてしまうことになった。思ったようにライブ活動ができず、コロナ前に比べ大きな収入源を断たれることになってしまったが、満足な公的支援を受けることができない状態だ。

 「メジャーデビューしていても、泣く泣くアルバイトしているバンドマンも多いと聞く。ほかにも犯罪行為に手を染めているバンドマンがいてもおかしくない」(芸能記者)

 とはいえ、ファンを悲しませるようなことだけはやめてほしいものだ。 

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